ぐり~んおあしす (Oniwa cafe)

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2023.07.20
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テーマ: 家庭菜園(59112)
私の自然栽培


土嚢袋とか、カラーバンドのカゴとかに土を入れて、落ち葉や枯れ木、イネ科の枯れ草を乗せているだけです。
​​これで育つのかと言いますと、育ちます。


大きく育ちます。
この土に、化学、有機問わず、肥料を入れてはいけません。土の中には、堆肥も入れません。肥料分の無い土が、根と共生する菌根菌を働かせます。

しかし、簡単に菌根菌がつくと考えては、やってみてがっかりすることもしばしばです。

​菌なので、15度C以上暖かい時がいい​

寒いと菌が活動できません。寒い時期に、大きくなることを期待しても無理でした。
作物の種類によっては、菌根菌が付きにくい場合があります。アーバスキュラー菌根菌の胞子が土中にある場合でも、アブラナ科とは相性がよくありませんので菌根ができません。でも、DSEという菌根菌は、アブラナ科と共生します。DSEの胞子が、土中にあればいいのですが・・。
菌根菌がつくのを首を長くして待つのですが、忘れた頃にやっと着く場合もしばしばです。

糸状菌に増えてもらいます



上の層で糸状菌(好気性です)に増えてもらいます。
枯れ木や落ち葉、イネ科の草を乗せて置くと糸状菌が増えます。糸状菌は、糖を作って細菌を呼び寄せてます。上の層なので、通気性がありますから、好気性窒素固定細菌がいるんじゃないかと考えています。
空気から窒素ができたら、作物が喜びますよね。

菌根を出してもらいます



根が出たら、菌根菌と合体して菌根を出してもらいます。
土の中では、作物の根が菌根菌を呼び込むホルモンを出して、胞子(菌根菌)が反応して根の内部に入るらしいです。
根に入った菌根菌は、根の外に菌糸を出して、根の延長のようになります。

菌根菌は、根圏微生物を形成するコア(核)になると言います。
豊かな根圏微生物を形成すると、病気にもかかりにくくなるそうな。地中の空気が薄いところは、嫌気性窒素固定細菌がいそうですね。根は酸性の液を出していると言います。嫌気性窒素固定細菌は、酸性土壌に住んでいます。土中深くでも窒素が作られてくれれば、作物はまたまた大きくなります。

菌根菌ができた土

菌根菌は、根の周りに胞子を作ります。土の中に次の世代の胞子がありますから、作物を育てていた土は、次の作物でも菌根菌がつきます。
菌根菌には種類があって、大半を占めるアーバスキュラー菌根菌は、アブラナ科やヒユ科には付きません。しかし、アブラナ科に付く菌根菌が発見されました。
菌根菌ができた土は、連作がいいようです。なじんだ作物と、共生しやすいのだとか。
自然栽培の菌たちのこと





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Last updated  2023.07.21 05:34:02
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