
毎晩飲んだくれながら、さまざまな男性と関係を持つ大学生のツリー(ジェシカ・ロース)は、誕生日を迎えた朝にカーター(イズラエル・ブルサード)のベッドで目を覚ますが、1日の出来事をすでに経験したような違和感を抱く。そして1日が終わるとき、マスクをかぶった何者かに殺されてしまう。し か
何度殺されても犯人に立ち向かう姿が逞しすぎる!
これはずっと観たかった映画。
けど、そのうち観に行くのを忘れ、タイトルも忘れ、最近たまたまNetflixで見つけたので鑑賞。「ああ、そういえばこういうあらすじの見たかった映画あったなー」と思ってたら紛れもなくこれだった笑
ありがたいよNetflix。
内容は控えめに言ってめちゃくちゃ面白かった!!
まず一番に主人公のトリー(日本語吹き替え版ではなぜかツリーではなく、トリーと呼ばれていた)が、 いい感じの美人でいい感じにビッチ
なんです笑
こういうスラッシャー系の映画によく出てくる 正統派パリピ女子
っていうのかな。主人公の恋人の友人の恋人くらいの遠い立ち位置で、しっかり男好きで、結構序盤に惨たらしい死に方をする役目を与えられる人物くらいってイメージ。いわゆる 死に要員。
で、今作ではそんなアメリカ産純正ビッチが主役。
ひょんなことから死のループに巻き込まれてしまい、殺人鬼に殺された途端にまた、その当日の朝に戻ってしまう。このループから逃れるためには、 殺人鬼を突き止め、そしてこの一日を生き残らなければならない。
だけど、トリーは至る所でやらかしまくっている女。誰から恨みを買っているのか、なぜ自分が命を狙われるのかさえ本人はわかっていない。
そこで好青年カーターの助言で、自分の死のループを生かしつつ犯人探しを始める。
ここからトリーが軽快なBGMに合わせて、 とにかく死にまくる。
いわゆる死亡集ですね笑
ポップでテンポがいい
から全然見てられる笑
結局、死ねばこの日が無かったことになるのを逆手にとって、好き放題やりまくるのもいいよね、こんな状況なの にトリーは前向きすぎる
んよ笑
そんなこんなあってトリーは過去と向き合う。彼女が半ば自暴自棄に生きるきっかけは、母親の死。それも自分と同じ誕生日で、とても仲が良かった母親が、二人の誕生日だった日に死んでしまうという悲劇に見舞われたから。
元々はいい子だったのが物語の端端からわかる。
せっかく犯人を突き止め、返り討ちにしてこれでもう大丈夫!ってなったのに、カーターを生き返らせるためにもう一度自分から死を選んだり、、トリーが生きて朝を迎えたら、カーターの死が事実で正史となってしまうから、犯人に 「今度は絶対仕留めてやるから覚えてろよ」
的なことを言ってダイブするのカッコ良すぎるわ。
ラストのどんでん返しも良き。
まあ真犯人は怪しくはあったけどね笑(トリーが何度目かの死亡シーンで車ごと爆発させられる時、その着火に使ったのがあのローソクに見えたんだけど、違ったのかな?この時、犯人あいつかもってなったけど、、)
これだけ色々紆余曲折あって、 殺される理由それ!?
ってなったけど、、ある意味トリーっぽいわ。
ちなみに本来は死ぬ バッドエンド
だったらしい。
試写会で酷評されたから、現在のエンドになったみたいだけど、、そりゃそうでしょ。
死ぬ度に強く、素直に、可愛くなるトリーがちゃんと生き残るエンドでよかった!
主演は ジェシカ・ローテ
。強くたくましく可愛い。最初はビッチまっしぐらで反感多そうなトリーだけど、目の周りをパンダにして何度も死して尚、生きる道を懸命に模索する彼女を好きにならないわけない。素敵な役だった。そんな彼女を支える好青年カーター役に イズラエル・ブルサード。
死亡集の元となる作戦を提案した張本人。彼の助言がなければ、あの愉快なシーンはなかった笑トリーのルームメイトのロリ役に ルビー・モーディン
。すらっとした美人さん。そしてトリーも所属する意識高い系サークルのリーダーのダニエル役の レイチェル・マシューズ
は今作の監督を務めたクリストファー・B・ランドンの姪っ子らしい。