深秘の華苑

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黒左右衛門

黒左右衛門

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2005.03.19
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例の昔のセフレから、金曜日の晩に再びメェルが届いた。
泣き言が連ねてあった。
強烈に「逢いたい」心情が綴られていた。
逢って、年末にあたしを怒らせた事を謝りたいし、今後の自分達の在り方も話したいし。何よりも自分は黒左右衛門ナシでは生きられない事が改めて解ったから、と。
過去のエトセトラが無く、只文面だけみたら強烈な恋文だったと思う。
だが過去のエトセトラがあるので、結局「そんなにあたしとシたいの?」と正直呆れた。
が、あたしは弱い故、若干良心(違)が揺らいだ。しかし此処で負けて彼の「食事でも」に同意したら、其の儘ホテル行は実行されてしまうだろう事は容易に想像できた。
そうやってあたしは彼と終了出来ずに今迄来たのだから、と思い、断る。
「ほんまにもう私の事など忘れて頂戴」と送ったメェルには返答を頂戴出来ず。


そんな不安定な状態のまま土曜日は朝から出勤する。
昼過ぎ迄営業サイドに巻き込まれた仕事を片付ける。いや、思っていたよりスムーズに問題は解決出来たし、普段は決して此の面子は揃わないよなと思われる面子でランチを一緒出来たし、営業の部長さんはとても良い人でファンだし、ま、ええか。みたいな。

営業での仕事が終わってから、自分の部署に戻り、金曜日の段階で未消化だった自分本来の仕事を消化した。結構収穫有り。特に、先週末初めて誘導体化反応を仕掛けてNMRとMSで構造決定したものの、諸般の事情でいまいち確信が持てなかったnew faceに確信を持てた事かな(意味不明)。

そして家に帰る。

夜はまったり過ごし、さて休もうと云う前に、再び例の元セフレから連絡が入る。
しつこい。
其処で再び若干の揺らぎを感じた自分が居て口惜しかった。
カラダが飢えている訳では無いと思う。ココロも別に飢えちゃいない。なのに何故揺れる自分。
すっぱり断る。

ほんまで寝ようかとした時に、今度は不倫相手から連絡が入り、うちに泊まっていった。
恐ろしい事に彼はあたしが昔のセフレからモーション掛けられている事を野生の勘で察知し、ものすんごく追求してきた。誤魔化そうとしても追求を逃れられなかったので現状を白状した。そしたら追求の嵐が巻き起こり、仕舞いにはほんまに今日は出勤やったのか奴と逢ってへんのかと迄言われた。

最後は納得してくれたらしく、「ほんまに今後一生俺だけやで?俺だけで良えやろ?」と念を押してきた。
だから、「一生」って無理やん。そう思うが何も云えず。

彼は、あたし達が始まった日の事を再び話し出した。
彼はあたし以上に鮮明に其の日の事を覚えているらしく、物凄く嬉しそうに話す。
初めてキスした時、あたしの唇が柔らかくて頭(とアソコ)がかーっとなっていた事とか。

散々弄られた挙げ句、「挿れて下さい」と先に口走ったのはあたしだっただとか(←記憶ナシ)
二回目の逢瀬の時、あたしにより彼の望みが受け入れられた時とても幸せだったとか。
そんな思い出話をして、そして「此からも一緒」と言う。
此からも、何処で一緒なのですか?
言いたかったけど口にはしなかった。

抱き合って眠る。
腕枕をして貰ってくっついて眠るのは本当に幸せだが、彼の胸に涎を垂らしちゃわないかと何時も不安になる。
そして、セックスの合間に顔をひっつけて話あっている時や、眠りに入る一時のいちゃつきっぷりは本人達は良いとして客観的に見たら酷く醜いだろうと思うと色々な意味で凹む。なら止めれば良いのに。
結局最後に「おやすみ」と言い合ったのは何時か忘れたが、翌朝の6時頃に帰っていったので、実質ほんの少しだけしか彼は眠っていないと思う。休みだから良いか。

爛れている。





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Last updated  2005.03.20 22:58:12
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