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苫治安

苫治安

2009.04.02
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カテゴリ: 鑑賞
全ての答えの裏側に、インドを疾走する彼の人生があった。
お金のためではなく、ある”目的”のためにクイズに参加した、スラムの少年。

激動の人生を駆け抜けた少年に、今、世界中がエールを贈る!



アカデミー賞総なめの「スラムドッグ$ミリオネア」というイギリスの映画。
映画作ったのはイギリスだけど、舞台はインドのムンバイ(旧ボンベイ)でイギリスは一箇所も出てこないし、配給会社はフランスっぽいし、映画も多国籍化しているね。

面白かった。
映画は非常にスピーディだった。
「疾走感あふれる」といったうたい文句が目立つが、確かに最初から最後まで疾走していた。
その疾走感と、インド社会が持つパワーとが相まって、観客を圧倒していく。

単にスラム出身の少年がクイズで億万長者になるだけの夢物語ではない(まぁ、夢物語ではあるけど)。
だいたい、その少年の小さいときの体験がすごい。

そう、映画の魅力の一つは、子どもたちのかわいらしさだ。
ホント、かわいい。
かわいいだけでなく、実にたくましい(笑)。
へこたれず、あきらめない。表れ方は違うけれど、みんなパワフル。

ラストのほう、インド国民ほぼ全員がテレビに見入っている場面があり、もちろん演出なんだけど実にインドらしくて、よかった。
全員でジャマールを応援している、その応援パワーまで画面からはみだしてきている感じだった。

インドの人って……社会的にいろいろ暗い面もあるようだけど、基本的に、大らかだよなぁ。
サインしてやった俳優とか(笑)。 ←詳しくは本作をご覧ください。

そういや「運命」が映画のキーワードになっているんだけど(悪い意味ではなく)、英語だと二通りの表現が使われていた。
destiny ってやつと(こちらはごく普通)、もうひとつは it is written という表現。
辞書引いても載ってないんだけどね、it is written。

それが、「運命」か。
ちょっと目新しく感じた。
(でも実は、前にもどこかでお目にかかった気がしなくもないのだが)

だれとでも一緒に観に行けるし、後味も悪くないし、損のない映画。
アカデミー賞だけど、お涙頂戴じゃないところがかえってイイかな。





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Last updated  2009.04.06 12:39:01


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