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1997年生まれの若きピアニスト、エリック・ルー。6歳でピアノをはじめカーティス音楽院に入学、ジョナサン・ビスらに師事、ダン・タイ・ソンからも指導を受け、17歳の時にショパン国際コンクールで第4位を獲得。そして彼の名を一躍高めたのは2018年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールでの優勝でした。この時の優勝記念アルバムでは、ショパンのピアノ・ソナタ第2番とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を聴くことができますが、繊細な響きを駆使しつつ、深い音楽性を感じさせるユニークな表現は他の若手奏者と一線を画するものでした。
今回のアルバムは、ショパンの『24の前奏曲』をメインにブラームスの間奏曲 Op.117-1、シューマンの『主題と変奏』 WoO24という、彼の特徴ともいえる「内面の声」をじっくり聴かせる選曲になっています。メインの『24の前奏曲』は冒頭から重々しい響きに彩られており、多くのピアニストが軽やかに弾き切る第1番を彼はじっくりと聴かせます。続く第2番では不協和音が生み出す音のねじれが不思議な雰囲気を生み出します。以降、ルーは各曲を丁寧に演奏、変幻自在な世界を見せてくれています。静かなブラームスで一息つき、続くシューマンの最晩年の作品『主題と変奏』でも、心の対話ともいえる演奏。22歳の若さでこの表現力を披露するルー。将来が楽しみな逸材です。
タワーレコードより
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