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2017年12月11日
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来年2月3日(土)の13時30分から、神保町らくごカフェで
「第11回・昭和歌広場 小畑実特集パート2」をやるのだが、
それの曲目選定をしつつ、歌謡談義・演芸談義に花を咲かせた。

珍しく先生が、酔っているのが露骨に分かるほど酔って(笑)、
とても楽しそうでよかった。

酒席の前、神保町の交差点で待ち合わせをしているとき、
保田先生がさりげなく言ってた話に、私は胸が熱くなった。
…己のキャラに似合わず(苦笑)。

保田先生は、先月末『東都噺家百傑伝』という噺家の歴史本を、
東京かわら版新書から出された。私がそれを買って読んだ旨を
伝えたら「…清水一朗さんも、青蛙房から新書を出したんだよ」
とのこと。

私は「そうですよね!私ゃまだ買ってないから、明日買おうかと
思ってるンです!」と答えた。

そしたら先生が「そのことを、山本進さんにメールで伝えたら、
『80歳過ぎの2人が、現役で本を出しているなら、私もまだまだ
頑張らなくては』って返事が来たよ」

いま現在、戦後の落語黄金時代を肌で知り、噺家と交遊があり、
当時の匂いをキチンと語れるのは、山本進・清水一朗・保田武宏・
矢野誠一の4人くらいしか思いつかない。

京須偕充先生は、世代的に少し下だしね。長井さんや石井さんは
もっともっと下の世代なわけだし。

この四天王?が今も現役バリバリで、落語の、藝の凄さ・楽しさ・
面白さ・素晴らしさを伝えてくれることに、もっと我々は有難みの
気持ちと、感謝の心を持たないとダメだと思う。



まず、ウチの先生の『東都噺家百傑伝』。これはホント手軽で
読みやすく、江戸から現代までの噺家の歴史が、簡単に分かる
名著だと思う。鹿野武左衛門から三代目圓歌までという流れね。

まるで、先生が「鹿野武左衛門」から生で観てるんじゃないかと
錯覚しそうになるくらいで(笑)。このことを先生に言ったら
「俺を何歳(いくつ)だと思ってんだ!?」とか言ってたけど。

私も落語マニアであるが、江戸時代~明治初期の噺家のこたぁ、
名前くらいしか分かんない。先生のこの本のおかげで、何となく
鹿野武左衛門から三遊亭圓朝までの流れを識ったくらいヨ。

短いながらも分かりやすく、また「特定の噺家に肩入れしてない
フラットな解説」の先生の文章も好い。こういう俯瞰目線の文が
素直に書ける人は、なかなかいない。

全国の落語ファン、この本は必ず買うように!必ず買うのだ!

その売り上げが先生の懐に入ったら、それが先生のご家族の
ご飯になり、たまには私の夕飯にもなるのだ(大爆笑)!!!!



清水一朗先生は、全く面識がないが、落語関係の様々な著書で
そのお名前は、よく存じ上げている。

その清水先生が、青蛙房から出されたのが『有楽町界隈の十年
~昭和の落語家群像~』という本。

これは名著!ホントに名著!昭和30年~40年あたりの落語界、
いわゆる「戦後落語黄金時代」の中で、『第4次落語研究会』
『若手落語会』『落語勉強会』の思い出を中心に、様々な方との
交遊などが描かれている。

小ゑん・全生・朝太・照蔵という「戦後四天王」の若き日の
姿や、当時の大御所(文樂・志ん生・圓生・正蔵・三木助・
可樂・円歌・小さん)の姿が、鮮やかに浮かび上がっている。

当時の様々な会のことを、とても細かく覚えておられるから
(保田先生もそうだけど!)まるで自分が、そのときにその
ホールにいたかのような錯覚をしてしまうのヨ。

当時の映像や写真なんかは、そりゃモノクロが当たり前だが、
清水先生の文章に出てくるお歴々は、私の頭の中では全員が
カラーだった。

その高座姿が、楽屋での顔が、みんな極彩色に写っている。
そして息遣いまで聞こえてくるようだ。

この本も落語ファンには、是非とも読んでもらいたい。

これ読んで、胸が熱くならない”落語ファン”がいたんなら、
そいつは”モグリ野郎”だと決め付けていいよ(笑)。



私は今、たけ平師や夏丸さん、三朝師とかと深い付き合いを
させてもらってるが、いずれは保田先生や清水先生のように
なれるのか…なれるわきゃねえか、文才ないから(苦笑)。

それまでに、文章と話術をもっと磨くしかないんだろうネ。
あと、また談志師匠との思い出話も思い出さないと(笑)。






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最終更新日  2017年12月11日 23時51分09秒
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