深秘の華苑

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黒左右衛門

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2007.07.28
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あたしは、中学ー高校と真面目な受験生時代を送っていないので
後になってから苦労した。

高校時代から苦手と云うか嫌いと云うか関わり合いたく無かった物理や数学は
修士時代に嫌と云う程仲良くしなくちゃならなくて涙目(ちゅうか泣いた)だったし
学部生時代、追試ばかりだった有機化学は院試の出題範囲で
って云うよりも有機合成やってるラボだったから当然理解できなければならなくて
「有機が解らん奴は存在価値ナシ」(でもあたち合成の人じゃなかったのに)な訳で
其れ迄の人生の中で一番じゃないか位、意識が続く限り勉学に勤しみ
夢の中迄勉強して、挙げ句其の夢の中で我がラボの合成の神様に

其の院試の受験勉強中、「うちのラボはMS持っていないし」と云う理由で
出題されないと踏んで、敢えてさわりしか触れなかった質量分析計は、
今の職場に入ってから嫌と云う程触れ合って友情を成立させているし
今現在、高校時代以来殆ど関わらなかった分野を今は手掛けている。
其れも此れも、当時ちゃんと向き合っていたら
突然対峙しても動揺しなかったんだろうな、とは思う。
其の当時、ちゃんと向き合うのを避けたが故に、今頃痛い目に遭う。
因果応報?みたいな。
此の業界で生きている限り、然う云う『因果応報』っちゅうのは
大きいものから小さいものまで、ずっと遭うんだろうな。

でも、昔泣き乍ら吐瀉し乍ら(嘘)向き合った有機化学のお陰で

なんとはなしに聞き流して居た筈の話を何故か覚えていたお陰で解決が早かった事もある。
そんな良い事もあって、其の時は本当に当時お世話になった方々に感謝する。

今、本当に転職したい訳で。
其れは、今手掛けている分野が本当にあたしが好きな分野の仕事じゃない事に
端を発していて

なのに、
今でも本当にあたしが好きな分野の論文を目にしただけでテンションが異常に揚がるし
胸が痛い位な時もあるけど
全然、「本当に好きな分野」とは関連しない今の仕事関連の話で
自分が中途半端にしか知らない事があるともっと知りたいと思える。
結局どっちやねんっちゅう話やし。

勉強は好きじゃないのに、何故か其処でテンションが揚がってもっと理解して
自分のものにしてしまいたいと思える。
今は、天然物有機化学がアツい。
学生の時、先生が性フェロモンで興奮させた蛾を連れて来て以来
虫嫌いのあたしにとって、いやんな分野に成り下がったのに。
今は、もう一度先生に熱く話をして欲しいとさえ思う。
不真面目だった高校時代からは想像もつかないような状態。

転職したい癖に。
此の業界に残る限り、こう云うのは続くんだろうな。
今の上司には、事有る毎に「流石ドクター」と茶化されるのが嫌だけど
(うちの会社は修士持ちはごろごろしていても、博士持ちは流石に
 ごろごろはしていないので、きっと珍しいんだと思う)
仕事関連の話題を聞いてテンション揚げて
そしてそんな時に、昔のテリトリーだった分野の話を聞いて胸が痛くなる。
其の繰り返しなんだろうな。

暫く辞められそうにもなくなってしまいそうだし(何。







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Last updated  2007.07.29 12:24:34
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