深秘の華苑

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黒左右衛門

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2003.06.04
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 大層なタイトルだけど実際大した事ではなく。

 始まりは、先週の木曜だった。
 マコトから連絡が来て「明日逢えない?」と云われる。彼からの誘いニヤリーイコール(イコールでは無いのが微妙)でセックスなので、まだ月の障り中だったあたしは其れを断り、来週以降に来いと伝えた。が、酔っ払い中のマコトは「今日が駄目だから明日どう?って訊いたの」と云いつつ拙宅に到来した。いやだから今のあたしじゃ君の欲望は満たせないよと云って茶だけ出して帰すつもりだった。ちなみに余所はどうか知らないけどうちはあたしが出血中はシない。一度シた事があり、余りのグロさにマコトが萎えたから。俺は其れ以上に萎えたけど。
 茶を飲みつつ世間話をしているうちに「あーもう駄目ー寝させてー」と云われ、同時にベッドに寝転びだしたのでどうせ明け方には変えるだろうと思い、其の儘泊めた。

 以降、彼とあたしは暫くずっと一緒に居る。引越の日迄一緒に居るそうだ。

 一緒に居ると云っても彼は普通に仕事が有るし、終業後も何だかんだとあるそうで帰る時間は一定では無く一緒にご飯を食べる時も有り「今日は要らない」と云われる時も有るが、うちに戻ってくる。彼との此の様な暮らしはほぼ五年振りだろう。彼が何を考えて一緒に居るのかは良く解らない。マコトは当然あたしに彼氏さんが居る事を知っているので、あたしと彼氏さんが電話をしていても文句は云わない。其の様子を黙って見ていて、余り長いとちょっかいを出し始める。でも文句は云わない。先週の土日は彼氏さんと出掛けていたのだが、其の時も「俺も仕事有るし」とか何とか云って文句は云わない。其れでも一緒に居続けている。本当に何を考えているのかは解らない。
 其れはあたしも同様で、彼氏さんの居る身で男を通わすのも大概だが一緒に暮らすのはどうだろう。いくら期間限定でも。でも、彼を拒絶する事は出来ず寧ろ今の状況に軽く満足している。大体、あたしはココロの問題でワンルームな拙宅に彼氏さんを2,3度しか入れていない。駄目なのだ。長く此処に住む此の部屋はあたしの陣地でありワンルームであるが故に逃げ場がキッチンと風呂場とトイレしかない此処には彼氏さんも親も入れられないのだ。なのに多分長い付き合いであるが故にかマコトは比較的大丈夫なので泊められるし苛立たない。彼氏にさえしない行為を持続している此の現状どうよ、ちゅうかいい加減にしたら此の売女、とか思うと更に塞ぎ込んでくる。そんなこんなで、マコトが居ない間気分が下がる上に遅々として進まないデスクワークの残りをやっつけていると日記を書く所では無くなってしまったのだ。
 毎日セックスしている訳ではない。すっかり年を取ったらしいマコトは云う程の性欲は無いそうで、抱かれる日と抱き合って眠るだけの日がある。だからヤリ狂っている訳ではないのだけど、どうよコレみたいな。そしてそんな日々の間に平気で彼氏さんと遊びに行く俺ももどうよ? みたいな。

 とか何とか云って、今週の金曜辺りにカヲルと逢う約束をしている。代休を取った彼と平日昼間に逢う訳で、普通にマコトにも内緒。云ったら「3Pしようよ」って五月蠅いだろうから。多分彼と逢うのも此が実質最後なんだろうなと思うし、こう云った生活を送るのも最後だろう。







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Last updated  2003.06.09 13:21:59
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