ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2004年03月08日
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 名刺を交換すると、誰もが私の名前をペンネームだと思うようです。ところがどっこい、本名なんですね。

 このホームページのURLに使っているtomojohnというのは、私の本名と大好きなジョン・レノンを合体させたもので、本名は知女(ともじょ)と言います。

 まさにライターとか、知的な仕事に就くべくして生まれてきたような名前で、名前負けしないように頑張らなくちゃ……。知的が痴的にならないようにね。

 名前の由来をよく尋ねられます。「親御さんが俳句や短歌をたしなまれているのですか?」「お父様が文学者とか?」

 期待を裏切ってしまうので、あまり言いたくないのですが、生まれつき、人を笑わせたり、驚かせたり……つまり「意外性で勝負」なタイプなものですから、つい、真実を明かしてしまいます。

 祖母が迷信深い人で、初孫の私を筆頭に、孫たち全ての命名をある姓名判断の専門家に委ねていたのですね。かといって、弟やイトコたちはごく平凡な名前で、変わっているのは私だけなんです。

 恐らく四柱推命のたぐいだと思うのですが、生まれたばかりの私の運勢は、「将来、男だか女だか分からない子になる」とのことでした。だから、「名前に女という字が必要だ」と。

 いや、べつに、レズビアンであることをカミングアウトするつもりで書いたわけじゃなくて。ごく平凡なヘテロ・セクシャルです。

「男みたいな女」の意味するところは、男性とまったく対等だという意識をもって、勉強でも仕事でも、一歩も退けをとらずに伍していくという意味だった……そう考えれば、占いは大当たりでした。



 マツジョじゃ、一生、何かを待っているみたいだし、カズジョは濁った音が2つ続くので発音しにくい。結果的にトモジョでよかったなあと本人は思うのですが、実は他の2つは母や祖母、叔母の名前と音が似ていたので却下されたというだけのことでした。

 名前が変わっていると、やはり「いじめ」の対象になりました。悪ガキの男の子たちから、「痴女、痴女」と呼ばれたりしました。でも、そんなことぐらいで負ける私じゃなかったから、落ち込まずに、すくすくと育ち過ぎるほど育ってしまいました。

 考えてみると、やはり人格形成には多大な影響があったかもしれません。変わった名前を持っているということが、何か特別に選ばれた存在であるというような、過剰な自意識につながってしまったのではないかと。

「自分のことを偉そうに言う」とか、「唯我独尊的だ」と、仲の良い友達から大勢の前で批判されて傷ついたこともあります。

 しかし、過剰な自意識が結局、哲学、心理学、文学といったものへ興味を向かわせ、書く仕事を選ばせたのかもしれません。

 いまは「管理社会」という言葉が使われなくなるほど、それとは分からないソフトな管理が身の回りの隅々に行き渡った世の中になってしまいました。こういう時代に絡め取られることなく、すくっと自分の足で立って、自分らしく生きていくには、少々過剰なぐらいの自意識が必要なんじゃないかと、まあ、言い訳になるかもしれないけれど、思います。

 最近、「自尊感情(セルフ・エスティーム)」や「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」ということと、生きがい、働きがいの関係について色々と考えています。

 この2つの感情を自分の身体感覚としてリアルに実感できないと、心もカラダもバランスを失い、壊れていくのではないでしょうか。

 逆に言えば、この2つさえあれば、どんな苦難にも立ち向かうことができるし、失敗して傷ついても、立ち直れる。生きていく上での基本的なエネルギーになるのだと思います。

 人は全て、誰もが「選ばれた特別な存在」として生まれてきたのであって、かけがえのない存在である――そのことを自分自身はもちろん、お互いに認め合い、尊重しあえるような社会であってほしいものです。





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最終更新日  2004年03月08日 17時15分59秒


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