カッパの日記(仮)

カッパの日記(仮)

2006年06月23日
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 会社の一室の隅から発せられる異様な空間が徐々に会社を包み込もうとしていた。その中心に1人の男が立っている。近くにいた2人の社員はすでにその空間に飲まれつつあった。

「・・・し、信じられん!?あの鬼神のごとき動き・・・空間が捻じ曲がっていく!!」

「な、何者だ。先月まであんな奴いなかったはずだ・・・」

 1人は狼狽しながら、もう1人は呟くように言った。
 男はまるで常人とは思えぬ動きで一室の隅にある2台の機械を完璧に操っていた。それは見る者に恐怖と絶望を与えた。

「・・・伝説の男じゃよ。ついに現れよった。」

「ちょ、長老!?」

 いつの間にか2人の隣りに長老が立っていた。長老とは社員に「早くアイツ会社やめねぇかなぁ」と思われながらも窓際社員を20年間続けた人間を畏怖と嫌味を込めて呼ばれる称号である。

「長老、伝説の男とは?」



「十年に一度ぐらいかな?必ず現れるんじゃ・・・あのような天才は・・・それを我々は伝説の男と呼ぶんじゃ。」

 長老は羨望の目で男を見つめていた。男に懐かしさも感じてるようであった。長老はまた白い髭を撫でた。

「・・・アイツはその伝説の男だと・・・」

「そうじゃ。彼の周りに作られた空間が証明している。彼があそこにいる間、誰一人として彼には近づけんじゃろ?」

 言われて二人の社員は驚きを隠せなかった。今まで確かに男から10メートル満たない場所にいたはずなのにいつの間にか男から20メートルは離れていたのだ。二人の驚きに答えるかの様に長老はまた白い髭を撫でた。

「た、確かに・・・いつの間にかさっき立っていた場所から俺達は移動している。彼の居ないほうへといつの間にか移動していたんだ・・・」

「・・・アイツは一体なんなんだ?長老、知ってるんだろ?」

長老が二人を見て目を細める。

「・・・よかろう、教えて進ぜよう。あの機械を2台駆使できるあの男のことを・・・彼の名は・・・

















シュレッダー職人カッパじゃ!!!!!!


 正に!!!!!!!シュレッダーの種類に合わせて一度に入れる紙の量をグラム単位で一瞬に判断して入れる動きはタクミの如く!!シュレッダーに一切の無駄を与えずに紙を流す姿は鬼神の如く!!!そして彼の動きは一切会社の生産性に影響しない!!!さらに!彼がシュレッダーにかけている紙は全て自分が間違ってプリントアウトしたものじゃ!!!」



「・・・つまり・・・」

「そう、















ダメ人間じゃ!!!!



 ってな訳で今日は1時間以上シュレッダーを掛け続けてました、カッパです。実際にはシュレッダーにかけてた紙は雑用としてチーム全員から集めたものでしたけど・・・今日の日記終わり!!





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最終更新日  2006年06月24日 02時22分51秒
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