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姥島
姥島(うばしま)は神奈川県茅ヶ崎市の沖合1,200 m付近にある無人の岩礁群である。乳母島とも記述され、古くは筆嶋ともよんだ。
高さは20 m余り。東西約600 m、南北約400 mにわたる複数の岩からなり、高低の岩が海中にも存在する。凝灰質砂岩を主とする新第三紀の池子層からなり、最大の岩礁は烏帽子の形をしているため、一般に烏帽子岩(えぼしいわ)とも呼ばれている。釣り人のために茅ヶ崎漁港から渡し船が運航されている。
江戸時代には、対岸にあった相州炮術調練場の大筒稽古においても姥島が標的となることがあった。
戦前は烏帽子状の岩の先端がもう少し先に延びスマートな形をしていた。太平洋戦争後、対岸の辻堂海岸一帯が在日米海軍辻堂演習場となり、その海上演習場である「オーボー第一区域」の標的として1954年4月13日まで姥島が使用された。このために先端が欠けて現在の姿となったといわれている。