White Lotus Flower

White Lotus Flower

2002年07月13日
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カテゴリ: 映画
昭和33年の京都。売春防止法が施行される直前の祇園が舞台。
西陣の貧しい機織り職人の家に生まれた時子。12歳から家計を助ける為に置屋の雑用係として働いている。時子が17歳で舞妓「おもちゃ」として水揚げされるまでを、祇園と言う伝統的な世界で生きる人々の姿を通して、描いた作品。
監督 深作欣二 原作.脚本新藤兼人

はるか昔、小学校の先生が、不必要な職業は、この世にないと仰った。
友達とそのことで話したことがある。
「でも恥ずかしい職業はあるよ」そう、いつも遊ぶおねえちゃんが言った。
子供心に肯いた。
何が恥ずかしいのか、上手く言えなかった。

時子の人生を見つめることでみえてくるもの。

哀しいけれど、生きて行くことを、彼女は堂々と選んだのだ。この逞しさ。
同情や慰めなんかいらない、独りできっちり生きてゆく覚悟。

お気軽に何でも手に入る時代の軽薄さ。
何でも、手に入れたい薄っぺらな欲望。
自分の価値を見出せずに、心のないおもちゃが増えている時代。

おもちゃはんに、出会えて良かった。
懸命に生きる人々を知ることが出来て、嬉しい。
健気に生きる美しさ。

それは、ものに溢れて自分の内なる世界で、ただ時間をもて遊ぶところにはない。





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最終更新日  2007年02月28日 00時58分44秒
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