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苫治安

苫治安

2007.05.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
書名:陋巷に在り(11(顔の巻)/12(聖の巻)/13(魯の巻))
著者:酒見賢一
出版社:新潮社(新潮文庫)
ページ数:422p/405p/685p
発行年月:2004年03月/2004年07月/2004年12月
ISBN:9784101281230/9784101281247/9784101281254
本体価格:11~12巻・590円(税込 619円)/13巻・819円(税込 859円)

各巻のあらすじ:

   孔子が魯の政権安定のために計画した三都毀壊の最終策、成城破壊は成兵の激しい抵抗にあい、一進一退の状況に陥る。城宰の公斂処父が孔子を霍乱するため、その故郷・尼丘に派遣した成兵たち。そのまえには顔儒たちが立ちはだかる。そして、尼山の神に受け入れられた子蓉は、その祠の前で最期の舞を踊りながら、邑に突入した成兵たちを次々と倒していく…。愛別離苦の第十二巻。
   宿敵・少正卯の誅殺に成功した孔子だったが、三桓家の策謀により、実権を持たない大司寇の位に祭り上げられ、魯の政権の中枢から遠ざけられてしまう。魯の改革に失敗した孔子は、己の無力さに失望し、「天命の求めるところ」を探すため、最愛の弟子・顔回らとともに魯の地を出て、放浪の旅に出ることを決意する。十年の歳月をかけて描き出した渾身の孔子伝、堂々完結の第十三巻。


なんかすごい昔に10巻まで読んであったので、前のストーリーをかなり忘れていた。
なぜ顔徴在(孔子のおっかさん)は叔孔コツ(漢字が出ない)に嫁入りしたんだっけ?

………。
ま、いいや。たいした問題じゃないさ。
問題はどっちかってーと(物語でいう)現在の、孔子や子路や顔回や子容やヨ(漢字が出ない)のほうなのであって。
天命がどうとか言ってるけど、結局どうやって(あるいは何をもって)顔氏が「再生」したかも13巻では語られなかったし、顔徴在のことはもう気にしないことにしよう。

ハナシが収束するとわかって、ぐっと読みやすくなった。
作者自身が、事象に決着をつけようとし始めたからだろう。
それでも「うんちくを得々として垂れたまう」嫌らしさがゼロになるわけではないが、とにもかくにも8巻だの9巻だののようなヒドい中だるみは解消されていたような気がする。
主人公である顔回や孔子がちゃんと活躍するしね!(笑)
特に13巻はよかった。
第1巻ほどではないが、その次くらいに面白かったかも。

本当は作者は顔回の死までハナシを書くつもりだったらしい。

それが原動力の一つだったらしい。
そしたらこんな間延びしちゃって、結果、孔子や顔回の出魯でハナシを結ぶことになったらしい。
「続きは書くかも書かないかも」ということだが、私は別に書いてほしいとは思わない(笑)。
面白くないわけじゃないけど、まがりなりにもきちんと終わったわけだし(中途半端な終わり方にはなってないと思う)。
もういいよ(げっぷ)、というのが正直な感想かな~。


とにかく読み終わってよかった。
諸星大二郎のカバーもこれにて見納めか。

▼この本はこちら。13巻だけ飛びぬけて分厚い。
▽11巻

▽12巻

▽13巻





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Last updated  2007.05.25 12:25:48


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