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ハァッ・・・・?(私)
・・・ためらうように、外に撒く豆を私に渡そうとした夫に
・・・毎年、貴方が鬼の役じゃないの・・・
お正月から昨秋の不運を引きずっている夫は、スッカリ弱気になり、どうも鬼をやっつけたいらしい。
今更鬼役をかって出るわけにもいかないし、夫の邪気が私に飛んでくるような予感もするので、ここは、「鬼は~そと」は夫役、「福は~うち」は私役と、豆の種類を変えて玄関から始めた。
夫の部屋の窓から投げた豆が、外開きの窓にあたり跳ね返り、見事部屋に戻ってきた・・・・
「やはり・・鬼が部屋に戻ってきた・・」トホホとする顔を見て、可笑しくなった私。
恵方巻きは我が家の恒例で私が8本作る、勿論、母にも姉夫婦にも「いわし」ともに2本ずつ届けた。
豆まきを終え、「恵方巻き」を手にした夫は西南西を見て立ったまま、無言で食していた。
・・・無言で一揆食いは、胸につかえて苦しいわ、一体、誰がこんなこと決めたのかしらねぇ
私は、ゆっくりたべます・・・
まるで受験生が合格祈願するような表情で、無言で恵方巻きを食べている夫を見て、
鬼は~そと、不運も~そと、家内安全~うち、本当に真剣な豆まきでした。
その後夫は10時半には「疲れているとのことで」床に入って寝てしまいました。