想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

2018.02.14
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    何が起きたのか?と、用水路の中で茫然自失。状況がわかるにつれて、 右肩に 激痛

が走りました。 

     ともかく地上に戻らねばと、 5メートル下 から必死にコンクリートの壁を、

     よじ登ったのです。

   ♪ ハイホー、ハイホー。。ヨウ~レイヒ~ ♪

                   

     https://youtu.be/67rc96joOz8

    ( はいながら歩む、 這歩 、ハイホー。ハイホハイホのチューリンガン。

よれよれ、ヒーヒー 言いながら登る、 ヨウ~レイヒ~。 夜に出てきたから

          ヨーデル、おしっこもヨーデル   ) 

     そんな馬鹿なこと、言っている場合か!!! 

     暗闇の中なんとか、地上まで登りきりました。 ドブネズミ のような、びしょぬれ姿、

   憐れ、 悠愛皇子!!!

     村さ来のドアーをドンドンと叩くと、開店準備中のおばちゃんが、怪訝そうな顔をして、

     出てきました。


( あと、もう少しで、開けますから。)

   ( 裏の用水路に転落して。肩が痛くて、痛くて。 すいませんが、 救急車 を呼んで、

         戴けませんでしょうか? )

   ( あらら。それは、大変ね。あそこは、よく 間違って転落するのよ 。 )

    <  そうだったら、 転落防止の柵 ぐらいしたら、どうなんだ!! >との怒りを抑え、

     ここはしたでに頼むしかない。


( すいません。救急車を至急、お願いします。 )

     いやあ~、この痛さは、尋常ではありません。痛くて、痛くて、目を開けていられない

     のです。
   



     10分ぐらい経ったでしょうか。

     ピーポ、ピーポとサイレンの音が遠くで聞こえ、それはやがて店の前で止まりました。

     うわあ~~~、 救急車に乗れる~~~!!!

   うん??おいらは、そんなどころじゃない。 水もしたたるいい男 、もといびしょぬれの

  皇子を、 隊員が 車の中に招き入れ、毛布をかけてくれました。

     一人がマイクを握り、どなりたてます。

(  中年の男性 、用水路に転落、右肩脱臼の模様。

             ・・・・・・・・・・・・ わかりました。 )


     どうも、搬送先の 救急病院 に、連絡しているようですが。


(  中年の男性 、用水路に転落、右肩脱臼の模様・・・・・・・・・  駄目ですか。)


       

救急隊員と救急車3の写真


     引き受け先の病院が、なかなか決まらない。


   ( 中年の男性・・・・)


     うるさいなあ~~、もう~~中年、中年ってえ!!


     痛い~~~、痛い~~~!!! もう、僕ちゃん、ダメエ~~!! 早く、 私をスキーに

     いや病院に 連れてって~!!

     救急隊員が連絡をあちこちにいれること、 30分。 やっと搬送先が決まったのでした。


緊急病院が引き受け拒否、搬送先が決まらないまま患者が死に至るとは 、このような

     ことなのでしょう。

寒さと痛さの中 でガタガタと震えながら、私はもはや失神寸前でありました。

       

     ピ~~ポ、ピ~~ポと救急車は、闇を引き裂きながら病院へ。

     はたして、皇子の運命や いかに?!
  

                                              == 続く==

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Last updated  2018.02.14 12:00:10
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