トカトントン 2.1

トカトントン 2.1

2007/05/22
XML
カテゴリ: 音楽
eastside story

03. Tempted
04. Piccadilly
05. There's No Tomorrow
06. Heaven
07. Woman's World
08. Is That Love?
09. F-Hole
10. Labelled with Love
11. Someone Else's Bell
12. Mumbo Jumbo
13. Vanity Fair
14. Messed Around


■XTCと10CCが好きだ。どちらにも世を拗ねたムードがあって、一筋縄ではいかない曲が溢れていて、そのくせビートルズ譲りの後を引くメロディラインが必ずどこかに散見している。

■青い空とか透き通るような海の水なんかとは無縁で、どこか人工的で、嫌な匂いすらたちこめてきそうな気配がムンムンしているのに、クセになるよな何かが彼らの曲の中には含まれている。

■これは一種の嗜好品なんだな。無くても済ますことはきっとできるんだけど、そして主食には決してならないんだけど、無くなってしまえば物足りないようなもの。人を中毒に陥れてしまうような何か。

■スクイーズというバンドもまた、そういった要素を全部含んでいて、前記2大バンドと合わせてわたしにとっての3大バンドのひとつ。最近ストレンジディズから彼らの作品が紙ジャケ仕様で再発売された。

■ふたりの優秀なソングライターがいて、本国では数多くのシングルヒットを飛ばし、80年代初頭のパブロックシーンを席巻したバンドであるが、是非ともこのエルビス・コステロ・プロデュースの「Eastside Story」を聴くと良い。

■ジェット団もシャーク団も出てくるわけではないが、あの映画のように次から次へと音楽が続いて流れていく感じはバーンスタインも真っ青だ。パンクにしておくのがもったいないくらいのメロディセンス、3分から4分くらいの曲たちが曲間ももどかしいというような性急さで40分間流れっぱなし。ちょっとこの感じはELOのジェフ・リンの創る音楽にも似ている。映画のバックでかかっているとかっこいいなと思うような曲が多いのだが、実際M3は「リアリティ・バイツ」でも聞いたような気がする。

■このLPが発売されたのが81年。知る人ぞ知るバンドというレッテルが逆にマニアを集めちゃっているという感も強い。ともあれ、近年再結成なされ、ツアーも順調の様子。来日なんてことになったら、パブ(ライブハウス)でなんか狭くて収客できないんじゃないか。ではホールコンサートだなんて言ったらまさしく本末転倒も甚だしい。(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/05/22 09:01:44 PM
コメント(6) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

ミリオン@ Re:「北の国から」を友達にすすめてみる(01/02) こんばんは。 嬉しいです。頑張って下さい…
Dehe@ Re[1]:カルトQ 2005 北の国から(10/18) adventさんへ ご指摘の通りです。例によ…
advent@ Re:カルトQ 2005 北の国から(10/18) 五郎が読んだ大江健三郎> 開口健ではなく…
しょうゆ@ Re:家庭教師 / 岡村靖幸(09/09) …最後まで岡村靖幸はわからなかったのでは…
背番号のないエース0829 @ Re:ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
Dehe @ Re[1]:センチメンタル通り / はちみつぱい(04/17) Mr.Zokuさんへ 情報ありがとうございまし…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: