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毎日の病院通いが続いて、すっかり日常生活のリズムが狂ってしまい、ブログ更新もままならなくなってきました。
そうした中、6月2日は私の51才の誕生日でした。娘が私の好物のチーズケーキを作ってくれて、ささやかにお祝いしてくれました。乳製品が嫌いな私ですが、チーズケーキは別物で大好きなんです(笑)不思議がられますけど・・・
もう自分自身の年齢に、おめでたいと感じられることもないのですが(笑)毎年誕生日には、持病をもちながらも楽しく過ごせている幸せと、家族が元気でいてくれる幸せを感じる節目の年になっています。
今年は父の病気で、いつもとは違う誕生日の心境になってしまいました。まぁ、そういう年代に自分がなったということなんでしょうけどね。
さて、その父ですが実はあまり良い状態ではありません。
といっても、新薬の抗がん剤が効いてくれて(今のところ)、数値的には安定しているのですがいろいろな原因から下痢がもう1ヶ月近く止まらないのです。そのためせっかく食事できるようになったのに、絶食となり24時間点滴しています。
下痢が続くので、絶え間なくオムツ交換をしてもらうようになって、熟睡することができなくなり、だんだんとリズムが崩れ、現在昼夜逆転現象が起きています。
ほとんど寝たきりの父にとって、かなり辛い状況が続き、さすがの父も精神的に参ってきて、最近は今までの父からは想像できないようなイライラをぶつけるようになってきました。
今までどんなに大変な状態でも、笑顔を見せて感謝の言葉を言い常に前向きな姿勢を貫いてきた父なのに、元気がどんどんなくなってきています。
下痢も改善されず、食事も採れず、希望が持てなくなってきているのかなぁ。
それに、夜が眠れないため、日中私たちがいてもすぐ眠くなってしまうようで、意識もぼぉ~っとしていることが多く、反応が鈍くてうまくコミュニケーションが取れなくて。夜はしっかりしているようなんだけど・・・
「夜一睡もしてくれなくて、何度もオムツ交換してほしいというナースコールがあって困るので、日中来られたときはできるだけ起こしていてください」「昨日も何度もコールがあって・・・・」「夜眠ってくれるといいんだけど」私が病室に行くたびに、ある一人の担当ナースが迷惑そうに言われます。
本当に申し訳ないと思うけど、私にも仕事があるし家族がいるし、ずっと父だけを見ているわけにいかなくて。
この担当ナースは、仕事はてきぱきとしているし、何でも的確に答えてくれるし、はっきりおっしゃるので裏表のない方なんだろうけれど、言葉かけも表情も優しい他の看護師さんから比べると、病人にとっては怖い存在なんだと思います。
入院当初から、父にとっては苦手な看護師さんだったのだろうけれど、普段から人の悪口なんてあまり言わない父なので、「ちょっと怖いけど一生懸命やってくれるから感謝や」って私たちには言っていたのに、最近のイライラからかその看護師さんのことをよく愚痴るようになってきてました。
そして、昨日病室に行くと怒りまくっている父がいました。夜勤はその看護師さんで、どうも夜ひっきりなしにナースコールを押すため、寝たきりの父では絶対手が届かないところにナースコールのブザーを置かれたらしい。
そんなひどいことをする看護師が信じられないと怒る、怒る。
興奮がおさまったところで、そんなに看護師さんを呼んだのかと聞くと、本人はそんな意識がないのです・・・困った・・・少し前のことを覚えていないみたい。時間の感覚がわからなくなっているのか・・・
精神的にかなりやばくなっていますよね。
だいたいあんなに怒る父を見るなんて、阪神がひどい負け方をした時以来ですわ(笑)
どうしたらいいのやら。
このまま父が父でなくなってしまうのは、病気が進んでいくより辛いことかもしれない。
週末は甲子園で観戦予定。もちろん、父の分もチケット用意していましたが今回は3人で応援します。ちょっと寂しいけど。いつもの父になら「お父さんの分も応援してくるからね~」って元気に言えたけど、今の父にはちょっと言えないな・・・
少し前まで、楽しんでこいやって言ってくれてたけど、私が甲子園行くことも忘れているのかも。
闘病、看病が長期になると、いろいろなことが出てきてしまうなと感じています。