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あらすじ-第2部-の続き。
↓以下をクリックすると、登場人物紹介やあらすじの確認が出来ます↓
登場人物紹介
- 第1部
-
- 第2部
-
-第3部-
1664年。ジョフレが処刑されてから3年の月日が流れた。宮廷では、貴族の財宝を盗む「闇の天使」の話題でもちきりだった。闇の天使の中に金髪で緑の瞳の女が混じっていると聞いたフィリップ・ド・プレシ侯爵は、ハタと思い当たる。
闇の天使の正体はアンジェリクとニコラの仲間たちで、没収されてちりじりになったジョフレの財宝を取り返し、形見にするため盗んでいたのだ。
ところが、とある貴族の館で盗みを働いていたところを、フィリップに捕らえられる。フィリップは闇の天使の正体と窃盗の意図を見破り見張っていたのだ。
二コラを人質に取られ、返してほしければプレシの館に取りに来いという。
ひとまず逃げる闇の天使一味。
初恋相手に窃盗に身を落とした姿を見られて涙を流すアンジェリク。
ふと入り込んだ屋敷の庭で見聞きした話から、情報通のクロードに調べてもらった所、プレシ侯爵家には、フィリップの亡き父親が50万リーブル(5億円)の借金を残していた事が判明。
借金の肩代わりに男爵の狂った一人娘と婚約することになったのだ。
アンジェリクはこの情報を使い、カンブレシー男爵家にある借金の証書を盗んでくる代わりに二コラを返してほしいとお願いする。
しかしすぐにプレシ家の仕業とバレて家名を汚すことになると断られる。それに例え相手が狂った娘だろうと、貴族は政略結婚が当たり前。結婚さえすればその後恋人を作ろうが自由であり、何も困ることは無いという。
アンジェリクは納得しない。証文は盗まないが狂った娘と結婚しなくても済む方法を考えるからそれまで二コラを投獄しないでほしいと頼み、フィリップはそれを承諾する。
アンジェリクが考えた方法・・宮廷にいるフィリップの友人から一人5万リーブルずつお金を借りて50万リーブルを集めようとしたのだ。
アンジェリクは理解していなかった。宮廷貴族が何も見返りなく大金を貸すことが無いということを。
下心をちらつかせて色目を使う宮廷の女性陣を異様に感じたフィリップは事実を知り、プレシ家に泥を塗ったと怒りアンジェリクとニコラを追い出す。
二コラを無事に取り返せて喜ぶも、心の中でフィリップを怒らせてしまったことを悲しむ。
偶然国王からフィリップへの呼び出しの手紙を預かったアンジェリクは、フィリップがいるボーフォール公爵邸に行く。
そこで見てはいけない堕落した貴族の姿を目にし、初恋相手が変わってしまったことにショックを受けるアンジェリク。
フィリップは「好きな人と結婚して欲しい」というアンジェリクの言葉がひっかかっていた。
口が軽く噂好きな宮廷の女には、お金の為に相手をすることは名誉に関わるため応じるつもりはないが、以前からフィリップに好意を持っていて、プレシ家の借金を知り力になりたいと言っていたボーフォール公の屋敷に出向く。50万リーブルと引き換えに美青年好きな公爵の愛人になったのだ。愛人になっても公爵は口が堅いのでプレシ家に傷は付かない。
国王からの呼び出しで宮廷に出向くフィリップ。
ルイ14世は、フィリップが借金の為に狂った娘と結婚するという噂を耳にし、かつて戦場で自身の命を投げ捨ててでも国王を助け出した自慢の友人である勇敢な軍人・フィリップの家名に傷を付けたくない王は、必要なお金は用意するので許可なく結婚する事を禁じた。プレシ侯爵の結婚相手は国王である私が決めると。
同じ頃、貴族というものに嫌気がさしたアンジェリクは二コラと結婚する決意をする。
二コラはアンジェリクの決意に答えるため、世間に胸を張って堂々と生きていけるよう、堅気になることを決める。
しかし窃盗団を辞めるということはボスを始めとした仲間への裏切り。二コラは仲間からリンチを受ける。
二コラがリンチにあっていることを聞いたアンジェリクは、もうこれ以上大事な人を失いたくないという思いから二コラの元へ駆けつけ、「私が原因なのだから、私も一緒に殺してちょうだい」とボスに頼む。ボスはこれ以上手を出せなかった。
窃盗団から解放された二コラはアンジェリクと結婚する。
その年の秋、フランス海域を荒らし回る海賊を退治するボーフォール公に同行したフィリップは、海賊の長が火刑にされたはずのジョフレに似ていることに動揺する。
そう、ジョフレは生きていたのだ。火刑のあったあの日、毒薬師のクレマンはジョフレの世話をしていた。初めこそ命を狙っていたが、毒薬を扱う自分を皆が避ける中、「使用人にも勉強は必要だ」といって励まし、裏切った自分を責めないジョフレ。彼を助けたいと思っていた。
ジョフレが婚約する前から彼を愛し追い回していた、スペイン貴族のカルメンシータと協力して彼を助け出したのだ。
処刑直前、ジョフレに最後のワインを飲ませた後、目隠しをされたジョフレは倒れる。クレマンがワインの中に薬を入れたのだ。
そしてあらかじめ用意してあった、姿形がジョフレによく似た死体と入れ替えた。目隠しをしているのですり替えた事は誰にも分からない。
現在は、トルコが支配するアルジェリア・モロッコと、キリスト教スペインの間にある島に海賊船を隠し、島にあるカルメンシータの別荘で生活していた。
しかし命を助けるのと引き換えにカルメンシータと結婚させられていた。
商船にカモフラージュしたフランスの軍船に隠れていた、元アンジェリクの召使いマルゴは、海賊船にいるジョフレを見つけて海に飛び込み助けられていた。
カルメンシータと結婚したと聞いてショックを受けたマルゴは、ジョフレには母親違いの弟がいることを打ち明ける。
- 第4部
-に続く・・←第4部の所をクリックするとリンクに飛べます。
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