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2020年02月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日の夕方に聞いた、いきなりの訃報。本当に耳を疑った。

デビュー当初は、清純派として『こんにちは赤ちゃん』で
レコード大賞を獲得。その後ガラリとイメチェンし、大人の
女性の雰囲気で『二人でお酒を』『メランコリー』などなど、
数々の大ヒットを飛ばした、歌手の梓みちよさんが先月末に
急逝されていたという。享年76。

29日、2月1日の通販番組生出演のための打ち合わせをしに
マネジャーが自宅に行ったところ、梓さんはベッドの上で
覚めない眠りについていたという。死因は心不全とのこと。

昨今、通販番組でご自身がプロデュースした化粧品の宣伝で
見ることはあったが、肝心の歌番組では姿を見なかった。
近年は膝を悪くされていたようで、杖なしでは歩けなかったと
訃報で初めて知った。





ようになってからは嫌だった」と先ほど言っていた。
…本当は、もっと”身も蓋もない言い方”をしていたのだが、
故人にあまりに悪いので、オブラートに包んで書くことに
したんだけど(苦笑)。

かく言う私も、近年の顔は「嫌な歳の取り方をしたなぁ…」と
しばしば思っていた。同格の中尾ミエ(取っ組み合いの喧嘩を
よくしていた天敵)・伊東ゆかり・園まり・九重佑三子という
面々に比べて、目つきや喋り方、態度に「嫌な奴オーラ」が
出まくっていると感じられた。個人的に。

ベテラン歌手の中で最も「近くに寄りたくない、そば寄ったら
何ィ言われるか分からないオーラ全開」というか…ね。



30年以上前だが『さんまのまんま』で、浮気疑惑をさんま師が
聞いた瞬間、シャンパンをぶっかけたという人だもの。今なら
ネットが大炎上で、芸能界追放になっていたに違いない。

まあ、もっとも、この『まんま』の一件で第一線から徐々に
退いていった…という印象も、あるにはある。それにしても、

つくづく思う。私だったら、まず間違いなく殴りかかってたヨ。
そらぁもう、気ィ短いから(笑)。




でもね…歌手としては、超一流。上に書いたこととは真逆に
なるけども、大人の歌を歌うようになってからの、あの声音。
あの雰囲気。ゴージャスな立居振舞い。歌の巧さ。

今の音楽界から、ほぼ絶滅したと言ってもいい「大人の歌手」。
その最後であり、最右翼だったのが梓さんだったと思う。

『二人でお酒を』は平尾先生。『メランコリー』は吉田拓郎の
作曲だった。この2曲は好いヤネ。あと『よろしかったら』も
良かった。これは筒美先生だったか。




よく、林家たけ平師と「往年の歌謡番組」の話をするのだが、
何故か頻繁に出てくるのが「いつの『紅白』のどういう場面が
好きか?」って話。

たけ平師、昭和48年「第24回」が好きなようで…だいぶ前に
歌ブログでも書いていたが、初出場の八代亜紀『なみだ恋』の
ときに、当時八代さんが住んでいた近所の商店街の皆さんが、
各々いろんな物を持ってNHKホールに駆けつけるところで
感動するらしい…。まあ、その気持ちは分かる(笑)。

私が選ぶ「紅白名場面」も勿論いくつかあるのだが、その中で
どうしても外せないのが昭和49年の第25回大会の、梓みちよ
『二人でお酒を』なんである。

https://www.youtube.com/watch?v=rLjvhOfY4vg

ゴージャスな衣装に身を包んで、佐良直美の名司会に乗って
紅組全員を応援に従えて歌った、この場面の素晴らしさったら
ない。特に2番は、紅組全員が舞台に胡座をかいて手拍子して
応援するのだ。

梓さんのことを嫌いな人もたくさんいただろう。特にね……
「某ゴッド姐ちゃん」が梓さんを大嫌いなのは有名な話。

でも、全員が「紅組勝利のために」個人的感情を一時だけ忘れ
(本音は忘れてないだろうが!)一生懸命になる、あの場面に
胸を打たれるのヨ。今の『紅白』から完全に無くなった光景。

昨今の”歌手もどき”がいる『紅白』ではない。舞台上に居並ぶ
面々の凄さ!島倉千代子とザ・ピーナッツが大御所、その他が
水前寺清子・都はるみ・青江三奈・ちあきなおみ・由紀さおり・
いしだあゆみ・和田アキ子・高橋真梨子・森山良子…。
アイドル勢だと山口百恵・森昌子・桜田淳子の中三トリオに、
小柳ルミ子・天地真理・南沙織…あとアグネス・チャンとか、
八代亜紀とか…とにかく、まだこの時代は「本物」勢揃い!

梓さんの声の艶・伸び・迫力。そしてバンド演奏も見事の一言。
『二人でお酒を』のベストは、間違いなくこのテークだと思う。




上では悪く書いたけど(それじゃ悪く書くな!ってツッコミを
受けそうだが)こんな大人の雰囲気を出せる歌手はもう出ない。
二度と出ないと思う。
子供対象という意味ではなく「ガキの歌」が氾濫しまくってる
この時代だもの…そりゃ難しいだろう。

そういう風潮に嫌気が差して、誰にも看取られずにスパッ!と
あの世へ逝ってしまったのだろうか……。だとしたら、とても
素晴らしくて、非常に悲しい。

またひとつ、これで昭和が遠くなった。本当に寂しいことだが
時の流れは残酷なもんだから、グダグダ言っても仕方ない。
それこそウジウジしてたらさ、梓さんにシャンパンを頭っから
ぶっかけられるかもしれん(苦笑)!

梓みちよさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
長い間、本当にお疲れさまでした。





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最終更新日  2020年02月04日 23時24分05秒
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