魚油などに豊富に含まれるω3脂肪酸の積極的に摂取すべき栄養素として、広く認知されているが、残念ながら、がんリスク低減は望めないようだ。10種類を超えるがんに対する系統的レビューで明らかになったもので、詳細は、Journal of American Medical Association(JAMA)誌2006年1月25日号に報告された。
これまでの疫学研究では、ω3脂肪酸を多く摂取する人々は、ある種のがんを発症しにくいことが示唆されている。ω3脂肪酸の摂取が、がんの形成と増殖に影響を与えるという動物実験の結果もあった。米Southern California Evidence-Based Practice CenterのCatherine H. MacLean氏らは、前向きコホート研究を対象とする系統的レビューを行い、乳がん、大腸がん、肺がんなど10種を超えるがんの発症とω3摂取の関係を分析した。