それだけなら、まあ、フツウにすごいねって感じだが、印象に残った理由は、その日本人コーチがプレイヤー経験がないにもかかわらず、スペインでライセンスをとり、流暢なスペイン語を駆使して子供たちを指導していたから。
昨年、スポーツナビなどでスペインサッカーにまつわるコラムを書いているのがその人物だったと気づき、興味を持ち読み始めた。このヒトの特長は、やはりスペイン語が堪能なことによる、生&地元ネタのソースが豊富だという点がひとつある。スペイン人が実際にどう考えているかなど、サッカーを離れた視点からもモノが言える。
また、小学生チームとはいえ、スペインのクラブの構造などを経験上理解しているのも強みだ。
まぁ、あとは、文化的素養の高さを程よく感じさせるってところか。
その、木村浩嗣というヒトが欧州フットボールシーンを扱う週刊誌を始めると知り、Webサイトをみると、エディトリアルデザインの方も、既存の国内サッカー誌の水準をはるかに越えたスタイリッシュさ。(=フランスの「フランス・フットボール誌」のパクリちっくでオシャレ)
思い切って今年の初めから定期購読に踏み切ってみた。
さて、読み始めてみると、中身が濃く、毎週このクオリティをキープしつづけるのはライターもオペレーターもはっきり言って消耗するだろうに!というレベル。自分だったら請けたくないタイプの仕事である。当の木村氏は編集長として毎号コラムを載せているが、独自の視点は変わらずで面白く読ませてもらっている。
しかし、仕事の合間の息抜きタイムだけでは読みきれず、オフィスの机の周りにどんどん溜まってきた。。
隔週発行くらいの方が正直助かる?ような気も。
なによりムカツクのは、オレの机に置いてある未読の最新号を同僚のヨシヤスが「見せて」とかるーく持っていくときである。まじで。
footballista
オーストリア-日本 2007年09月08日
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