それにしても、初めのほうにブラスなしのガガ嬢の原音で、カラーガード(楽器以外の旗などの手具を使うパート)の演舞を持ってきたというのには、何か隠れたメッセージがあるようです。一つはマーチングバンドにあって、どうしても地味になりやすいカラーガードに光を当てるということ。もう一つは「東日本大震災」直後の6月と12月に二回来日し、精力的に支援活動を行ったガガ嬢に対する、返礼とリスペクトが含まれていたでしょう。 Bad Romance」を見てみてください。 この曲を取り上げることじたいが、場合によっては明晰な何かの意思表示になりかねないところ、彼女たちはそれを「KAWAII」コスチュームと振り付けにくるんで、さらりと広げてみせる。見ている側はガガファンは拍手喝さいでしょうが、そうでない人たちもまた苦笑せざるを得ない、という仕儀になるのです。