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2006.11.22
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カテゴリ: 言語
巷に溢れるカタカナ言葉には苦慮される

そうでなくても先日、安倍首相の発した
カントリー・アイデンティティには失笑!

まるで「田舎はこうあるべき」と
常日頃、自分達は都市生活の利便性を満喫
しながらたまの田舎歩き、旅情のために
一切の開発を禁ずるエゴの固まりみたいな
発言に聞こえます。


ナショナル・アイデンティティが相応。
どうせ外来語に頼るのならば、いっそ奥さんの
半切語にでも頼った方が良かったのかも?

乱れている、誤用が多いとされる若者言葉以外にも
「何それ?」と首を捻らされる言葉も多いですよね。
しかし、言葉なんて本来は誤用も含めて貪欲に
拡大していくブラックホールのようなもの。

あなたの感性で、色々な外来語を漢字にしたら……。
そんな大会が金沢市で開かれ、集まった創作漢字には
どんなものがあったのでしょうか?

例えば「彩」と「己」で「ファッション」。

「古」の中に「新」を書いて「ビンテージ」。
それでは「爪」に「画」では「ネイルアート」etc.
自由な発想が興味深いです。

「瓜につめあり、爪につめ無し」
爪といえば子どもの頃、諺の本で覚えた

「、」を「つめ」と言い表して間違えやすい
感じの誤記を避ける工夫がしてあります。

そして「必ずしも外観が本質を表している
とは限らない」との裏意味が。
その一方で案外、的を射ているのが
「名は態を表す」です。
これには案外、そうした名前で呼ばれる内に
刷り込まれていくものなのかも知れません。

例えばトリケラトプスという恐竜の名前。
これも興味のない方には単なる記号。
でも最初の「トリ」をトリプルの「トリ」、
真ん中の「セラ」は「セラミック」や
「シェル」の「セラ」、そして最後の
「トプス」を「トップ」と考えましょう。

すると「3本の堅い角が頭にある」
恐竜の顔が見えてきませんか?
このように大抵の英単語には
その成り立ちがあり、物語があります。
ブックがbookな理由もloveがloveな
理由もきちんとあるのです。

そんな気付きも「トラ流」ではどんどん
お伝えしていくのですが、最近、
気になって仕方ない名前があります。

おでかけ前にちょっと待って!
脇の下の消臭スプレー「エイトフォー」は
Wait for、「~を待つ」から付いた商品名。

また、女性の大敵のひとつに便秘がありますが
その解消薬のひとつに、
「ピンクの小粒、コーラック」という
製品がありますよね。

そのCMを見ていると「笑点」大喜利、
左から2番目、ピンクの着物でお馴染みの
三遊亭好楽さんが浮んで仕方ありません。
「ピンクの小粒コーラック」は
ピンクの着物で小柄な好楽さん?

だとしたら好楽さんは「くだらない」答え
だけは連発できませんね。






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Last updated  2006.11.22 15:29:30
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