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2007/01/20
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カテゴリ: 映画
fancy dance

■食事の作法はもちろん、トイレに行くにも、夜寝るにも、両手両足の動きひとつひとつに事細かな決まり事がある。坊さん紹介番組にかりだされたもっくんのトイレ実況中継には笑った。

■面白いのは、家業の寺を引き継ぐために嫌々ながら修行の身に入った(80年代の)今どきの若者だった本木雅弘が700年の歴史に裏打ちされた僧侶の身のこなしに、究極のファッショナリズムを見いだすところで、たしかに映画の随所随所で見られる硬質的かつ柔軟な所作的躍動感は”巧みなダンス”と呼ぶのに相応しい。

■本木雅弘、竹中直人、田口浩生、徳井優・・・。周防正行作品の常連と呼べる俳優陣たちがすでにここでも顔を揃えている。冒頭左半分だけ写ったもっくんが正調「若者たち」を歌い始める。ワンコーラス歌った後、突然彼のバックにスカパラが現れ、途端に曲調はスカ・パンクに変化する。すると今度はもっくんの右半分が写り、その頭は青々とした剃髪になっている。もうこれでつかみはOK。メジャーデビュー作ながら、もうすでに周防マジック炸裂。

■物語を徐々にクライマックスに向けて盛り上げていくというような後発の傑作(シコ・シャルウイ)の雰囲気はこの作品には見られない。その代わりにわざとシーンとシーンを分断するかのようなオフビートな笑いが満載。一番印象に残ったのは鈴木保奈美をめぐってもっくんと大槻ケンジが対決する和洋宗教決闘シーン。どっちが勝ったかは実際に見て確認してみて下さい。

■この監督の前作は「○○家族兄貴の嫁さん」。未見だが全編小津風味でとったピンク映画だという。「ねえさんよかったかい」「ああ」「そうかい」「ああ」「本当かい」「ああ」。ま、永遠こんな感じとはいかないだろうが、機会があればぜひ見てみたい。その影響かどうかはわからないが、この「ファンシィダンス」のもっくんのセリフ回しにも笠智衆的なオウムがえし、棒読み風のテイストを感じる。それがまたとても効果的に聞こえてこの作品の魅力のひとつにもなっている。あ、そうか、彼の場合は棒読みではなくて、坊(主)読みだったのか。





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Last updated  2007/01/20 08:34:23 PM コメント(4) | コメントを書く
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ミリオン@ Re:「北の国から」を友達にすすめてみる(01/02) こんばんは。 嬉しいです。頑張って下さい…
Dehe@ Re[1]:カルトQ 2005 北の国から(10/18) adventさんへ ご指摘の通りです。例によ…
advent@ Re:カルトQ 2005 北の国から(10/18) 五郎が読んだ大江健三郎> 開口健ではなく…
しょうゆ@ Re:家庭教師 / 岡村靖幸(09/09) …最後まで岡村靖幸はわからなかったのでは…
背番号のないエース0829 @ Re:ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
Dehe @ Re[1]:センチメンタル通り / はちみつぱい(04/17) Mr.Zokuさんへ 情報ありがとうございまし…

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