C22トイガン備忘録

2021.06.28
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カテゴリ: エアガン
​今回は
マルゼン
ワルサー PPK/S
を紹介します。



実銃のワルサーPPK/Sは
1929年 フリッツ・ワルサーが
完成させたワルサーPP
(PPは「Polizei Pistole」
「警察用拳銃」の略)
並びにPPを小型化したPPKを
基に開発されました。

PPやPPKは
第二次世界大戦後も
ドイツで生産され
アメリカに輸出されていました。

しかし1963年
J.F.ケネディが暗殺されると
アメリカでは銃の規制が強化され
1968年に武器輸入規制法が
施行されました。

これは一定の大きさ以下の
隠し持つのが容易な拳銃の
輸入を禁止するものです。
(ただし、アメリカ国内では
同じ時期に
従来通り小型拳銃の生産が
続けられています。)

その結果
小型のPPKは規制の対象になり
輸入ができなくなったため
規制に引っ掛からないよう
背を7mm高くした
PPK/Sが「中型オート」として
新たに開発されました。





左右から見たところ。

私が所有しているのは
2014年4月以降の製造ロット
である「ニューPPK/S
ブローバックモデル」の
メッキの施されていない
ブラックモデルです。

ドイツ・ワルサー社正式契約モデルを
売りにしているということもあり
実物の写真と見比べてみても
造形はリアルな感じがします。



コックしたハンマーのアップ。




おろしたところ。

デコッキングレバーは
安全装置であり
スライドの向かって
右側にあります。

デコッキングレバーをおろすと
ハンマーがやや後退した状態で
固定され、トリガーが
引けなくなります。

ハンマーをコックした状態で
デコッキングレバーを下げると
ハンマーがこの位置まで
自動的に落ちます。



マガジン。

BB弾が22発、ガスが40発分
入ります。

弾が入る部分には
切り欠きがあり
ここに

引っかけることで
スライドがホールドオープン
しなくなるため
弾を入れなくても
ブローバックが楽しめる
「空撃ち」ができるように
なります。

弾が出ないので
いちいち掃除をしなくて済む
この機能はありがたいですね。



マガジンを後ろから見たところ。

丸い部分がバルブで
ここを押すとマガジン内の
ガスが放出されます。




ホールドオープンしたところ。

マガジンを抜くか
マガジンを「空撃ち」状態にして
スライドを少し引き
手を離すと
ホールドオープンが
解除されます。

それでは分解していきましょう。



トリガーガードの根元を外し
スライドを目いっぱい引いて
持ち上げるとスライドが
外れます。

スライドと同時に
リコイルスプリングと
スライドストップも外せます。

ニューPPK/Sには
スライドストップに
スプリングが外れるのを
防ぐためのスリットが
入っています。

リコイルスプリングは
マズル側の径が
大きくなっているため
組み上げる時には
向きに注意が必要です。



グリップにある
ネジを外せば
トリガーメカニズムを
確認できます。




ダブルアクション時の動作。


トリガーを引き始めたとき
トリガーバーがシアの穴のツメと
かみ合ってハンマーが時計回りに
回転します。

一定以上トリガーを引くと
かみ合いがはずれて
トリガーがおちます。

この時、トリガーメカニズム内の
パーツがマガジンの
バルブを押して
ガスを放出させます。

ワルサーPPには
当時のオートマチックピストル
としては先進的な

組み込まれており
ハンマーを起こさなくても
チャンバーに弾を入れておけば
トリガーを引いて

すぐに発砲ができました。

写真にある
シアー以外の
白色のパーツ
(ネジで固定されているバー等)は
実銃には存在しませんが
マルゼンのガスガンでも
トリガーメカニズム自体は
よく再現されています。



シングルアクション時の動作。

指で起こしたハンマーを
シアーが固定し
トリガーを引けばトリガーバーが
シアーをハンマーから離すことで
ハンマーが落ちます。



スライドを裏から見たところ。

マガジンから放出されたガスが
シリンダに挿入されると
BB弾の発射とブローバックが
起きます。

実銃では
ここにファイヤリングピンと
弾が装填されていることを示す
「ローディング・インジケーター」が
が入っています。

マルゼン PPK/Sの
スライドを後ろから見た時に
ハンマーの上にポッチが
見えますが、これがダミーの
「ローディング・インジケーター」
と思われます。

また、エキストラクターも
稼動しないダミーとなっています。



ガスが放出され
ブローバックが起きると
下がってきたスライドと
トリガーバーの
分厚くなっている部分が
ぶつかり
トリガーバーを押し下げることで
シアーが再度ハンマーを
起こした状態で固定します。

これにより
ガスの放出が
1発分で止まります。



ブローバックは軽いですが
動作性は良く
全体的に実銃の雰囲気を
再現している
マルゼンのワルサーPPK/S。

値段もブローバックする
ガスガンとしては手ごろなので
1丁手元に置いておいて
損はないと思います。

参考文献
マルゼン HP 
PPK/S SERIES | MARUZEN (maruzen-aps.com)
月刊Gun 1980年 5月号
月刊Gun 1981年 12月号
[図説]世界の銃パーフェクトバイブル3 
 メカニズム&射撃編


​マガジンを2本用意し
片方を「空撃ち」状態に
しておけば
連射と装填、どちらの
​アクションも楽しめます♪







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最終更新日  2023.08.30 19:34:52
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