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珍しく時代の波に乗ってみようと思いツイッターを始めてみました。きっかけは女子プロレスの僕が気になっている人たちが精力的にやっているからです。ここではジャンルを問わずごった煮でいろんなことを書きます。飲んだワインとかも書いてみます。ラーメンも感想書こうと思います。こっちのほうがブログより色んなラーメン屋が登場すると思うのでラーメン好きはぜひフォローしてください。あと今さらですがmixiも始めました。こっちはドイツワインの布教、普及のために始めたのでほぼドイツワイン関係だけにしてマイミクもあまり増やすつもりはありません。ですがワイン好きの方でしたらマイミクに登録するのでよろしくお願いします。ユーザー名はどちらもJUMInyanですっ。理由は深く考えないでください(笑)。
2010.01.30
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年末の旅で唯一一日中滞在していた土地が京都でした。なのでラーメンだけでなく観光もゆっくりできる時間がありました。でも過去二回京都に行ったときに主要な観光地は行ったので、今回はその他のところで良いところに行ってみたいと考えていました。最初に考えたのは京都御所だったのですがネットで申し込みの予約をしようと思ったらその日はもう年末年始の休みに入っているみたいだったので無理でした。で叔父にきいたら伏見がよいのではとのことだったのでそこに決定しました。一日乗車券でぎりぎり行けるところだったのでバスで京都駅から向かいました。伏見は京都の中心とは異なる街並みで独特の雰囲気を持っています。文化の歴史も違ったり、酒蔵が多くある、など中心部とは違ったところを味わうことができ非常に面白い街でした。見所はそんなに多くないし街も広くないのですが僕はこの場所が気に入りました。川沿いからは月桂冠の古い酒蔵を眺めることができました。あいにくもう年末の休みに入っていて見学することはできませんでしたが。この写真からは街並みもわかると思いますがもうひとつ特徴的なことがあります。ここは有名な鶏肉料理のお店の裏なのですが、湧き水が流れていてそれを一般の人が汲んでいる、という光景をみることできます。主婦の方や飲食店の方も大きな容器を何個も持ってきて水を入れていました。神社の中にも水を汲むことができる場所があり同じ光景がみられました。そのことによって久しぶりに水の重要さというのを思い起こさせてくれました。日本では蛇口をひねればどこからでも飲料水がでてくるのですが、この街にとっては水をとても重要なものだと考えているのです。水によって料理の味が変わるということを認識しているのです。現代でふつうに生活しているとそういうことって意識しないのですがここの人たちは水がどれだけ大切なものかというのをわかっているのです。日本人の文化の歴史を垣間見れたことと、当たり前だけど忘れられかけていることがしっかりと存在しているということがとてもうれしかったのでした。酒蔵も水がおいしいからいっぱい造られたのでありこの行為はこの街を象徴していました。昼ごはんは黄桜にしました。日本酒を飲みたい気分ではなくてここはビールを醸造しているのでちょうどよいと思ったのです。奥にみえているのが三種類のビールの飲み比べセットでこの御膳は昼の中では高めのやつです(といっても1000円台ですが)。お米は釜で炊いていてとてもおいしかったし野菜の煮物など素朴だけどとてもおいしいというものがいくつもありました。てんつゆもだしをとってつくったものだったりと、最上級ではないけれどしっかりと造られている料理ばかりでこの値段でこういういものが食べられるのは幸せなことです。ここで京野菜のおいしさ、すばらしさを知って開花してしまい夜も野菜のカレーを食べてしまいました(ここで食べてラーメンを食べた後に・)。野菜をメインにした有名な料理屋さんがあるみたいなのですがその日は休みだったので次回訪れるときには行ってみようと思っています。肉や魚が有名でおいしい場所はたくさんありますが野菜がおいしくて売りにしている土地というのは少ないと思うので僕にとって京都はうれしい町です。水と野菜という身近にあるけれどふだんはあまり重要視されていないものについて考えることができた、という思いがけない収穫のあった伏見探訪だったのでした。今年は竜馬のブームがすごいのでこの街は大々的に取り上げられてとても賑わうのではないかと思います。その前のまだ静かな時に行ってみるとよいのではないでしょうか。 夕方には急遽思い立って嵐山に行きました。夕やけのきれいな景色をみたいと思ったので。でもバスの中で一番きれいな時を迎えてしまい到着したときにはピークをすぎてしまってました。無念でした。なので京野菜カレーを食べたのでした。ついでに祇園をぶらぶらしたときの写真です。これで年末の4日間西へ行ったときの旅のことは終了です。ラーメンやドイツワインで書きたいことがたまっているのでまだまだがんばって更新します。
2010.01.29
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このタイトルの意味がすぐわかったら充分なラーメン馬鹿だということを自覚しなければなりませんね(笑)。大阪に行ったときに無鉄砲に行ったのです。豚骨で日本で一番濃度が濃いと言われてる部類のラーメンで、本店は京都府にあるのですが京都といっても奈良でしかも駅からだいぶ遠いところにあるので今回は断念して行きやすい大阪に行くことにしました。去年の駒沢でのラーメンShowで食べて店舗ではどんな味だろうと気になっていたのです。平日の夜だったのですが、20人くらい並んでて一時間ぐらい待ちました。どろっとしていて(ざらっともしてます)すごい、と思ったのですが味じたいはそんなに濃くないのです。そのギャップを僕は受け入れることができませんでした。豚骨ラーメンが好きな人にはそこらへんのとはまったく違う豚骨ラーメンに出会えるので行ってみる価値はあります。で、鶏の骨というのはその無鉄砲に触発されて鶏だけで豚骨ラーメンのようなどろっとしたスープに仕上げたお店なのです。豚の骨というのは無鉄砲の別ブランドなのですがこのタイトルのほうがわかりやすいと思ってそうしました。そして鶏の骨というのはふつうのお店ではないのです。成田にある福一という店が土曜の夜だけ屋号を変えて鶏の骨として違うラーメンを提供しているのです。福一は二回行ったことがあるのでこの鶏の骨に行くことを目的にこの前の週末に千葉県にラーメンに食べに行ってきたのです。やはり有名らしく開店前に着いたのに結局二時間近く待ちました。でも食べれてよかったです。鶏だけとは思えぬどろっとしたものでびっくりするのですがこくがあってとてもおいしかったです。こんなラーメン食べたことはありません。鶏で濃いといったら鶏白湯なのですがそれとは別物でまさに豚骨ラーメンのようなかんじのものなのです。ここの店主の技術はすごいです。でも鶏の骨はうまいのですがここまで並ぶのであれば平日に行けるのであれば福一でゆっくり食べるほうが僕はよいです。といった比較のできる二軒でした。千葉のほかの店についてはまた書きます。
2010.01.28
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年末の旅行の最後の日は、朝に京都から大阪に移動して一日大阪にいて深夜バスで帰るつもりだったのですが、東京を出発する直前にプランを変えました。関西のよさそうなラーメン屋をネットで探していて気になった所があったのですがそれが天橋立の近くだったのです。それまで天橋立の場所すら知らなかったのですが、京都府ではあるもののだいぶ遠いことがわかりましたが日帰りで行けることもわかったので天橋立に行くことにしました。バスのほうが安かったのですが京都を朝出発する便はなかったので行きはJRの特急で直通、帰りは夕方出発のバスで大阪に向かいました。今回の旅で唯一の電車での長距離移動だったのでアクセントになってよいかなとも思いました。日本で特急に乗ったのなんて何年ぶりかといったかんじでした。ゆるやかな田園風景でまったりとした時をすごせました。でも通路はさんで隣にはドイツ人の4人家族がいて、音はドイツ語しか聞こえてこなくてドイツを旅行しているときと雰囲気は全くかわらなかったのですが。さて、お目当てのラーメン屋チャクリキは天橋立駅が最寄り駅ではなくそこからふたつ先の駅でなおかつそこからかなり歩くところにあるのです。それは事前にわかっていて電車が一時間以上にに一本ぐらいでなかなか危険な計画だったのですがチャレンジしてみました。最寄りの野田川駅自体が完全に田舎の駅で、そこから20分弱歩いて到着しました。まわりの風景はこんなかんじです。この道中でさすがに俺は馬鹿だと思いました。観光地の近くならまだしもそこからまた苦労してラーメン食べに行くなんてさすがにやばいなと我ながら思ったのでした。ラーメン屋自体は大通り沿いにあります。昼時だったこともあってけっこうお客さんが入っていました。何種類かメニューがあるのですがこの店の基本メニューである魚介とんこつ系のラーメンにしました。東京でよくあるかんじではなくオリジナリティがありました。で、もう来ることはないかなと思いもう一杯食べることにしました。ネットでみて丹後ブラックという富山ブラックのインスパイアで丹後の濃いしょうゆを使ったラーメンも二杯食べるのなら食べてみたいと思っていたのですが当日は売り切れで、迷って普通のしおではなく丹後ブラックのラーメンで使っている地元の鶏主体のスープのしおらーめんにしました。これはなかなかよかったです。店主の技術の高さ、こだわりがわかる一杯でした。でも二杯食べて感じたのですが、このラーメンはわざわざ遠くからきて食べるラーメンではないということです。もちろんうまいのですが東京でもこういう系統は食べれるのです。地方ならではの独特のラーメンというわけではないのでわざわざ来て得られる感動というのをあまり得られないのです。店主はホームページなどで書いていますが、地元丹後の人においしいラーメンを食べてもらいたいと思いここにラーメン屋を開いたそうなのですが、まさにそのコンセプトや望みは実現していると思いました。このレベルがこんなところで食べられるなんてうらやましいし(麺は三河屋製麺ですし)、地元の人に受け入れられているみたいでした。前にも書いたとおり遠くからではなく、近所の人にとってすばらしいラーメン屋なのです。こういう関係は店側にも住んでいる人にとってもすばらしいことだなーと思ったのでした。ラーメンの味自体でも学ぶことができたのでした。そして天橋立観光をしました。ここはさらっと書きます。まずはリフトで展望台に上って全貌が観えるところへ。絶景とまでは思いませんがよい景色です。天気が良いのもよかったです。でも雪景色だともっとすばらしいのじゃないかなーと思いました。戻って天橋立の散策なのですが、時間もあったので自転車を借りることにしました。そうしたら反対側まで行けると思ったので。こういう砂と砂利の混じった道を15分ぐらい進むと反対側に着きました。松のかんじはこの写真が一番いいかんじのところです。反対側は店はほとんどなくさびれた漁師の町といったかんじでした。僕はこういうの好きですが反対岸とのギャップにびっくりしました。そのまま戻ってくるのもと思い天橋立ワイナリーに行ってきました。思ったより遠くて天橋立を縦断するより疲れました。飲んだ甘めのケルナーがおいしかったです。安いのでドイツのものを買うより気軽に飲むにはすばらしいものです。でも北海道の葡萄をここで醸造しているのでお土産としてはどうなのかと思います。有料でフェーダーバイザーもあったのですがすごく甘くてびっくりしました。発酵して3日目ぐらいらしいのですが、フェーダーバイザーの味のイメージというのがあったのですが言われてみれば果汁をアルコールにかえているのだから発酵している日数によって甘さが違うのは当たり前だということにこの時初めて気がついたのでした。また来る事はないと思いますが一度はきて良かったと思えた天橋立だったのでした。
2010.01.27
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先週の土曜の昼間に東京ドイツワイン協会の催し新年会が行われました。場所は六本木のミッドタウンの淡悦さんでした。和食とドイツワインというだけでわくわくしていたのですが本当にすばらしい会となりました。まず着いてびっくり、僕らの席はカウンターで貸切だったのです(プラステーブル席も一テーブル使わせてもらいました)。オープンキッチンでちょっと緊張する感じで見たかんじ自分では来ない(こられない)ような本格的なところというのもわかりました。今回のワインは以下の5種類でした。ハインリッヒ・フォルマー(ファルツ) ピノノワール ブランドノワール ゼクトビュルガーシュピタール(フランケン) ミュラートュルガウ 07 カビネット トロッケンドクター・ヘーガー(バーデン) グラウブルグンダー(ピノグリ) 04 カビネット トロッケンシュロス・シェーンボルン(ラインガウ) リースリング ハッテンハイマー ファッヘンベルク 05 エアステス ケヴェックスシュロス・フォルラーツ(ラインガウ) リースリング 07 シュペートレーゼでした。いつもは一番目がなくなったら次というように頃合をみて順番に提供していくのですが今回は最初からグラスを5つ用意して5種類とも注いでもらってそれぞれの食事との相性を確かめながら楽しむというスタイルでした。食事も和食の基本となる形のフルコースでした。素材もいいもの使ってるなーという感じでしたし調理法やその食材の使い方も独創的でとてもよい経験ができました。会員の方が関係している店ということもあり確実に値段以上のものがでていたいうのもありましたが本当に大満足でした(夜に通常の値段だったら一万円はするのではないかと)。写りがよくありませんが、僕はこの野菜とメジ鮪、鯛の昆布じめのあえものにわさび入りのジュレがかかっているものが気に入りました。他にもホタテのまわりをジャガイモで巻いて焼いたバターソースのものもおいしかったです。生麩をチーズで巻いて焼いたのが二種類あってそれぞれブルーベリーとイチゴのジャムをかけたものもあったのですが。これは発想がすごいと思いましたしワインにはとてもあう一品でした。今回のような白ワインより赤ワインだともっと相性があって喜ばれるのではと思いました。 ワインのセレクトは今回はこの会の主力の方が選ぶことになっていたのですが、僕が手頃でよさそうなものを発見して提案したら採用されてしまったので3、4番目は僕の飲みたかったワインです。でも僕色に染まらずにとても面白いラインナップになりました。選んだ人はあまり意識していなかったらしいのですが、1から4の辛口ワインが全て品種が違うということで勉強会なみの考察ができたのでした。味わいの違いを比較することはいつでもできると思うのですが食事との相性を確かめながら、というのは滅多にできない経験でした。一般的にいわれているセオリーと今までの自分の経験からの考察で飲む前に予想してみてから試すのも面白かったです。ピノノワール(といっても皮が入ってないので白い)のゼクトは2000円以下だそうなのですがその値段にはそぐわない質のものでした。前菜系にはどれにもあう万能なワインでした。ミュラートュルガウは会員の方の感想で草食系男子と言っていた方がおられました。ミュラートュルガウの中ではしっかり骨格があるほうなのですが、まさにそんなかんじでした。けっこうフルーティで丸いワインだったのですが、こういうワインは食事とぶつかってなかなかあわないなと感じました。イタリア系でもこういう系統はよくありますが一本だけで食事全部にあわせるのは厳しいなと思いました。フルーティでもリースリングの酸がしっかりとあるがっちりとしたものだとまた全然違うのですが。ヘーガーのは複雑で白ワインにしては癖があるほうでこれも食事を選びました。今回では鴨のロースとが抜群で、ストレートでない味わいの肉系とだと絡み合って威力を発揮すると思いました。この醸造所のワインは初めて飲んだのですが他のも飲んでみたいと思いました。シェーンボルンのEGは僕自身が楽しみにしていました。予想していたピュアな味わいではなく紅茶のフレーバーがある深みがあるものでした。相性の前に単体で飲んで好きなワインでした。ただこの味わいがこの畑の特性でもとからそういうものだったのか、熟成して変化したものかどうなのかは気になりました。ラインガウのエアステスケヴェックス(辛口の最上級)としては異色なかんじもしたので(といってもフルーティさや酸味もあります)。食事とでは肉よりも魚(素朴ではないもの)のほうがよい気がしました。僕は、グリルした肉やすき焼きなどメイン料理にはにはシュペートレーゼ以上の厚みのあるしっかりとした辛口のリースリングでもあわせられると思っているのですが珍らしくこのワインには当てはまらないと感じました。僕が選ぶ辛口のワインはまっすぐでストレートなものが多いからなのですが。フォルラーツのシュペートレーゼはふつうにおいしかったです。感動するほどではないですが間違いなくおいしいワインです。気品があって大人しくも感じるので、キラキラしていて甘みが口の中で広がる系統が好きな僕には少し物足りなく感じてしまうのですが。ラインガウのシュペートレーゼはこのふたつにけっこうはっきり分かれている気がします。今回のようなのはエーベルバッハ、シュロスヨハニスベルクなど歴史のある貴族系のものに多く(味わいとしてはヴァイルもこっちに入るかと思われます)、後者はシュプライツァー、ライツなどわりとあたえあしめなところに多い気がします。この甘口ワインは直接的な甘みはそこまでは強くないのですがやはり食事とあわせると甘みが気になってしまいます。わかってはいましたが試してみました。あとブルーベリーのソースではちょうどよく、イチゴだとイチゴが甘すぎて感じてしまいあわなかった、というのも興味深かったです。面白いことに4番目と5番目はシュペートレーゼクラスの葡萄による辛口と甘口、そしてシュロスという比較ができるものになっていました。もちろん味わいは異なるのですが高貴な感じ(スタイリッシュでは的確でないなかなか言葉にできないかんじですが)を両方からかんじました。5種類全て提供するというこの試みは大正解でした。ワインのセレクトやこういうアイディア、お店選びなど、他の人だと自分では選択しないものもありそれがすばらしい会を創るので、とても楽しませてもらえるし勉強にもなります。これもこういう団体での会の醍醐味でもあるとあらためて思いました。和食とドイツワインは相性がいいということを証明するのに良い会になったし、その中でもどの品種がどういった料理にあう、ということを試せたのが大きかったです。ワインと料理はどれもすばらしくワインと料理を単純に楽しむだけでも満足できたと思いますし、ドイツワインを深く知りたい人にとってもすばらしい会となりました。本当に素敵なひとときで、今年はこの会がすでに一年で一番なのが決まったのではないか、と言っていた人がいましたが、運営する側なのでそうならないようにがんばらなければいけない立場なのですが、でも僕もそんな気もしています。 東京ドイツワイン協会に興味がある方は僕かmail@gws-tokyo.comに連絡をください。ワインに詳しくない方でもどんな方でも歓迎しています。
2010.01.25
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先週末は千葉に行ってきました。メインの目的はラーメンで、その時食べた4杯はどれもすばらしかったのですが、まずは訪れだ酒屋のことを書きます。楽天で気になっていたシマヤ酒店が千葉に実店舗があるのは知っていたので場所を調べたら成田線の都賀という駅の近くで、そのまわりに有名なラーメン屋があることもわかり訪れることを決めました。ここはふつうの住宅地の中にあるのですがこの立地では考えられない種類と質のラインナップなのです。ワインだけでなく日本酒もすごいみたいです。ワインのブースもけっこう広いのですが、その中でドイツワインが三分の一ぐらいを占めていてびっくりしたのですが嬉しかったです。けっこう幅広いラインナップで初心者にもドイツワイン好きにもうれしい品揃えなのですが、売れ残っていてだいぶ前のヴィンテージがあったり、現行の商品の中に一本だけでその数年前の同じ蔵元のワインがまじっていたりしていました。この段階でもネットには掲載されてない商品がいくつかったのですが、地下のセラーに連れていってもらいました。余談ですが声をかけた店員の人がどこかで見たことあるなーと思っていたら以前あるインポーターにいた人だったのでびっくりしました。セラーにもドイツワインはいっぱいあってけっこう古いワインもいくつかありました。今はもうインポーターが輸入をやめている蔵元のワインもけっこうありました。辛口のほうが割合は多かったのですが一万円以内で買えるすごいものがいっぱいありました。人気がないから売れ残ったであろうたぶん飲み頃をすぎているであろうワインもいくつかありましたが、古酒マニア?の人は買いあさってみると良いかもしれません。店の人も在庫が減って喜ぶと思いますし(笑)。僕は甘口の他では買えないワインを探しましたがお宝を発見することができました。プリンツとヴィリーシェーファーの97年の甘口ワインを購入しました。現行で売られている同じクラスで同じ畑のワインよりも安いから笑えます。どっちも10年以上経ったものは飲んだことがないのでとっても楽しみです。ちなみにどちらも一本のみだったのでもう買いにいってもありません(笑)。お宝が目的ではなくても必ずニーズにあうワインを探すことができるのでぜひ訪れてみてほしい酒屋さんです。ここはドイツだけでなく他の国のもすごいワインがいっぱいみたいですが、僕にはわからないし一切みもしませんでした。ネットでも良いものがあるし安く売っている商品もあります。これは本当はあまり教えたくはないですが。お酒の総合館・シマヤ酒店もうひとつは以前一度訪れたことがある成田のショッピングモールの中にある土浦鈴木屋成田店です。成田山に行ってそのまま裏道を歩いてショッピングモールに向かって帰りには同じラーメン屋にを訪れる、という前回と全く同じコースになってしまいました。たぶん新しく輸入された商品は少なくて同じラインナップだろうことは予想していたのですがやはりそうでした。90年代のワインもけっこう残っているのですが手頃な値段やクラスのワインはだいぶ減っていました。でも5000円以上のワインでは、飲み頃のすばらしいワインがいっぱいあるのでぜひ訪れてほしいです。ふつうの人には価値がわからないと思いますが(畑やヴィンテージなどが似たような商品もいっぱいあってどれが良いのかわからないとも思いますし)わかる人にとってはよだれがでるようなものがいっぱいあります。僕のおすすめはジンメルンのブルーカプセル(他の醸造所のゴールドカプセルみたいなもの)のシュペートレーゼやいくつかあった90年のアウスレーゼなどです。で僕はドイツで以前訪れたことのあるザンクトウルバンスホーフのワインを二本買いました。一本は04年のQBAでもうひとつは下のほうに一本だけあったのを発見した02年のオックフェンのシュペートレーゼです。QBAはもう飲んだのですが、以前飲んだ02年と07年よりも劣っていました。でもこの醸造所独特の味わいはこのワインにもあったのでその理由を突き止めたいと思っています。このふたつの酒屋さんはどちらもドイツワインのファンがけっこういてそこそこ売れているとのことでした。でも、知る人ぞ知るではなく、一般的にドイツワインの本質(甘いおいしいワインがある、味わいの幅が広いなど)、すばらしさが知れ渡るようになることを僕は望んでいます。と一ヶ月の中で辺鄙なところにある酒屋さんを三件訪れたのでした。この他にもネットでもそこそこ買っていてだいぶ出費があり、うちにはもったいなくて飲めないワインがまたかなり増えてしまったのでした。ついでに成田山の参道からの写真です。この時は夕方で空がとてもきれいな色だったのですがこの写真からはわかりづらいと思われます。
2010.01.23
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今の時代はネットで買い物ができるので家にいても全国の店の見つけたい品物を容易に探すことができ手に入れることができます。ドイツワインでもそれがあてはまります。ドイツワインは置いてある店が少ないので特にネットショッピングは活用しています。でも通信販売をしていなかったり通販があっても掲載していない品物がある酒屋さんもけっこうあります。なのでドイツワインをいっぱい置いてある酒屋には実際に行ってみたいと思うようになるのです。それにそういう酒屋さんの店主はドイツワインが大好きだからいっぱい置いているという方ばかりでその人と話をするのも楽しみなんです。ということで高山で酒屋さんに行ってしまいました。僕がドイツワインに興味を持ち始めた7年ぐらい前に一番ワインを買っていたのがこの酒屋さん坂本酒店なのです。楽天でショップがあったのですが何年か前にやめてしまっていたのです(さいぞうという名前で運営してました)。ブランドではなく質のよいワインを多く取り扱っていたのと説明もたくさん載っていて(誇大な表現ではなくためになる知識)とても勉強になっていました。ここでフリッツハークとカールエルベスを好きになりいろんな種類を買っていました。そんなこのお店が高山にある事をふと思い出して場所と行き方を調べました。そうしたら高山から電車で二駅なのですが、かなりの問題がありその電車が2時間に一本ぐらいしかないのです。バスもあるのですが時間があまりよくなくて利用できそうにありませんでした。そして泊まることにしていたユースホステルの門限が22時だったのでかなりの制限があり悩みましたが、なんとか二時間滞在できそうな電車があったので訪れる事に決めたのです。せっかく行ってもドイツワインに精通している店員の人がいないとあまり意味がないと思ったので事前にメールで連絡をしました。ということではるばる訪れた坂本酒店ですが実に有意義な時間をすごせました。息子さんが主に店をやっているのですが親父さんもドイツワインが好きな方でお二人ともいっぱい話をしました。まずは地下のセラーでワインの物色です。部屋が3つぐらいあってひとつでドイツが埋まっているのがすばらしいです。僕の予想通り今は現行で売っていないヴィンテージのワインもけっこうあって、フリッツハークの01年とカールエルベスの97年のアウスレーゼを発見し購入しました。値段的にはそんなに高くはないのですが、もう今はネットで探しても存在しませんしふたつともとても良いヴィンテージのものなのです。そして、「ごはん用意してあるけど食べますか?」とびっくりすることを突然言われたのですがお言葉に甘えていただかせていただきました。門限のために帰りに食事をする時間もなかったのでとてもありがたかったのです。一階の売り場の奥にこういうゲストルームがあってここで買ったワインを飲めたり試飲会が開かれたりするみたいです。ここで夕ごはんをいただいたのですが、割り勘でワインを開けましょうということになって試行錯誤してレアものを選んでいただいたのですが、最終的に決まったのがラインガウのプリンツ醸造所の2003年のカビネットでした(手前にある二本のワインは全く関係ありません)。カビネット?と思ったのですが三人とも大絶賛したのでした。まろやかな深い甘みがあるのですが、甘さが前面ではなく奥にあるので食事(とんかつを中心とした和食を作ってくださいました)にもあいました。良い熟成をしていて、カビネットともシュペートレーゼともいえない不思議な味わいだったのですが、これぞドイツワイン!とべた褒めでした。こういうワインにはなかなか出会わないのでとてもうれしかったのです。そして坂本さん(息子さんのほう)は地質学者でもあって、ドイツの畑の地質にも非常に興味があるというすごい特異なドイツワイン好きなのです。実際にドイツに二度行かれているのですが、その時に集めたのがこれだそうです。畑ごとに石を拾ってきているのです。ドイツ、特にリースリングのワインは地質が味わいに与える影響はとても大きいのですが、そのことの証明プラス地質自体が好きということで着眼点の違うドイツワイン紀行を行っていたのでした。mosel2002さんのホームページにその時の醸造所めぐりの様子がアップされていてそれで一方的に坂本さんのことは知っていました。地質のことは知識としては知っていますがどれも石が異なっているのを実際に見てびっくりしました(もちろん同じ地域では同じ石もあります)。Urzigの畑は火山の影響を受けているということは前にも書きましたが、ここと隣のエルデナー・トレプフェンは味わいが異なりますよね、という話をしたら、エルデンのも少しだけ火山の影響があるけれど少し違うという話を理論として説明してくれて石の色が違うことも見ることができてとても勉強になりました。ものすごいマニアックな専門的な話をいっぱいしていてたまについていけなくなりましたが・。でもとても貴重な話でした。ドイツでは醸造所の方に逆に質問されるということもあったみたいです。という濃密なすばらしい一時だったのです。もし機会があればまた行きたいと思っています。ほかの国のワインもたくさんあって高山の人口よりもあるんだよ、と言っていたすごい酒屋さんなのでこの近くに来ることがあるときはよってみてください。ドイツ好きの人は特にです。高価なものはあまり置いていませんがバリエーションが広いです。
2010.01.22
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年末の旅の目的のかなりの割合を占めていたのが京都でラーメンを食べることです。まわりの人に話すと知らない人が多いのでまだ一般的には浸透していないみたいなのですが、京都の主流は濃いめのしょうゆ豚骨なのです。京都風ラーメンというのもあるし薄味だとだと思っている方がまだ多いみたいですが間違いです。最近でこそ東京などの影響を受けたラーメンがけっこうあるのですがほとんどは濃めでなおかつ京都独特のものなのです。天下一品みたいなのといったらわかりやすいかと思います。といってもどろどろなものばかりではなく、もっとコクがあるもの、クリーミーなもの、あっさりしているものなどかなりのバリエーションがあるので自分好みの一杯をみつけるのが楽しいところなのです。僕が最初に京都のラーメンを食べたのは中学の時にひとりで関西を旅行した時の新福菜館で、味はあまり覚えていなかったのですがおいしかったことだけはずっと記憶していてまた食べたいとずっと思っていたのでした。そして4年前に京都に行く機会があって、その時はもうだいぶラーメンの虜になっていて2日で三杯を食べました。でその時も良かったのでまた来たいと思っていて今回に至ったのでした。さて、一杯目は高安です。ここは京都では超有名、人気店で前回京都を訪れたときにここだけがうまいと感じてまた来たいと思っていたのでした。やはりおいしかったです。天下一品に似ているのですが、クリーミーでまろやかで味もしっかりあって似て非なるものといったかんじです。店舗が移転してきれいになっていて、システマチックな接客もどうかとは思ったのですが、それでもまた来たいと思えるお店でした。このお店がある一乗寺は知る人ぞ知る(京都の人は誰でも知っているのかもしれませんが)ラーメンの密集地帯なのです。4年前でも多いと思ったのですが、さらに増えていました。しかも有名店がたくさんあるのです。今回わかったのですがこの地域は京大があったり若い人が多くて需要があるから、のようです。さて二軒目はけっこう評価の高い店で今回一番食べてみたかった店なのですが閉まっていて、翌日も電話したのですが出なくてどうやら年末年始の休みに入っていたみたいです。次も食べてみたかった店でかなり歩いて向かったのですが、発見できませんでした。だいぶ夜も遅かったのであまりがんばって探さずあきらめて帰ったのでした。後日確認してみたら曲がる大通りを間違えていたみたいなのでした。ということでこの二軒は三月にリベンジする予定です。 で翌日は宿に朝食がなかったのであさごはんはラーメンです(笑)。これは出発前から決めていたことで、京都駅近くにある二軒連なっているラーメン屋は朝からやっているからなのです。一軒は一度食べた新福菜館で、今回はその隣の第一旭に行きました。10時ごろでもけっこう人がいて(ほとんどがおじさんですが)、街の人に愛されている下町的なラーメン屋ってかんじでいい雰囲気でした。シンプルなのですが今回京都で食べた4杯の中で一番感動しました。わりとあっさりなのですが不思議な魔力のあるラーメンなのです。ここもまた行きたいです。チャーシューがあまりおいしくないので今度は肉なしの野菜ラーメンにしようと思っています。もちろん朝ごはんで(笑)。昼ごろバスでこの道を通ったのですが、両方の店が外までけっこう並んでいました(平日です)。老舗でも今でも人気があることがなんだかうれしかったです。三杯目は高倉二条です。ここは今回の中で唯一京都系の濃いラーメンではないのですが、東京でも名前を聞くぐらい有名な店なので興味があったのです。見た目は濃そうですがそんなにきつくはありませんでした。写真からはわかりにくいと思いますが麺がそばみたい、というかほとんどそばでした。なので東京系の豚骨魚介のスープなのですが完全なオリジナルな一杯になっていました。でもなんだか物足りなったです。それが何でかはよくわからないのですが。つけ麺も麺は同じだそうなのですが(たれはしょうゆの量をラーメンより多くしていて濃くしてあるみたいです)、そっちのほうが満足できるような気がしました。東京にもこんなラーメンはないので関西にいる人は一度食べてみるとよいと思います。ただ好みのわかれる麺だと思います。もしかしたらそば、うどん好きのほうがラーメン好きの人よりも気に入るかもしれません。でたまごかけごはんがけっこう高い値段で、どんなものか気になったので思わず頼んでしまいました。がっつり昼ごはんを食べた後だったにもかかわらずです。おかげでぐったりしてしまいましたが、独特の深い味でおいしかったです。しょうゆが違ったのかな?あまり覚えてないのですが。四軒目は夜中でだめ押しで、まだやっていて良さそうなところということで、新福菜館の河原町店に行ってきました。新福菜館は何軒もあって、のれんわけなので経営者が違っていて味も異なるみたいなのです。その中でも河原町の系列(といってもここだけみたいですが)は評価が高いみたいです。すごくうまいとは思いませんでしたが、京都ラーメンの標準的で庶民的な味でその中でレベルが高いラーメン、というかんじがしました。こういうラーメンも食べれたから京都の奥深さをより知れたような気になれました。ということでそれぞれ全く違うラーメンで(同じジャンルではあるのですが)とても充実した二日間でした。高倉二条のようなものや二郎系などいろいろなラーメンが侵食してきていますが、京都は京都独自のラーメン文化を消さないでほしいです。本当にすばらしい土地です、京都は。余談ですが数日前に中野にできたきら星の二号店に行ってきました。武蔵境の豚骨とは異なっていて確実に京都にインスパイアされているラーメンです。京都では当然のように置いてあるサイドメニューのからあげもありましたし。僕は好みではありませんでしたが、東京では今まで知ることのできなかった京都ラーメンの本質を知ることができるラーメンです。ただあまりに濃いので体に自身がある人。もしくは体調の良い時でないときついです。
2010.01.20
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なぜ高山を旅程に組み入れかかというと、前の記事で満喫したと書いた街並みとかではなくラーメンのためだったのでした。僕は去年ぐらいからはシンプルな醤油ラーメンが一番好きで、佐野や白河も訪れたのですが、その流れで高山ラーメンも食べたいと思っていたのです。いちおう行きたいところの目星はつけていて、営業時間によってその順番も考えて高山に向かいました。夕方に白川郷からバスで高山に着いてユースホステルにチェックインしに向かう途中に豆天狗に行きました。高山ラーメンはある程度は味のイメージはありましたが実際に食べたのは初めてだったので、これが標準となりそしていいスープだなーと思いました。濃いしょうゆを使っているので若干しょっぱいかなーと思っていたのですが、動物系のスープがまろやかにしているのでしょっぱくは感じずなおかつこくもあるのです。これは高山のラーメンに共通していると思います。ただ麺が、ちぢれていて細めでこしも弱くてちゃっちいかんじがしてしまいました。ユーザーの評価などで高山のラーメンはチキンラーメンとかわらない、と書いてあるのがいくつかあったのですが、そこまでではないと思いますが麺はそれに近いものがありました。なので豆天狗は標準だけれども、すごくうまいラーメンではありませんでした。二軒目は朝のオープン直後の郷里でした。これは一口スープを飲んでビビっときました。すごくうまいです。何が入っていてとかよくわかないのですが、まろやかだけど深みがあるきらきらしているスープでした。これに豆天狗より少し太くてこしのある麺がまたあうのです。ここは良かったです。また行きたいです。今年になって東京でもかなりラーメンを食べているのですが、同じ系統の澄んだ醤油ラーメンだとこの味を思い出してしまい全然劣ってしまうと感じてしまうのです。東京のほうが技術的にはすごいことをやっていると思うのですが、このラーメンはなかなか超えられないと思いました。作り方を知りたいです。あまり想像がつかないので。で当初もう一軒いく予定だったのですが、昼に尾なって飛騨牛が食べなくなってしまい焼肉のランチを食べて、その後ビールとケーキも食べたので、時間がぎりぎりになってしまっただのとだいぶおなかいっぱいだったので(あたりまえです!)断念しました。まあそれは郷里がうまかったから高山ではラーメンはもう充分とも思ったからなのですが。高山行ってよかったです。僕の好きな系統でたぶんみんなレベルが高いので気に入らないラーメンにあたる確立は少ないと思いました。でも他のご当地ラーメンよりも、すごくうまいラーメンの店は少ないような気もしました。あと具はあまりおいしくないです。チャーシューがしょっぱかったりと。スープと麺を純粋に楽しむラーメンです高山ラーメンは。
2010.01.18
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高山について書きます。高山は朝から15時のバスまでの観光の時間は今回の旅の中で一番ありました。なのでだらだらと散歩していました。中心にはこういう建物が並んでいて観光地になっています。一番人通りの多いおみやげさんや食べ物屋が多い観光エリアを載せても面白くないと思ったので少し外れたところのを載せました。街をふらふら歩くとこういうところがいっぱいあります。僕はこういう素朴なところのほうが好きです。 この周辺だけでなく高山全体がレトロなかんじで す。川沿いのこういう風景もとても好きです。東京にはこういう情緒はないですから。でも食べ物屋さんなどのソフト、文化の面は意外と充実していると思いました。飛騨牛を中心とした料理が主ですが、それを除いてもおいしそうなフレンチやイタリアンがいくつかありました。観光だけでなくパッケージとして楽しめる街だと思いました。少し足を伸ばせば温泉もありますし。ちょろちょろごはんを食べてたら時間がなくなってしまい行けなかったのですが、有名なパン屋さんがあるみたいでどれくらいうまいのか食べてみたかったので残念でした。ぶらぶら散歩の途中では陣屋を訪れました。骨董好きの叔父にここに行ってみればと言われたので。 こういう建物は川越や京都など何度か訪れたことがありますが、何度体験しても不思議な気持ちになります。江戸時代そのままを体感しているというかんじなので。その時代を想像しながら見学するのがとても楽しいです。僕のいる時ってほとんどまわりに人がいない事が多いので容易に過去に戻る?想像ができるのです。 この陣屋(役所の機能を持っている施設)とこの周辺の歴史の解説もわかりやすくてここに来てよかったです。前日に高山で宿泊したのはユースホステルでした。なんとなくわかると思いますが、ここはお寺なのです。でも部屋は暖房もしっかりあってふつうの畳のちゃんとした部屋で、トイレが洋式でウォッシュレットもついていたりと設備はかなりちゃんとしていてびっくりしました。ということで快適ですし、部屋に行くまでの廊下は寺の雰囲気を味わえるし、外人がいっぱい泊まっているのでとても面白い体験ができるのでここはおすすめです。ネットから予約するとユースの年会費を払っていなくても会員価格にしてくれるのもうれしいです。ただ問題があって、ここは門限が9時45分なんです。このことは後で書きますがぎりぎりなんとか帰ってこられたのでした。観光だけでなく夜も楽しむ人にはちょっと厳しいかもしれません。日本のユースは門限が早くて僕には向いてないなあーとやっとわかってきました。ヨーロッパでは田舎では22時もたまにあるのですがだいたいは0時か1時で、都心部はほとんどが24時間開いてるのです(カードがキーになっていてそれで開けたりなどいろんな方法がありますが)。そのおかげで相部屋だから遅く帰ってきた人に起こされる、というまた違った問題もでてはきます。そんな思ったより観光を満喫してしまった高山でした。あらためて載せた写真を見てみたら、これぞ高山っていうような写真が一枚もないですね。まあそいうのはガイドブックを見ればあるのでよいですよね。高山の空気がわかる写真たち、ということにしておいてください。今日は記事をかえて立て続けに書きます。
2010.01.18
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ついに蕨まで行ってしまいました。前から選手やアイスリボンのさくらえみ、NEOの社長、引退して家族を持っている中西百重(現大江百重)のブログをけっこうみていて興味を持っていたのですがアイスリボンの後楽園などに行き大晦日の後楽園ホールで完全にはまってしまいました。久しぶりに女子プロレスを観たラーメンプロレスや12月のNEOの大会のことは過去に少し書いています。全女がテレビでやっていたころには毎週観ていて大好きだったのですが、地上波が終了してからは女子プロからは離れてしまっていたのです。でも戻ってきてしまいました。去年から女子プロレスは盛り返してきているかんじでちょうどその波に乗っかれたかんじです。今年はもっと熱くなるのが予想できるので楽しみです。アイスリボンという団体のことを説明すると長くなるので省きます。でその道場が蕨にあってほぼ毎週ここで試合が行われています。100人前後の規模だし4試合しかなくて都内からはなかなか行きづらいのですが今日のカードがとても魅力的だったので行ってしまいました。試合内容と感想をいちいち書いても理解されないと思うのでやめますが、3試合目とメインは期待以上(道場マッチなのでそこまで期待はしていなかったということ)に楽しませてくれました。3試合目はアイスリボンの藤本つかさとJWPの米山さんでした。つかささん(以後つっか)はおととしの夏のデビューなのですがそのキャリアとは思えない技術とファイトがあるのです。6月の後楽園のアイスリボンを観た時に彼女がダントツですごいと思ったのです。アイスリボンの他の選手はまだやはり他の団体と比べるとかなり劣るのはあきらかなのですが、彼女だけは通用するまでの実力があるし魅力もあると思いました。僕みたいな素人がみてもそう思うぐらいですから業界でも評価は高く他団体でもひっぱりだこなんです。で彼女はもとからプロレスの人ではなくてグラビアアイドルをやっていて映画出演(スリーカウント)のためにプロレスラーになるトレーニングをして契約が終了のあともプロレスのすばらしさに目覚めプロレスラーも続けているという異色な経歴です。同期で今も残ってがんばっている人に今日もでていて志田光がいるのですが、このふたりはもうめずらしい色物ではなくちゃんとしたプロレスラーとしてみられるまでの実力があるのです(少なくともアイスリボンの中では)。つっかは今も並行してフットサルもやっていて元々運動神経は良いのだと思いますが、それにしてもプロレス一年ちょっととは思えない動きをするのでかなり驚いたのです。切り返し技が多彩だし、トップロープを使った華麗なわざもいくつかあります。それにトップロープから場外に躊躇なくとべるのです。これは技術もそうですが精神的にも強くないとできないと思います。なので起用なだけではなくファイトもあるから僕は彼女に魅了されるのだと思います。と長く書いてしまいましたが、対戦相手は女子プロの最前線で戦っていてベルトを持っている米山さんで(実はつっかも今月アイスリボンのベルトを手に入れたのですが)、つっかの実力が試される試合だったのです。結果は10分引き分けでした。つっかは試合後に引き分けじゃなくて勝つつもりでやっていた、と話していましたが僕は正直まだそこまでの実力はないしそんなに甘くないと試合を観て思いました。引き分けでもよくがんばった、すばらしいと。けっこうやられて耐える展開だったのでまだ勝てるまでにはいかない、とは思いましたが最後のほうに反撃してすばらしい動きをしていたので、今後もう少し強くなれば(スタミナや技術)もしかしたら勝てるかもとも思わせてくれました。今は勝ったら奇跡、になってしまうのですが勝てるかもと思わせるぐらいの実力になってくれるのを待ってます。そう遠くはないはずです。でメインですが、タッグマッチなのですが、主力の団体のメインイベントにもよく登場する高橋奈苗と松本浩代が対戦したのです。このふたりがこんな会場で観られるのはすごいと思いました。それに手を抜いているかんじでもなかったので。やはりヘビー級はパワーと迫力が違います。とても胸が熱くなる試合でした。でも、この道場のリングは通常より少しサイズが小さくて、迫力のある試合となると若干窮屈にかんじてしまいました。アイスリボンの生え抜き同士だとちょうどよいサイズだとは思うのですが。試合後に浩代さんが、奈苗さんに追いつきたい、といっていたのがとても心にきました。今年はぜひとも追いつき、追い越してほしいです。彼女の気持ちのこもったファイトスタイルと、重いのにけっこう軽やかに動くのがけっこう好きなんです。20代前半の選手にがんばってほしいと思っているのは僕だけではなく業界全体のねがいなんです。というかんじで思ってたよりも楽しませてもらえました。僕はインディーズではなく新日やノアなど肉体をフルに使う全力のプロレスを10年以上観続けているので、がんばっているのはわかるけれどもまだ実力のない選手だと物足りなく思ってしまうのです。でも今日は存分に楽しむことができる試合内容でした(主に3、、4試合目)。アイスリボンは、全試合後に選手がリングに上がりひとりずつマイクアピールをしたり、全員が観客と握手をするなど、試合だけはなく楽しませる要素がいっぱいあるように考えられています。観るのではなく参加できる団体だと思いました。対戦カードによってはまたぜひ来たいと思いました。道場マッチは対戦カードが発表されるのが1日か2日前というのが厳しいのですがしょうがないです。アイスリボンやこの団体の代表であるさくらえみえみさんについてはまた書きたいと思っています。さくらえみさんはプロデュース能力などでも評価されていて今日特に感じたのは所属選手への教育がよくできていることでした。わーいっぱい書いていました。ちなみに僕の今の一押しは、つっかです、と言いたいところですが栗原あゆみさんです。これもまた次回に。今日出てきた選手や団体はブログやサイトをすべてが持っていますので興味がある人は探してみてください。こういうのを観ることによって試合内容だけでなく選手に感情移入をすることができて、より面白くそして深くプロレスを観る事ができるようになります。
2010.01.13
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年末の旅行の最初に到着したのが金沢です。金沢のことを知らないしにそんなに魅力も感じていなかったのですが、白川郷に行くルートと深夜バスのルートで、金沢上陸と午前中の金沢観光が決まったのでした。少し調べたのですが、あまり行きたいと思うところはなく、近江町市場と兼六園だけ行って後はふらふらしようと思っていました。ふと思いついて骨董好きの叔父に自分が行く場所のおすすめを聞いたらひがし茶屋街が良いというのでこのみっつを結んで考えました。まだ店がほとんど開いてない近江町市場で海鮮丼を食べてから兼六園に向かいました。この日は想像していたよりはそんなには寒くなかったのですが、雨がけっこう降ってて移動は憂鬱でした。金沢公園、兼六園は少しだけ雪が残っていました。少しでも雰囲気は違うと思うので雪景色をみられてよかったです。雪がなかったら都内の公園でも自分では充分だとおもうようなところだったので(庭園が好きな人だったら喜ぶだろうけれど自分の程度ではということです)。 でも雪があるのと人が少なかったので穏やかな気持ちになれました。そして20分ぐらい歩いて着いたのがこのひがし茶屋街です。見所はほぼこの通りだけでそんなに大きな地域ではないです。でもすばらしいし歴史を感じる街並みでした。 一本はずれたところもこういうかんじで、きれいなかんじではないですが古い街並みが広がっていて癒されました。 ヨーロッパでもそうなのですが僕はこういうところにきたら必ず、地図を見ないで路地をふらふらと歩きます。そうすると思いもよらない発見や驚きなどを得ることができて楽しいのです。そして近江町市場に戻り回転寿司を食べ金沢を離れたのでした。やはり金沢に来たら魚を食べたい、と思っていたのですが東京でおいしい店で食べるほうがおいしかったです。やはりどこでも地元の人が知っているすばらしい店に行かないと満足できるものは食べれないと悟りました。ぶりなども築地の場内で食べるほうが何倍もおいしかったです。でものどぐろはけっこうおいしかったです。きいたことのない名前の海老も食べましたし、そういう量の少ない流通にのらない地元のものを食べる、というスタイルが旅にはむいてると思ったのでした。金沢はこじんまりとしていて思っていたよりいい街だなーと思いました。機会があったらまた機会です。今度は少し足をのばして温泉に行きたいです。
2010.01.12
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金沢からバスで到着して2時間滞在した後に高山にバスで向かいました。ここは視覚に訴える割合が多い街なので文章少なめ写真多めにします。バスの停留所がある駐車場は街から川をはさんだ所にありこの橋を渡って街にむかいます。こういう山に囲まれた立地で、雪の残り方もわかる写真だと思います。この道ががメイン通りです。これではわかりにくいですがお土産屋さんや食べ物やさんもけっこうあります。時間がなければここを端から端まで15分ぐらい歩くだけでもこの街を楽しめます。でも違う道を歩くとこういう風景に出会えます。雪をほとんど除雪していないところもありました。ここは雪のある時のほうがすばらしい風景ではないかと思いました。ただ豪雪地帯なので雪が降っているときだと車で来るのは困難だと思います。僕が行ったときは2週間ぐらい前にニュースになるぐらいだった大雪の残りなんです。それから降っていないのにまだこんなに残っていて不便もなくてちょうどよいかんじでした。た。何軒か建物の中を見学できるところがあるのですが僕も一ヶ所入りました。せっかくなので見学してみるとよいと思います。一時間弱ぶらぶら散歩をして建物を見学したのち日帰りの温泉施設に入ってちょうど二時間ぐらいでした。そのくらいの時間で充分なのですが、それだけでもすばらしい体験になります。一度は訪れてみるべき場所だと思いました。一度行けばよいかなとも思いましたが。世界遺産にふさわしい場所でした。行ってみてよかったです。あと、ここはテーマパークとは違ってふうつうに人が住んでいるのがすごいところです。そして、他の住むのには便利な街からは遠いところにあり、雪かきも大変なところで苦労が多いと想像できます。それでも世界遺産の街に住んでいるのは人々の誇りになっているのではないかと思いました。散歩している中で見かけた村人やすれ違った時に挨拶してくれたおばあちゃんなどからそう感じたのでした。
2010.01.11
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年末に西に一人旅した時のことを書きはじめます。まずは旅程から。北陸、中部、近畿と渡り歩いているので西とかしか言えないんです・京都、高山でラーメン食べたい、白川郷に行きたいというふたつの柱を結んだらこういう日程になりました。移動はほとんどバスの激安旅です。なのでバスのルートと時間によってこういうルートになったのです。1日目6時に深夜バスで金沢着 雨が降っていて持ってきた折り畳み傘をさしていたら5分で折れる。体調も悪かったし最悪のスタート(ヨーロッパの時も出だしはいつも最悪です。こちらを参照)。近江町市場で海鮮丼を食べる兼六園 雪が若干残っていてすてきでした町並みがすてきなひがし茶屋街近江町市場で回転寿司昼に白川郷へ 道路はきれいになっていたが建物には雪が残りかなりいいかんじ時間があったので温泉に入り高山へ豆天狗でこのたび初のラーメン電車に乗って坂本酒店へ この詳細は後日寺のユースホステルに宿泊2日目高山市内散策 古い町並みや陣屋などその中でラーメン郷里、飛騨牛のみすじの焼肉、喫茶店で飛騨高山麦酒のダークエールを飲みながらチョコレートケーキを食べる15時出発のバスで京都へラーメン激戦区の一乗寺へ前行ったときに感動した高安へ やっぱりおいしいもう一軒東龍へ行きたくかなり歩く が見つからず(後で調べたら大きい通りを一本先で曲がってしまったもよう)もう遅い時間になり以上終了3日目一日中京都朝ごはんに京都駅近くの第一旭でラーメン伏見散策 黄桜でランチ高倉二条というラーメン屋 いきおいでたまごかけごはんも食べてしまいかなりグロッキー夕暮れの景色を見たくて急遽嵐山へ が一番きれいな時にはまにあわず嵐山の野菜がおいしいと評判のところでカレーさすがにぐったりで宿で休む飲み屋を探し放浪 半分あきらめて入ったバーでオランダ人の店員と二時間みっちりトーク新福菜館河原町店で京都しめのラーメン4日目JRの特急で天橋立へ天橋立駅からふたつめの駅にあるラーメン屋チャクリキへ天橋立観光 展望台に登ったあと自転車を借りて散策夕方バスで大阪へ梅田のデパートでワインの試飲など散策 店舗限定のヴィタメールのロールケーキと大阪名物の肉まんを購入無鉄砲でラーメン 15人待ちのためかなり待ち大阪は以上で終了11時台出発の深夜バスで東京へといったかんじで一見あわただしい旅程なかんじですが我ながらすばらしい時間配分でした。ヨーロッパも国内も計画の立て方は全く同じでもうなれたものでなおかつ充実した旅にすることができました。そこで思ったのは旅のスタイルもヨーロッパの時と一緒だなーということでした。京都にバスで着いたのは高速のバス停(深草)で、右も左もわからず駅の案内もないとこで、なんとか地下鉄の駅にたどりつきそこは中心から離れていて、またそこから宿に地下鉄を乗り換えて向かい。そこから若干迷いながら15分ぐらいで宿に到着、ということがありました。これ、ヨーロッパでも全く同じこと何回もしてるのですよ。この最中にあーなんで日本でもおなじことしてるんだって思ってました。駅から遠いので安い宿を選ぶので歩きながら探す、とか同じ人間が計画してるので同じスタイルになっちゃうのですねー。どこの国でも中身はかわらないみたいです。唯一異なるのは、道に迷ったり困ったら簡単に人に訊ねられ答えを得られる(もちろん日本語だから)ということだけです。それに今回は国内旅行ってかんじでもなかったのです。宿は、高山ではユースホステルで外人ばかり、京都は安いのでドミトリー(相部屋)にしたらここも外人ばかり、しかも二段ベットが並んでいる部屋なのでヨーロッパのユースホステルと全く同じ環境でした。街中の観光地域や移動中も日本人と同じぐらい外人がいました。特急乗った時には隣は4人の家族連れのドイツ人でした。ドイツで電車に乗ってる時と全く同じ雰囲気でした。そんな違和感のある国内旅行でしたが、内容は日本らしい建物やラーメンと日本を満喫できたのでした。小出しにこの旅のことは書いていきます。とりあえず写真のせておきます。上が白川郷、下が天橋立です。
2010.01.10
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何回か書いてますがのだめカンタービレが大好きなんです。映画で今話題になってますが僕が一番好きなのはアニメです。そして来週から最終章が始まるのでとーっても楽しみなんです。今日は今までの総集編をやっていたのでわくわく感が高まりましたっ。実写だと音楽に純粋にのめりこむことができないのですーっと自然に入り込めるアニメが一番すきなのです。コミカルなかんじも一番味がでてますし。といっても映画も観てみたいですが。後編をやる直前にテレビでやると思うのでそれを観て後編を映画でみようかと思っております。まんがの最終巻のDVD付きのだめカンタービレ(23)【DVD付き限定版】を購入したのですが、この中には映画でやる曲の紹介と映画のダイジェストの映像が入っていて、これだけでけっこう満足しちゃいました。まんがの結末は、けっこうつめこみすぎでちょっと不完全燃焼なかんじでした。22巻あたりから急激に展開しますし。でもそれでものだめは大好きなのはかわりません。まんがはクラシックに対する知識、想像力が多少ないと充分に楽しめないかもしれません。でも映像とは違う楽しみ方ができます。映画の宣伝などでウィーンの楽友協会で収録をしたことを大きくフィーチャーしてますね。このホール一年前に行ったのです。すごく豪華でびっくりしました。音がいいと思ったホールは他にもありますが、ここは雰囲気もとてもよいのです。オペラ座と同じようにここも立ち見だと5ユーロで観れてしまうのですよ。カメラをクロークに預けてしまい写真を撮れなかったのがとても悔やまれますが、映画を観て思い出せるのでよかったです(笑)。というかあそこで日本のドラマ(映画)が収録されるって本当にすごいことだと思います。よく許可されたなーと。ていうかあそこで収録しようと思ったことがすごいです。自慢みたいになっちゃいますが、のだめで出てくる舞台、パリ、プラハ、ウィーン、サン・マロなどはすべて行ったことがあります。なので映画はその雰囲気を味わえるので観てみたいのです。行った事ない人もきっと行きたくなっちゃうのではないでしょうか?何はともあれのだめによってクラシック人気が高まったのはとても嬉しいです。美人アーティストとかだと一過性になっちゃうと思いますが、これだと入り口、導入の役目を果たしていると思います。クラシックのよいところを容易に受け入れられることできるのでとてもクラシックを好きになりやすいと思います。そして他の曲なども聴きたくなってクラシックの虜になった、という人も多いかと思います。のだめの良いところは有名どころだけを取り上げてない、年代も幅広い、ということです。僕の大好きで尊敬するドビュッシーをはじめとした1900年前後の世代もけっこう取り上げられているのがうれしかったりします。何が書きたいのかわからなくなってきましたが、とにかく木曜の夜中にやるアニメを観てください、ということです。
2010.01.07
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年末の10日間ぐらいはバッタバタであっという間に年が明けてしまいました。今年もドイツワインの布教活動がんばります。去年は自分のことよりもたくさんの人にドイツワインのすばらしさを知ってもらうことに力をおこうと決めていました。その想いは持っていたのですが現実として力になれたかというと微妙なかんじです。ですが東京ドイツワイン協会の役員としてがんばれたこと、数多くのドイツワインへの愛情が強い方と知り合えたことはとてもプラスになっていて、これから役立つことは間違いないと思います。結果的には想いのための下地を作れた年になったのではないかと思います。僕の想いはわかりやすい形で表れることはありません。でも少しでも多くの方にドイツワインのすばらしさを知っていただければという想いはとても強いです。そう思っている方ともたくさん出会いましたので一人ではなく協力し合ってドイツワインのすばらしさを伝えていければと思っています。ドイツワイン基金がなくなったりドイツワインに力を入れていた百貨店(東京)の売り場がなくなったりとこの一年で状況はもっと厳しくなってきたと思います。今の経済状況の中ドイツワインは他の国より下のほうの値段が高いですし(2000円ぐらい出さないとおいしいものにはなかなか出会えないということ)。そういう逆境の中でもできることをやっていきたいと思っております。それと自分自身の目標としては感覚としては理論、言葉で説明できるように分析しながらドイツワインを飲んでいくことを意識的にやっていこうと思っています。こういう味わいはこういう土壌だから、とかこの年の気候がこうだからこういう味わいになった、などのことを感覚ではなく理論とし蓄積させることをやっていきたいと思っております。せっかくここまで数多くのドイツワインを飲んできたのでやっておくべきではないかと思ったのです。有資格者ですしそれに恥じない知識を持っている必要もありますし。意識的に勉強するのは苦手なのですががんばります(好きなことは勝手にどんどん覚えていくのですが)。さて新年一発目のワインはJ・J・クリストフェル・エルベンのユルチッヒの03年のアウスレーゼ2つ星です。この前の流れでこれを選んでみました。このワインは2004年にヨーロッパ旅行をした時に購入したのですが、ドイツを旅行したのではなくベネルクス満喫の旅で、ルクセンブルクから3時間だけトリアーを訪れてその間に10本弱買った中の一本です。ですが数年前に一度APが同じこのワインが日本で売られているのを発見してけっこうショックをうけたのでした・。前に書いたヴュルツガルテンの畑のワインの印象はやはりこのワインでも同じでした。鼻に抜けるかんじと飲み込んだときの口と喉に残る感覚です。そしてやはりこの畑のアウスレーゼはうまいです。ソムリエの表現としては厚いボディというのかもしれませんが、口の中いっぱいに甘さが広がるのではなく一点から甘さが爆発しているイメージ(凝縮?)なのですが、そういうワインはビュルツガルテンのワインが一番得意としている分野だと思います。2003年は猛暑で、モーゼルのワインは特になのですがボディが厚すぎてモーゼルらしさが失われていて僕は好きなワインが少ない年なのですが、完熟した葡萄を使うアウスレーゼでは良い作用をしていてその典型的な一本だと思います。そしてちょうど良い飲み頃だったと思います。前後だと甘さのバランスがあまり良くない気がしたので。こういう甘いのだけれど甘さが前面にこない気品のあるワインが一番好きです。自然の恵みと醸造の技術の両方を要するドイツワインらしいドイツワインだと僕は思っています。でも日本ではなかなかこういうワインには出会えなくてドイツで出会うととてもうれしくなります。胃から腕にかけての細胞がパーっと開くかんじの感覚をおぼえます。そんな一品でした。
2010.01.01
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