キー太先生の不動産に関するいろいろ

2026.02.11
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カテゴリ: デザイン・設計
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こんにちは。キー太先生です
「外壁の選びに失敗しないためのブログ」についてです。

外壁材は家の外観の印象をつくる主要な部位です。
サイディングやモルタル吹付、金属など
特にサイディングは種類の多さから結構悩まれるのではないでしょうか。
どのように選んでいけばいいのか、選び方のヒントを紹介いたします。

(1)色を選ぶ
 色には➀色相、➁彩度、➂明度があります。

 ➀色相とは、赤、黄、緑といった色味のカテゴリーのことです。
 黒、白、灰は色味がない無彩色になります。
 外壁色の場合、ポピュラーな色相は、白、茶、クレー、黒です。



 灰色(グレー)系はクールな都会的な印象、
 茶色(ベージュ)系は温かみのある優しい印象になります。

 街並みや自分の好みから外壁の色相を絞っていきます。

 ➁彩度とは色の鮮やかさのことです。
 外壁色の場合、ポピュラーな彩度は、彩度が比較的低い色です。
 彩度が高い色は派手で目立ちますが、汚れの目立ちますので
 一般的には敬遠されます。


 ➂明度とは明るさの度合いのことです。
 黒は低く、白が高い色です。
 明度が高くても低くても、汚れが目立ちますので、
 明度が中間的な灰色、ベージュ系がポピュラーです。
 重厚感を求めるなら低い色、明る感じを求めるなら高い色をベースにします。


(2)配色を考える
 ➀コントラストの強弱
 一般的にコントラストというと明暗、明暗差を指します。
 つまり、白から黒の明るさの対比となります。
 外壁材を2種類以上使用する場合や窓サッシ色などでコントラストを
 上げるか下げるかでイメージが変わってきます。
 下の写真のように外壁色と窓サッシ色のコントラストの違いでも印象が変わります。
 コントラストを下げる(左)と優しい、上げる(右)とシャープな印象になります。
 (YKK apより)

 パース(左)                  パース(右)


 例えば、ひと昔のヘーベルハウスは外壁色は白、窓サッシ色は黒の配色ですが、
 一般的に外壁色と近いサッシ色を選んで落ち着いた印象とします。

 グレーの外壁にはアルミ色、茶(ベージュ)の外壁にはブロンズ色
 の窓サッシ色を選ぶことが無難な選択と言われています。

 外壁、窓サッシ、玄関扉等の色全体でコントラストに段階を付けると
 まとまった印象になります。


➁配色比率を考える
 外壁を2種類で張り分けする場合は、70~80%と20~30%の比率にします。
 多くても3種類にしないと印象にまとまりのなく、まとめることが難しくなります。
 白黒灰色(無彩色)の隣は色味を美しく見せるので、扉の色などが

 アクセント色として映えます。アクセント色は数パーセントの比率です。
 下の写真は2例とも白黒の外壁色です。
 写真(左)は配色比率が上下50:50のため一般的によくないと言われております。
 色が半分に分かれしまい印象が定まらないからです。
 それに対して写真(右)は外壁の配色比率が30:70程度の事例です。
 2階に大きな窓があり、白の窓モールで上下が分かれないよう配色しています。

 また、
 一般的に写真(左)のようには明度が低い色は下、高い色は上に配置して、

 安定感と落ち着いた印象とするようにします。
 写真(右)はあえてそうしないで配色していることにデザイン性の高さを感じます。
 写真(左)の配色は、パトカーか流行遅れのツートンカラーの自動車を彷彿させます。


写真(左)              写真(右)




➂張り分け
 写真(左)は縦方向・左右80:20の比率で配色しており、セオリーどおりです。
 建売り住宅等で見受けられるデザインです。
 張り分けはバルコニーや凸凹の造形に対して配色することで
 奥行感や意図が出てきます。
 例えば、写真(右)は明るい色は手前に出て見えてくるので、
 バルコニーと外壁とに奥行が感じられ、張り分け効果が活きています。
 対して、写真(左)は
白の張り分けが縦方向を強調したいデザインと思いますが、
 同じ面を突き合わせで張り分け、
その意図が窓のしつらえからも感じません。

 写真(左)           写真(右)



➃テクスチャーを選ぶ
外壁材は材料、素材があるので近似色でも印象が変わります。
サイディングには主に次のテクスチャーがあります。

1)タイル調



2)モルタル・塗り壁調


3)石目・石積み調


4)レンガ調




5)木目調





7)コンクリート調




7)メタル・金属



 <ポイント>
 ・柄
  一般的に大きな面は大きな柄、小さな面は小さな柄を選びます。
  たとえば、大きな面に細い石積みデザインのマッチングがよくありません。

 ・リアル感
  サイディングは近年の印刷技術の進歩によりリアル感を増しています。
  しかしながら、ショールームで大きな実物を見ないとリアル感の程度がわからないです。
  たとえは、本物の板やレンガと比べていかにも偽物と感じるものがあります。
  アプローチ廻りや手を触れられるような近い壁にリアル感の低いテクスチャーを
  選ぶと偽物チープ感を感じやすくなりますので注意しましょう。
  なお。サイディングでテクスチャーを模倣しやすいのはタイル張りや
  コンクリート打ち放しと思います。
  本物のタイル張りと違い安価で脱落の心配がないのがメリットです。

 ・彩度、明度
  サンプルより大きい面積、太陽光ではより鮮やか、より明るく見えます。
  ショールームで大きな実物を見ることをお勧めします。

 ・メンテナンス性
  トップコートの耐久性や退色しにくいサイディング商品が販売されておりますが、

  住宅長寿命化に伴い外壁の張替えか塗りつぶし塗装が必要な時期が来ることが
  避けられません。

  キー太先生は、汚れが目立ちにくい色や柄を選んで、
  その時はその時で塗装すればいいテクスチャーを選ぶと割り切っています。

8) モルタル、リシン吹付等
 住友林業などの高級住宅メーカーでは吹付が標準の場合があります。
 住友林業ではサイディングのほうが吹付より安くなる価格設定ですが、
 サイディングも高価なものから廉価なものがありますので、モルタル吹付の方が
 高いとは言えません。
 また、モルタル吹付にすれば家に高級感が出るかというとそうでもありません。

 吹付は汚れやコケが付きやすく、クラックが入る場合があるのが欠点ですが、
 美観を維持するためには、塗り替えが必要であることはサイディングと同じです。



<まとめ>
 キー太先生はシンプルイズベストですので、大きくない一戸建ての場合
 無理に外壁を張り分けません。
 都心ではほぼ道路面の外壁しか見えなく、勝負顔が限定されており、
 張り分けすることにより建物がより小さく見えるためです。

 1.都会的でクールなグレー系か温かみがあるベージュ系か色味を決める
 2.カタログから色味が近い何種類かをピックアップする
 3.玄関扉、サッシの色、張り分け(バルコニー等)の配色を決める
 4.モデルルームで外壁材の実物を確認する

   色味やコントラストのセオリーに基づき整えていけば
 外壁選びに失敗することはないでしょう。







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最終更新日  2026.02.11 21:56:34
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