Teshima1 Shopping Memo

Teshima1 Shopping Memo

2006.07.01
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 人の遺体を前にして、悲しみを感じるでもなく、ただ物体として観察することの違和感。
 畏れるものの多くが消えて、知ることに絶対の価値を置いたりもする今でもあるが、芥川龍之介の小説「羅生門」で、老婆が死体から髪の毛を抜くのを見た時の、「許すべからざる悪」という下人の感覚に近いものも、少しもないと言えば嘘になる。
 生きるとは何だろう……、死ぬとはどういうことだろう……。身体とは何なのか……、霊魂は存在するものなのか……。皮を剥がれ、切り刻まれ、陳列された人体は、無表情のまま、何か問いかけてくるようでもあった。
 下手に理屈をつけて見るのであれば、それは何だか恥ずかしいことのように思う。見られているのは、むしろ見ているつもりの私たちの方なのかもしれないし。





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Last updated  2006.07.02 23:14:55
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