いやはや、無茶苦茶でござりますな。NYもロンドンも上海も東京も上がったり下がったり。それも大幅。結局一週間の帰結はかなりの下げ。たまりまへん。
何やら、切っ掛けになったのがトレード上の入力ミスだとか。それも16百万ドルの売りを16Billion(十億)ドルの売りと入力したとか。そらバカでかい売りになる。これが他のコンピューター・トレードを起動させ一気にコントロール不可能領域に入って行った。ふーーん。ありうるこっちゃ。怖い話やけど、ありうること。
こうなると、つい最近まで人間がトレードフロアに立って大声を出し、指で独特の符牒を現わして売り買いをやっていた時代が懐かしい。あの仕組みならこんなミスは発生しなかったやろう。世の中の進歩って、このような大きなリスクと背中合わせなんやなと改めて気づかされる。何事もトレードオフ。エエことばかりではない。
今回のミスが大きな動きに繋がったのは皆さんご存じのギリシャ、ポルトガルなどのヨーロッパの経済不安が投資姿勢の動揺を底流として持続させているから。ちょっとした切っ掛けで不安が一気に現実化し相場を乱す。ミス自体より、それを真に受けてすぐに動き出す不安心理が底流としてあることが根本の問題というべきなんでしょう。こんな解説、どこでもやってますけど、ホンマですわ。
NYでは日本でもおなじみにP&Gの株が大きく下げたとか。これはミスの対象銘柄になってたからやろか。大きく下げたときに買った人は一儲けが出来たのとちゃうやろか。世の中ラッキーな人がいるもんです。残念なのは、私自身にはそのような幸運が全然訪れないこと。どないかしてくれー。
アメリカでの雇用状況は改善したとの統計が出たけど、市場は下げで週を終えた。それほどヨーロッパの「暗雲」が大きく影を落としてるということです。確かに心配。2年前のリーマンショックから立ち直ったかと思いきや、ヨーロッパの不動産市場はまだまだ底を這っているし、例のバブリーな投資自体がまだ償還されていないからしこりは残っていると言うべきなんでしょうな。何とかおおごとにならずに落ち着くことを祈ってます。ホンマ、たのんまっせ。
で、私は今日も歯医者から一日が始まる。それから色々と忙しいことが続く。明日は土掘りの予定。日記の更新が出来ないかもしれまへん。
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