「自然体でやればいいんだよ」とかおっしゃる俳優さんが鳴りをひそめているように思えるここ数年。
ちゃんと役作りをしてくれたほうがいいに決まっているじゃないか。
観る側にしてみたら、当然だ。
近年は 濃い役作り
をする俳優さん、出てくるわ出てくるわ。
撮る側もそうだってことだ。
しっかり役作りする俳優さん方もそれぞれに味があるが、方法論も人それぞれ。
『憑依型』
(カメラ回ってなくても役に入っていて、本人との境目がわからない)と呼ばれる 松山ケンイチくん
が抜きん出たかと思ったが、よく見たら他にも色々いるもんだ。
ちょくちょくテレビで見かけはいても、プロモーション時の 面白さ
に 目を奪われ
ていた俳優さんが、これだけ濃かったとは(顔の濃さの話ではない)。
早く気付きたかった。
いやいや、早く気付いていたらハマってしまってエライことになっていたか。
マニアになってしまうのは悔しいが、うっかりすると引き摺り込まれる。
ハマる よ、 術中 に。
芝居もできる広報担当
、 桐谷健太くん
。
しかし、どんなに宣伝力が素晴らしくたって、 本業
は 俳優
なのだ。
そうだった。
この宣伝力も演技力と頭脳プレー(そうは言われたくないのかな)の賜で。
どんだけ笑わすねん、と思ったら、 「絶対零度2」
は まるっきり二枚目
だ。
それはそれは 恐ろしい
切り替えぶりで、 完全二枚目
を 構築
。
かなり熱い、暑苦しいくらいのご本人の 原型
が わからない
、淡々とした人柄。
立ち居振る舞い、話し方のすべてが『広報担当』の仕事をしているときと全く違う。
役作りは役の生い立ちから、と 裏設定作
りに熱心らしいが表に出すのは演技中のみか。
芝居に入ってる時間以外はお笑い担当(もとい、ムードメーカー担当)で通っているともっぱらなので、切り替えるのはテストに入ってからなのか。
考えてみれば、 かなり 怖い 。
実は 怖い
。
ホラー映画
の、急に何者かに憑かれる場面 みたいじゃないか
。
でも、いっぺん目前で観てみたい。
怖いもの見たさ で。
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