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「覚えてな~~い。」
となんとも頼りない声。入塾の三者面談によく耳にする、
成績を聞かれたときの生徒の返事である。
もちろん、自分で納得のいかない成績だから
塾に来たのであって、その成績を言うのが恥ずかしいというのもあるのだろう。
ただ、本当に覚えていない生徒もいる。そういった生徒は、中1のときの成績は
そんなに悪くなかったのに、ある時期から成績が落ち始め、気づいたときには
もう、頑張る気力が出ないほどの成績になっていた。そんな成績が続けば、
自分の成績を目にしたくない。考えたくない、。そして本当に忘れてしまう。
そう、悪いことが続けば、誰でもそれを忘れてしまいたくなるのだ。
だから、そういう生徒には僕はこう声をかける。
「でも、本当にこのままじゃいけないと思ってるから塾に来たんでしょ?
親に言われたからでも、本当に来たくなければ、絶対、塾に来ないよね?
だから、塾に来た時点で、僕は信じますよ。なんとかしたいんだなって。
もし、来なければ、成績は変わらないかもしれないね。でも、君は塾に
来たんだから、そのこと自体、前に進んでるよ。いいことだよ。
ただ、自分の成績を覚えてなければ、どうすればいいか分からないよね。
自分が今どこにいるか分からない人が、目的地に着けるわけないよね。
自分の位置を知るということは恥ずかしいことじゃないよ。
知らない方が恥ずかしいんじゃない? 『僕はどこ?』って聞くの?
自分の位置を知ることは、成績を上げるための出発点。
忘れてはいけないよ。わかった?」
「はい!」
頼りない顔は少し変わります。
「覚えてな~い。」
「今、自分がどこにいるのかわかりませ~ん。」
と言ってるのと同じこと。
自分の現在位置を知ることは、未来を変えてく第一歩。
入塾のときから未来を意識してもらう。
これからずっと「つばさ塾」で忘れてはならないことだ。
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