ちょっと休憩

ちょっと休憩

2008年11月27日
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カテゴリ: テレビ
今クール見ているドラマは、「流星の絆」「相棒」「風のガーデン」のみ。

子どもが寝て夫はまだ帰宅せず、という「お一人様、イエ~イっ」の時間に、「風のガーデン」は実に贅沢な気分をもたらしてくれます。

「風のガーデン」
倉本聰 富良野三部作・第三章のフジテレビ開局50周年記念ドラマ「木曜劇場」。
緒方拳の遺作のドラマとしても話題です。

ストーリーは、シンプル。
末期がんに侵された医師が、絶縁していた家族のもとへ戻る。
一言で言ってしまえば、それだけの話をとても丁寧に丹念に描いたドラマです。

それをあえて3ヶ月かけてやっているわけですが、そのために決して内容が薄まるわけでなく、より深みを増したものになっているのです。

序盤は、ストーリーはあまり動かず、主人公たちのおかれた状況を克明に描かれます。
東京に暮らす中井貴一演じるエリート医師と、富良野に暮らす彼と絶縁している家族たち――地域医療に従事する父(緒方拳)、ガーデナーの娘(黒木メイサ)、知的障害のある息子(神木隆之介)――との生活の対比。
園芸家の娘が作る「風のガーデン」の美しさ。
丁寧さと冗長さが渾然としながらも、それでいて一種の緊張感もみなぎっていて、1時間があっという間にすぎてしまいます。

そうこうしているうちに、ドラマは中盤に。
序盤での執拗な積み重ねが実に遺憾なく発揮され、実に自然な運びで主人公は富良野の地に立ちます。
よけいな説明もないけど、いやないからこそ、映像全体から読み取ろうと貪欲に見てしまいます。
息子、娘と次々に再会するするも、陳腐なセリフも陳腐にならず(それまでの伏線が効いているから)、展開も無理がなく、それでいて、何気ないシーンにも見ている方には常に緊張感を求められます。
7年ぶりの家族の再会という時間の長さとそれゆえの家族間のわだかまり、そして余命いくばくもない主人公の焦燥感がきちんと伝わるからです。

そして、何も「お涙ちょうだい」に走っているわけでなく、ユーモアやウィットにも富んでいるのだけど、毎回ジュワ~と目頭熱く涙ボロボロ……。

そして、平原綾香によるエンディングテーマ「ノクターン」、そのタイトルバックに流れる風にたなびく花々の美しさにも、っていうかそれだけの映像でも泣きたくなってしまいます。
涙腺弱すぎるかもしれません。

来週は、とうとう父親との再会。
中井貴一と緒方拳との二人の俳優の本格的なカラミでもあります。
ますます佳境。






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Last updated  2008年11月28日 17時52分25秒
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