深秘の華苑

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黒左右衛門

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2002.05.25
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久々/怒濤の一週間 II.その中身
 もう一つの事情。それは。

 この週の木曜にゼミがあって、文献紹介をしないといけなかったのですが、この時点で殆ど進行していない状況だったんです。論文は集めていたし大体は読んではいたのですが、それらを総合的に纏めて解釈して、更に4回生にも解るように説明しないといけない。そしてその論文の背景のフォローをすべく資料も集めないといけない。ていうか日数無いやん、という訳で非常に忙しかったんですね。

 実験はもう短期集中です。これは学科の違いかもしれませんが、今世話になっているラボ、閉まるの早いんです(苦笑)。朝は9時半位には開いているのですが、夕方位には学部生は殆ど帰宅し、院生だって7時までには帰ってしまう。夜には留学生と、これまた余所の施設の助手さん(若いぜ!)がやって来てちょっとずつ実験をされているのですが、それでも10時には退却されてしまいます。研究施設に居た頃は、その施設の「利用者」だったので鍵の管理も出来たし夜中だろうが明け方だろうが容赦なく居られたのですが、今は押し掛けて居る身、そこのラボの皆さんの迷惑にならないように(まあお邪魔している時点で迷惑かけているのですが)9時半から21時迄位の間に出来るだけの事を詰めてやらないといけないんです。なのでここ暫く昼食摂ってませんね。時間がもったいないから。
 自分のラボが結構終夜運転しているし、万一実験を欲張りすぎて時間が押しちゃっても大丈夫、みたいな安心感があるのですが、今は「如何に効率的に短時間で実験を押し込むか」に命かけてます(笑)
 で、実験終了後にゼミの準備です(実験中も暇を見つけてはやってるけどさ)。流石に大変でしたね。しかもこの期間中ずっと何か精神的に圧迫するものがあったらしく、常に3時間位しか寝られませんでした(夢の中でもPCRしてたし;爆)。ついでに云うと、ゼミの前日の晩は徹夜でした。で、ゼミ終了後、ブッ倒れたいのを我慢して実験。

 体力的にもしんどいのよ。あたしが今いるラボは7階で世話になっているラボは5階。この間を一日何回も往復しているからさ。

 御陰様でゼミは無事に終わったし、実験も何となく順調に進んでいます。今回の実験は諸般の問題から技とかよりは「苦労ザエモン。の運の良さ」というおよそ科学からはかけ離れた部分に頼っている所も大きく、難航も予想されたのですが、今のところ良さそうです。ま、いきなりフリダシに戻る可能性も大きいのですけどね。



 そんなあたしですが。
 先週頭から、彼氏さんに頂いた指輪を外しました。一応マリッジで、「ずっと付けてなさい」と云われていたので、お付き合いを始めた当初からしていたのですが。
 表向きには「実験の邪魔になるから」なんですが、本当は全く邪魔にはならなくて。
 自分が忙しいのを差し引いても、今は彼氏さんに関心が持てないんです。あまり彼氏さんの事を考えないし、存在も感じません。むしろ(色々な意味で)マコトの方があたしのココロのウェイトを占めています。
 そんな状況なのに、指輪しているのってどうだろう? 形骸化しているやん、と思えたので、実験が切り替わるのを契機にして外しました。
 結婚している訳でないからそもそも左手の薬指にマリッジなんてしているのもおかしいと思うし、それでもそれに心が付随していればいいと思うのですが。今のあたしには指輪は如何なものかと。
 指輪なんて、ただのアクセサリーやん、といえばそれまでなのですが、ソコに何かしらの意図を込めたしまったあたしには、指輪はアクセサリーというよりは象徴なんで。それがあたしにとっての「支え」なり何なりになっていた頃は指輪が嵌められけど、形骸化していると思えたら外すしか無いでしょう、みたいな。
 当然、彼氏さんは知りませんが。
2002/05/25 7:33:18

久々/怒濤の一週間I.諸事情
 ほぼ一週間振りの日記です。


 あたしは学部4回生の時、学内の別の研究施設に出張して、そこで遺伝子関係の実験をしていました。何で今のラボでやらなかったかというと、只単に業界があまりに異なっているので(うちは有機合成とかだからさ)ウチのラボには指導できる先生が居なかったから、それを専門にやっている研究施設に弟子入りして卒論を仕上げたんです。
 以後、あたしはこの4回生の頃に構築したベクターを用いてあるタンパク質を大腸菌に作らせて、そのタンパク質を使って色々な実験をしてきたんです。4回の頃の卒論は材料調製みたいな感じだったんですね。
 が、今になって変異体を作り、とある実験をしてD論を仕上げたくなってしまいました。昔からいずれはその方向に持っていきたいとは思っていたのですが。

 変異体を作るったって、自力でできれば問題は無いのですが、何しろうちのラボにはノウハウがない。ついでに試薬も設備もない。そこで4回の頃に世話になっていた先生を頼って、その先生に再び指導してもらう事になったのです。さっきも書いたけど、昔から「変異体を作る方向に持っていきたい」という話はその先生ともしていたので、「待ってたよ苦労ザエモン。」みたいな感じだったのですが。


 実は、かなり内気さん(だと思うんだけど、誰も認めてくれない。何で?)なので、新しい環境で新しい(というか久々にやる事)をする、という事が非常にプレッシャーになってしまって、前日の晩はなかなか寝られなかった上に朝も早く目が覚めてしまい、殆ど寝ていない状況でした。
 だってさ~。世話になるラボって、学科も違うからさ。先生以外誰も知らないんだよ。その上、4年近くブランクのある実験操作をしないといけなかったからさ。色々忘れている事とかもあったし。何しろ時間をあまり掛けていられない、という事情もあったしさ。後輩曰く、「一日目は顔がテンパってたし」だそうだ(苦笑)。

 そして忙しかった理由はもう一つあったのでした。
2002/05/25 6:58:35





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Last updated  2002.05.25 07:33:18
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