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May 23, 2007
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カテゴリ: 映画のように
綴り字のシーズン



誰だって、幸せに観られたい──大丈夫だと思われたい──
それは、時には自分自身のプライドのためであり──時には相手への思いやりであり──
また、時には理由もなく本当の自分を隠すため──

人が話す言葉は、すべて、そんなことを思っていると思われたいから──
人が見せる表情は、すべて、そんな気持ちでいると思われたいから──
人がとる行動は、すべて、そんな人だと思われたいから──

人間なんて、外からじゃ、何も解りはしない。
皆んな、いろんな思いを隠しながら生きてるんだ──


でも、実際は──それぞれの心の中で何かと闘いながら、幸せな振りをしている──

確かに、起承転結のはっきりとした、ワクワクするような映画じゃない。
最後に、家族全員が抱き合って飛び跳ねるような映画でもない。
父親──母親──兄──妹──
それぞれの心の変化を、繊細に優しく描いた、詩のような映画なんだ──

そして、この映画で最も輝いているのが──
ただ一人、冷静に家族を見守り、そして家族をなんとかして救おうとする、11歳の妹・イライザ。
平凡な少女だった彼女が、スペリング・コンテストの全米大会にまで勝ち進む中──
家族の崩壊が現実化し──
現実化することで、お互いを知る──

「今、私の家族に必要なのは、何なんだろう?……」


果たして、その結末を、観る人がどう受け止めるかは、人それぞれだろう。
「?……」って首をひねる人もたくさんいるにちがいない。

でも──少なくとも、そのことによって、家族のそれぞれが、何かを感じ取り、笑顔を取り戻せるのなら──きっと、それは正解だったに違いないんだ。
言葉で説明出来る必要なんてないのかも知れない──
感じ取ることこそが必要なのかも知れない──



完璧である必要なんてない──
100点満点の人間よりも──60点、70点の人間の方が、はるかに幸せなんだろう。
弱音を吐くことは、悪いことなんかじゃない──
苦しむことは、恥ずかしいことなんかじゃない──

つづり1

悲しいのは──そんな自分を必死に隠し続け、偽り続けて──いつしか、ボロボロに砕けてしまうことなんだろう。

つづり2

随所に登場する、少女の心を描いたCGの映像が、とても優しく心を惹かれます──

つづり3

誰にでもオススメとは言いません。
独りで、じっくりと映画を感じてみたい人に、オススメしたい作品です。






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Last updated  May 23, 2007 03:48:55 PM
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