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Jun 3, 2007
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カテゴリ: 映画のように
キャロルの初恋



1930年代のスペイン──内戦の続く中、ニューヨークから母親の生まれ故郷に戻ってきた12歳のキャロル──
その幼い心が、寂しさと戦い、恋をし──少しだけ成長した1年間──

キャロル1

パイロットとして闘っている父の迎えを信じて待ちつづける少女と──
そんな娘に贈る、父親の暖かいメッセージ──

戦後の日本で生まれ、日本で育った俺たちには、決して体験することの出来ない少女(少年)時代が、そこにある──

キャロル2

キャロルを演じるクララ・ラゴの魅力は、言葉では言い尽くせないほど──
その姿に、思わず、映画ということを忘れて、手を差しのべたくなってしまうほど愛くるしくて──

キャロル3.jpg

この映画は──物語を楽しむための作品ではなく、一人の少女の心になって、共に感じ、共に行動する──そんな作品なんだ。

キャロル4


幼いながらに一生懸命に頑張る彼女の姿に──その残酷さすら忘れてしまうほど、たくましく、生きる元気を与えてくれる。

キャロル5

キャロルの初恋──
その恋の相手となる少年・トミーチェの、無器用な優しさと秘められた悲しみも、また観る者の心を揺さぶる──

キャロル6

真っ暗闇の中を歩く少女に、小さいながらも灯りをともしてくれる人々の優しさ──
それは、きっと──彼女の強さが自ら引き寄せた救いの手なんだろう。

下手に説明しても説明し切れない、この映画の魅力──
それは──観て、感じてもらうしかないんだろう。

走り去る車の後ろの窓から少年たちを見つめるキャロルの表情が──今でも、忘れないない──

キャロル7


★★★★★──その理由は、観た人にしか解らないんです。






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Last updated  Jun 3, 2007 06:47:34 PM
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