2010.11.22
カテゴリ： 意味は無く・・・
”良い人なのかそうでないのか”
今だまだよく分からない夫と暮らして１０年以上になり。
ただの職人なはずなのに
「あ、どうぞ。ま、そちらもどうぞ。ワハハハハーッ！」
て
今朝は
寝言で営業・接待をしてる風な夫がベットに横たわってました。
あたくし学生時代。定期テストの前日には
さんざん
母から勉強せいッ！と叩き起こされ
『今やって出来るものなら寝やしないッ！』 と
母を困らせながらもずっと大らかな気持ちで生きてたのに
なんという事でしょう。
この所、テスト前日で
全く白紙の頭にあせり悩む夢をよく見てうなされます。
ようやく人間が弱ってきたのかしらねぇ・・・・
そんな事はどうでもええついでに今日気付いた
どうでもええ事を。
『紀文のチクワに焼印あった？いつから？』 ４本６８円。
そしてお話は
夢か現か幻かのあの夜。
学生時代のテスト前日へとさかのぼる・・・
生涯の友でもある”唯子”は
高校入学テストを３位内で合格し、スレンダーボディーに
凹凸くびれ有りの超美人でもあった。
”唯子”は言い寄る男達を無視せず総てかっさらっていく温情派で
性格に難ありと女性陣は敬遠したけど
『ただモテない女達のひがみやんけ』とあたしは思っていた。
クラスも違い、接点もなかった”唯子”とひょんな事から仲良くなり
楽しい高校生活を送っている最中
やってきました
期末テストが。
”唯子”はどうにも前日ふて寝を決め込むあたしに
１時間ごと交代で電話し合いましょう？と提案してくれ
あたしが寝かける夜の１０時に電話をくれたのは”唯子”でした。
「起きてる～っ？勉強頑張って～っ！次の１１時はあなたよ。」
てな風に
１１時はあたしが１２時”唯子”
１時にあたし、２時に”唯子”の時
「３時も起きてるから～っ 電話よろしく。勉強するんだよ？」
との励ましに
あたし結構学習しながら頑張ったんです。
ただ・・・
この頃は携帯電話がなく
自宅の電話に掛けなきゃいけないんで
寝てる家族を起こさない為に
お互いワンコール位で電話を取ってたんですね。
そして３時になり
あたしの番で”唯子”の自宅へ電話しました。
プルルルル・・・プルルルルル・・・・
あれっ？”唯子”寝ちゃったのかしら、どうしよか。と
数回鳴らしてしまい
切りかけたその時
「は～い。もしもし～？」て爽やかなオバちゃんの声。
とても夜中の３時に掛かってきた電話に応対するテンションではないし
”唯子”のお母さんは
ものすごくあたしを嫌っていたから
お母さんが中継に立つと
”唯子”につながれる事無くいつもすぐ電話を切ってまう。
のに
「どちら様ですか～？」
”唯子”のかぁちゃんは酔ってるのだろうか・・・・
だけど正直
今、母を装っているこの女は
”唯子”のかぁちゃんでは絶対ないと
この時何となく直感していた。
とりあえず
あの。
夜分遅くすみません、かくかくしかじか説明したら
”唯子”を呼んでくれると
このオバちゃんは言うんです。
「唯子ちゃ～ん。 唯ちゃ～んッ」
受話器の向こうで屈託無い貴婦人のよな声が鳴り響いてる。
夜中の３時なのによ・・・
もう、この時点で別人だ。
唯子のかぁちゃんなら
「お前はアホかっ！ハゲかーッ！」 やらあたしを罵倒し（←体験済み）
”唯子”に「ちゃん」をつける芸当など
持ってはいない・・
と、何だか胸騒ぎがする丑三つ時に
ようやく”唯子”が電話に出てきた。というか
これも”唯子”らしき者で。
あたしよ？あたし。と言っても「はい、あはは～。」しか言わず
だけど
”唯子”の声とは全く違い
唯子？あんた家族中イカレたとか？何なの？と
パニくってきたあたしに
「あはははは～。」と受話器越しの彼女が笑った時
背中に悪寒がゾッと走ったんです。
こりゃいかんっ！本能的に電話を切ったその瞬間
”バシッ！”
あたしの部屋の窓ガラスが数枚ラップ音的に鳴り出して
『おとーさーんっっ！！％＆＃＠＊？！』
両親が眠る寝室へ駆け足ＧＯダッシュ。
お前は夢を見たんだよ・・
番号違いじゃないか・・と両親はなぐさめてくれましたが
寝てないし。
”唯子”の家へは最初掛けてからずっとリダイヤルを押してたのに
有り得ないを言うてたら
「珍しく勉強するからだ。」 と
片付けられてしまいました。
翌日”唯子”は
３時の電話待ってたのにーっ！寝てしまった？と
言うてきたので
うん、多分・・・・て答えました。
そして
”唯子”にかなり霊感があると知ったのはそのすぐ後です。
きのう観た。怖かった・・・
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