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36歳バツイチ子持ちの派遣社員。
子供がいるのに非正規でいいなんて無責任な親だと言われるかもしれない。私だって子供のためにも正社員で頑張って安定した生活を手に入れなければ!と我武者羅だった日々もある。でも、肌に合わないのだ、安定した生活なんて。
ほどよいスリルが欲しい
派遣は契約期間中に私自身と派遣先への契約更新の意思確認が行われる。大体3ヶ月毎のところが多い。多くの非正規労働者はこれを「常に切られるかもしれない恐怖にさらされている」と表現するのだろう。しかしそれが私にとっては 「切られるかもしれないというスリル」
3ヶ月毎に契約の更新があるということは、3ヶ月毎に昇給のチャンスもあるということで、私は現在の派遣先は今10ヶ月目に入ったところだが2回昇給している。切られるかもしれないスリル⇒昇給になった時の喜びはひとしお。昇給つきの更新確定連絡メールが来ると興奮する
SNSに自撮りを投稿していいねを稼ぐことの何十倍も自己肯定感が高まり承認要求が満たされる。ちょっとなんか病気かもしれない。
一応直接雇用でも働いてみた。
「事務派遣35歳限界説」なんてものを恐れて30を過ぎたころ初めて直接雇用を目指した。契約社員として派遣会社の総務労務と少しの法務業務に携わり、派遣法や下請法、派遣会社のピンハネ額など派遣の裏側を知ることができた。その後正社員で総務人事をやるようになり、人事での違法行為にモヤモヤして退職。(これについてはまた気が向いたら後日)
正社員での退職を考えたとき、親より友達より先に相談した相手。それが現在の派遣会社の営業担当。25歳で初めて派遣に登録した時からなのでもう付き合いも12年目になる。当時は小規模な営業所での営業マンだったが現在は支社の営業部長。
そのマネージャーが「35歳限界説なんて今はもう言われない。935さんなら職は途切れない。私があなたを無職にはしない」そう言ってくれた。部長になっても私の担当を買って出てくれている。実際私は彼のおかげもあって食いっぱぐれたことはない。これだけ転職を重ねているけれどいつも2、3週間で次の仕事が始まるので失業保険のお世話になったことはまだ一度もない。
派遣でいいと開き直って10ヶ月
直接雇用でよかったことなんてボーナスのほかに何もなかった。直接雇用で働いていた期間で一気に見た目が老けた気がする。派遣社員でいたほうが私は私らしくいられると思った。
自ら「もう派遣でいいんだ」と割り切って働き始めてから、私は水を得た魚のようになった。土色だった肌が瑞々しさをとりもどし、食事が美味しくなった。今は某IT企業でデバッガーをやっている。派遣社員なうえにIT企業の働きやすさも相まってノンストレス。
何度も転職したのでそのたびに記念というわけではないけれど関連資格を取った。定時で帰る派遣社員は時間が豊富にあるのだ。FP3級、ITパスポート、情報セキュリティ、コンプライアンス検定、電気工事士2種、旅行業取扱管理者...多分これからも転職するたびに何か受験するんだろう。今取得を目指しているのはJSQTB?とかいうやつ。受験料が高いけど。
小さな営業所の営業マンが支社の営業部長になれるくらいの期間、12年。それだけの期間を私はずっとあーでもない、こーでもないと過ごしてきて、使う予定もない資格を取り、結果非正規を選んだ。それを肯定していいものかはまだ疑問が残る。考えないようにしてるけど。
さぁ、連休も終わりましたね。今日からまた一時的な戦力を提供しに出かけましょうかね。
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