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suudarabushi
日本映画・落語・昭和歌謡から、世間の話題まで鋭くえぐり取らないささやかなコラム。
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2021年01月23日
カテゴリ： カテゴリ未分類
2020年末～21年正月のテレビ番組は、致し方ないことだが…
武漢ウイルスの影響で、特にこれといって光るような番組が
なかったのは、実に残念だった。
ただ、そんな中でもいつもの水準を保ち高視聴率を叩き出した
元日のテレ朝「格付けチェック」は見事だった。
伊東四朗御大が、高齢ゆえ（武漢ウイルスに罹ったら一大事！
という配慮で）欠席だったのは残念だったが、相変わらずの
Gacktの当てっぷり、今回そのGacktのパートナーに指名された
倖田來未の意外に真贋を見抜く能力も凄かった。2020年正月の
「神回」に比べたら、申し訳ないが少し“落ちる”感はあったが、
抱腹絶倒の見事な４時間だったと思う。梅沢富美男もよかった。
芸人予選会を、どこぞの石切場で復活してくれたら嬉しいが…
コンプライアンス的に難しいか。浜ちゃんも伊東御大もヒロド
アナも、早朝からの外ロケはイヤかもね（笑）。
年末ではＴＢＳの「正解は１年後」とテレ東「ゴッドタン」、
あと個人的には日テレの「ダマされた大賞」生放送が比較的
面白かったか。
「ダマされた大賞」は…私は大嫌いなのだが、昨年テレビ界を
席巻したフワちゃんの裏の顔（思ってた通り、テレビの中じゃ
傍若無人の無礼者だが、デヴィ夫人に対してキチンと敬語が
使えて気配りが凄かった）が見られたのが、少し面白かった。
それでもフワちゃんは大嫌いだが（笑）ありゃバカじゃない。
叩かれること前提で売り出すステップを見事に計算している…
という印象を受けた。ヤフーのコメント欄とかでフワちゃんを
叩いてる一般人は、あの無礼な態度やタメ口を叩けば叩くほど、
向こうの思うツボだ…ってことに気づいていないのだろう。
それでも私、フワちゃんは大嫌い（３度目）。もしも私に
思い切り木刀を振り下ろすかもしれん（笑）。
ここからは、年末＆年始特番という内容から離れてしまうのを
ご理解いただきたいが、昨今のテレビの話。
ＢＳフジ「クイズ！脳ベルＳＨＯＷ」が唯一のテレビの光明だ
と言ってきたが、地上波にも光明があった。
それは、日テレで水曜19時から放送されている「有吉の壁」。
この番組は実に素晴らしい。理屈っぽいことを何も考えず、
浮世のイヤなことをキレイさっぱり忘れて「くだらなさ」を
ただただ追求している、稀有な番組だと言い切っていい。
「有吉を笑わせたら１ポイント」という基本的ルールだけで、
様々な場所で芸人がコントのエチュードを演る「一般人の壁」
がメーンコーナー。その他に新たなキャラクターを作ったり、
ものまね番組の「ご本人と一緒」のパロディーを演じたり、
大喜利があったり…と、毎週なかなかの充実ぶり。
アシスタントを務める佐藤栞里の、ガツガツ前に出てこない
絶妙なアシスタントぶりも見事だが、有吉の差配を実に良く
受け止める芸人さんたちのイキイキした立居振舞い、そして
表情のなんと素晴らしいことか。
他の番組では見ることができない…ちょっとキザな言い方に
なってしまうが…心から芸人でいることが嬉しくて、楽しい
ことが好きで好きで堪らないという表情を数多く見ることが
できるのが、お笑い好きとして、とても嬉しい。
他のバラエティー番組では好感を持てない芸人もいるっちゃあ
いるのだが、この番組内では全員が輝いて見える。
中でもシソンヌ・きつね・インポッシブル・パンサー尾形・
安村・三四郎なんて方々は…この言い方が適切なのか否かは
分からないが…「この番組の申し子」という感じすら受ける。
どんなに有吉にエチュードが受けなくて「×」を出されても、
全身から面白いオーラが出ているように感じる。
この番組、単発特番時代は深い時間のＯＡだったのだが、昨年に
ゴールデンでレギュラー化…と聞いたときに「どうしてそんなに
バカなことをするのだろう？」と私ゃ憤った。レギュラー放送で
まして19時からだと、中身が薄まってつまらなくなるだろうと
信じきっていたからだ。
しかし、それは杞憂だった。レギュラーになってゴールデンに
時間帯が変わっても、相も変わらず「くだらないこと」を一心
不乱に追求する姿勢に、何のブレもなかった。
これはスタッフに対し、有吉の意見が通ったのかもしれないし、
あるいはスタッフが「中身を変えない」姿勢を日テレの上層部に
強く打ち出したのかもしれない。
いずれにしても、あの水準を保ち続けているのは凄いことだ。
近いうち武漢ウイルス禍が収束して、元の収録形態に戻ったら、
より芸人パワーが大爆発することになるだろう。それまで暫しの
辛抱ではあるが、水準を下げずに番組関係者の方々には頑張って
いただきたいと切に願う。
武漢ウイルスの影響で、特にこれといって光るような番組が
なかったのは、実に残念だった。
ただ、そんな中でもいつもの水準を保ち高視聴率を叩き出した
元日のテレ朝「格付けチェック」は見事だった。
伊東四朗御大が、高齢ゆえ（武漢ウイルスに罹ったら一大事！
という配慮で）欠席だったのは残念だったが、相変わらずの
Gacktの当てっぷり、今回そのGacktのパートナーに指名された
倖田來未の意外に真贋を見抜く能力も凄かった。2020年正月の
「神回」に比べたら、申し訳ないが少し“落ちる”感はあったが、
抱腹絶倒の見事な４時間だったと思う。梅沢富美男もよかった。
芸人予選会を、どこぞの石切場で復活してくれたら嬉しいが…
コンプライアンス的に難しいか。浜ちゃんも伊東御大もヒロド
アナも、早朝からの外ロケはイヤかもね（笑）。
年末ではＴＢＳの「正解は１年後」とテレ東「ゴッドタン」、
あと個人的には日テレの「ダマされた大賞」生放送が比較的
面白かったか。
「ダマされた大賞」は…私は大嫌いなのだが、昨年テレビ界を
席巻したフワちゃんの裏の顔（思ってた通り、テレビの中じゃ
傍若無人の無礼者だが、デヴィ夫人に対してキチンと敬語が
使えて気配りが凄かった）が見られたのが、少し面白かった。
それでもフワちゃんは大嫌いだが（笑）ありゃバカじゃない。
叩かれること前提で売り出すステップを見事に計算している…
という印象を受けた。ヤフーのコメント欄とかでフワちゃんを
叩いてる一般人は、あの無礼な態度やタメ口を叩けば叩くほど、
向こうの思うツボだ…ってことに気づいていないのだろう。
それでも私、フワちゃんは大嫌い（３度目）。もしも私に
思い切り木刀を振り下ろすかもしれん（笑）。
ここからは、年末＆年始特番という内容から離れてしまうのを
ご理解いただきたいが、昨今のテレビの話。
ＢＳフジ「クイズ！脳ベルＳＨＯＷ」が唯一のテレビの光明だ
と言ってきたが、地上波にも光明があった。
それは、日テレで水曜19時から放送されている「有吉の壁」。
この番組は実に素晴らしい。理屈っぽいことを何も考えず、
浮世のイヤなことをキレイさっぱり忘れて「くだらなさ」を
ただただ追求している、稀有な番組だと言い切っていい。
「有吉を笑わせたら１ポイント」という基本的ルールだけで、
様々な場所で芸人がコントのエチュードを演る「一般人の壁」
がメーンコーナー。その他に新たなキャラクターを作ったり、
ものまね番組の「ご本人と一緒」のパロディーを演じたり、
大喜利があったり…と、毎週なかなかの充実ぶり。
アシスタントを務める佐藤栞里の、ガツガツ前に出てこない
絶妙なアシスタントぶりも見事だが、有吉の差配を実に良く
受け止める芸人さんたちのイキイキした立居振舞い、そして
表情のなんと素晴らしいことか。
他の番組では見ることができない…ちょっとキザな言い方に
なってしまうが…心から芸人でいることが嬉しくて、楽しい
ことが好きで好きで堪らないという表情を数多く見ることが
できるのが、お笑い好きとして、とても嬉しい。
他のバラエティー番組では好感を持てない芸人もいるっちゃあ
いるのだが、この番組内では全員が輝いて見える。
中でもシソンヌ・きつね・インポッシブル・パンサー尾形・
安村・三四郎なんて方々は…この言い方が適切なのか否かは
分からないが…「この番組の申し子」という感じすら受ける。
どんなに有吉にエチュードが受けなくて「×」を出されても、
全身から面白いオーラが出ているように感じる。
この番組、単発特番時代は深い時間のＯＡだったのだが、昨年に
ゴールデンでレギュラー化…と聞いたときに「どうしてそんなに
バカなことをするのだろう？」と私ゃ憤った。レギュラー放送で
まして19時からだと、中身が薄まってつまらなくなるだろうと
信じきっていたからだ。
しかし、それは杞憂だった。レギュラーになってゴールデンに
時間帯が変わっても、相も変わらず「くだらないこと」を一心
不乱に追求する姿勢に、何のブレもなかった。
これはスタッフに対し、有吉の意見が通ったのかもしれないし、
あるいはスタッフが「中身を変えない」姿勢を日テレの上層部に
強く打ち出したのかもしれない。
いずれにしても、あの水準を保ち続けているのは凄いことだ。
近いうち武漢ウイルス禍が収束して、元の収録形態に戻ったら、
より芸人パワーが大爆発することになるだろう。それまで暫しの
辛抱ではあるが、水準を下げずに番組関係者の方々には頑張って
いただきたいと切に願う。
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