February 5, 2003
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今日はね
あたしの大事な日
大事な大事な日
いちご記念日から
もう早一ヶ月というときが過ぎ
いつの間にか
苦しかったときが過ぎ
あたしは大きくなれたのかな
君に相応しい人に
少しは近づいたのかな
いつも恐がってばかりいた
君に嫌われること
君が離れていくこと
不安ばっかり
一緒になる前は前で
どうやったら近づけるのか
悩んでばっかり
嫉妬深いあたしだから
君の見つめる先に
あたしじゃない子がいるのが嫌だった
独占欲の塊みたい
君の笑顔の向かう先が
あたしじゃなきゃ嫌だった
初めは分かんなかった想い
気付こうとしなかった想い
でも
…ちょっとずつ分かっていった想い
…ちょっとずつ…歩み始めた想い
知らないうちに
君の名前を何度も呼んだね
…知らないうちに
君の隣に
いたね。
君にスキって言われたあの日は
外が果てしない銀世界だった
寒い夜空の下で
君とあたし
ふたりぼっち
君はあたしを誘い
あたしは君に連れられ
しばらく意味の無い話をしたよね
でもそのうち君は
ちょっと違う話をして
あたしのココロに
一番響く言葉を告げた
雪が…
雪がとけてなくなるほど
身体中が熱かった
君の一言が
全身を駆け巡ってるみたいだった
嬉しさと
恥ずかしさと
ちょっとした切なさに
泪が溢れそうになって
思わず君から目をそらしたね
そのとき君に背を向けながら
本当はどうしようかと思ったりしてた
あたしは君に相応しい人なのか
君みたいな素敵な人に
あたしなんかが一緒にいていいのか
不安はいっぱいあった
絶望にも襲われた
自分が君にとって
何の役に立つだろうって考えたとき
どうしても
どうやっても
あたしは最後まで塵のような存在で
最期まで…
でも…
そんなこと言えなかった
一言も言えなかった
結局スキって気持ちには勝てなかった
結局考えたことは無意味で終わった
自分に嘘を付いたところで
あたしはずっと後悔するって
そう気付いたから
そう…気付けたから
知らず知らずに追いかけていた君が
今 あたしをスキだと言って
知らず知らずに追いかけられていたことに
今 気付かされて
心臓の高鳴る音
震える指先を見つめていたら
不安なんて雪と共に消えていった
そしてあたしの本音の本音
あたしも一言だけ告げた
“あたしもスキです”
精一杯だった
君は分かってくれたんだね
ただ笑って
ただ微笑んで
あたしをしっかり見つめてくれた
そしてあたしをしっかり…認めてくれた
独りの日々からさよならした
二人の
いちご記念日。
あの日から一ヶ月
今までいろいろあったけど
あたしはこの一ヶ月間が本当に愛しく思う
君がいて
あたしがいて
そして
笑顔があって
周りの目とか
周りの反応とか
そんなの気にしない君がスキ
他人より
あたしを優先してくれる君がスキ
可愛い顔して
毒舌だったり
そんなところも
君だからスキ
どんどんスキになってく
どんどん君にはまってく
抜けられなくなる自分が
痛いほど分かってた
でも君なら
君ならいいかなって
傷付けられても
痛くないって
苦しめられても
泣かないって
つらい夜も
それはそれで…
…いいかな、って
そんな風に考えたことも
あったんだよ
でも実際
君はあたしを傷つけなんかしない
苦しめなんかしない
ただ
ただ…
さっきまで隣にいた君が
急に離れていったように感じる夜
独りの夜
君のいない夜は…
つらかった…かな。
君と出逢って
もう三年程経つけれど
今までどうして
気付かなかったんだろね
君という存在が
あたしの中で
こんなにも大きくなること
あの頃から
もう決まっていたのかな
トモダチという名の他人から
少しずつ
少しずつだけど
気付かぬ運命に
二人
誘われてたのかな
第二のいちご記念日に
あたしは今まで以上に思う
君に出逢えてよかった
君と出逢えてよかった
何もなかったあの頃が
すごくもったいない気がしてた
でもあんな無駄に見えた日々
それがこんなにも
あたしたちを支えてくれてたんだね
ありがとう神様
ありがとうかみさま
大事な人に
大事な大事な人に
めぐり逢わせてくれた
かみさま
大スキ。
何度言っても足りないくらい。
これからも
たくさんたくさん迷惑かけるけど
たくさんたくさんいろいろあるけど
こんなあたしを
繋ぎとめていてね。
離さないでね。
これからいっぱい
二人のいちご記念日を
増やしていこうね。
今日は
今日はね
あたしの大事な日
…
二人の…
大事な大事な日…
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あちゃんち
君の傍に、僕は居るから…君は唯、唯笑っていて。
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