August 28, 2005
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眠たげな目を擦りながら
変わらない手順でぁたしを呼ぶ
ぁたしは鏡と睨み合い
合図は君の軽い足音
扉を開けて、君の元へ。
君は何時も通りの気だるさと
はにかんだ笑顔を身に纏い
ぁたしの前に現れた。
久々に聴く君の声
ひとつひとつが身体に刺さって
何だかとてもくすぐったくて
君を見ても居られなかった…
唯、照れてるだけじゃない
君には言わない想いがあった
勘違いだと恐いから
気付かない振りで笑ってた。
「初めてこんなに話したね」
目も合わせずに呟くと
相変わらずな君は答えて
「そうですね」
って可愛く笑う
笑ったときの君はすき
自然とぁたしも笑顔になるから。
何を話していたかなんて
どんな表情してたかなんて
自分自身でも判んない
無我夢中で只管に
話、途切れないように
時計、見ちゃわないように
君に、見透かされないように
必死で笑顔を繋いでた。
恋とか愛とか判らない
この胸の高鳴りが
本物なのかは定かじゃない
それでも唯、君が居て
ぁたしが居る、この空間
この風景が、何より愛しい。
今日もﾍﾞﾙで魔法が解ける
君もぁたしも言葉を失う
別れ際は何時もこう
得意の笑顔も忘れてしまう
「またね」って約束も出来ないまま
喜劇のｽﾃｰｼﾞは幕を下ろす
不意に、君の視線に気付いて
「どうしたの？」ってぁたしは尋ねる
君は何時に無く真剣な顔
「男の人」みたいな顔
そしたら君は笑顔に戻って
「明るいね」って呟いた
君は…
ぁたしを求めてくれるんだね。
“分かって”居ながら知らない振り
「どうしたの？」って又尋ねる
彼は終始笑顔で居て
「何でも無いよ」って又答える
―――このまま、君の傍に居れば―――
―――ぁたしは、一つ階段を昇る―――
その時、目を晦ますｶｰﾗｲﾄ
魔法は完全に解けてしまった。
君が求めたぁたしは今
緊張で固まった顔を緩ませ
頭の中、君一色。
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あちゃんち
君の傍に、僕は居るから…君は唯、唯笑っていて。
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