おいでおいでふうふ

おいでおいでふうふ

Jan 23, 2008
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テーマ: 子供の病気(2175)
カテゴリ: カテゴリ未分類
最大限に痛い痛いガーゼ剥がしだが、治療にどうしても必要なものであれば
感情であれこれ言ってはいられない、継続するしかない
それ以上に苦痛を伴う治療も、世の中には残念ながらまだたくさんあるだろう。
しかし、もっと他の方法があるばかりか、
そちらのほうが丁寧な治癒の経過をたどるのがあきらかであれば
急速に治療のスタンダードになってしかるべきなのに
どうして…どうしてこんなに遅々として進まないのか。
21世紀の世の中で、未だ19世紀の治療法がまかり通っているのか。
新しい治療法と言っても、50年ほど前には確立し

「傷は乾燥させず水で洗い流し消毒しない」というのは常識で、
納得させられるだけの臨床例もこんなにたくさんあるというのに。

ソフラチュールを処方してくださった病院の、ベテランと思しきナースだって
「今はね、昔と違って傷口は乾かしちゃいけないの、
怖いかもしれないけどがんばってシャワーで洗ってね」
とはっきり言っていた。
でも、処方されたソフラチュールは、
油状の薬がしみこんでいるとはいえ、ガーゼはガーゼで
貼付後いくらもしないうちに、せっかくの浸出液をいくらでも吸い取って傷を乾燥させ
それでも足りずに傷口にめりこんで絡めとり
交換時に組織をはがし、神経に触れ、激痛をもたらすハメになる。

どう考えても矛盾しているではないか。

湿疹でかかった皮膚科のドクターが、やけどの傷についても問診してくださって
「ラップ治療ですか、昔は傷は乾燥させるものでしたが、
今は皮膚の再生には湿らせとくのは不可欠ですからね、
いいとおもいますよ、

ガーゼ、ガーゼ、ガーゼ…
ドクターはある意味もっともなことを話してくださったのだと思うが
傷にガーゼ、もう考えたくもない。

医療界で、確実に常識となってきていると思われる、
「皮膚の再生には、乾燥ではなく湿潤環境が必要」という概念も
いまいち中途半端で180度変革するにはいたっていないように思う。
それでは何も変わらない。
患者は知識として聞かされ、医療者側も理にかなっていることと確信して
「昔はこう、今はこう、先進医療のことを私は言うことができる」と知識を披露されても、
患者の利益にならなくては何も意味がないではないか。

言うまでもないことだが、皆さんとても良心的に治療にあたってくださっていたと思う。
親切な言葉はもちろんだが、厳しい言葉もこちらを思ってくれているからこそと信じられるし
患者のために害になることを、あえて採用しようとする医療者などいるわけがないはずだ。
そう信じたい。
しかし、いかんせん「中途半端」な感が否めない。

そこまで知っていて、どうして。どうして従来の方法を変えようとしないのか?
実は、意味がよくわかっていないから、それに十分に沿った方法を取れないのではないか。

もちろん問題があまりに大きいものだから、てこ入れは相当難しいのは想像できる。
草の根ででも、確実に浸透していくしかないのか。
それともカリスマな人物が大号令を発すれば一気に解決するのか。
早く夜明けが来て欲しい。

患者は、苦しい。痛い。心も体も。
最大限、その場でできるそのドクターの持つ最高の医療を提供していただきたい、
医療の進歩に敏感に反応し、ご自身の研鑽を
臨床医になっても積み続けていただきたいのです。
何も分からない人間が生意気言ってすみません。
おねがいです。ほんとうにおねがいします。





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Last updated  Jan 24, 2008 05:26:40 AM
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