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今回は、高学年編。
高学年になると、ある程度、論理的な思考に慣れてきます。
すると、やはりそれを生かした作文を書いた方が、能力は向上します。
どこで、それを生かすか・・・。
それは、作文を書くときではなく、書く前です。
中学生になっても、原稿用紙1枚も書けない子がいます。
それは、書くことそのものの能力(漢字が書けるといった能力)が
足りないからではなく、原稿用紙1枚分しか考えていないから。
書く前に、考えることが足りないから、書けないのです。
これは、あるテーマを与え、それについての自分の意見を書く、
小論文的なものを書かせれば、明らかな差が見えてきます。
そのテーマの事柄を知らない子はもちろん、
知っていても、自分の頭で、あまり考えたことがない子は、
自分の意見そのものがないのです。
ないものを書けと言っても、書けるわけがありません。
だから、そういった小論文的なものを、
いきなり書かせることはしません。
深く考えやすいものは、自分の体験したことです。
まずは、その体験をよく思い出すという訓練から始めます。
それができるようになれば、
その体験を今後どう生かしていくかということを考えてもらいます。
自分の体験から、学ぶということです。
これには、かなりの時間を使っています。
それに慣れてくると、小学生(高学年)でも、小論文は書けます。
実際、僕の教えている子の中で、小5(現在は小6)のときから、
書ける生徒がいます。
ただ、小論文ということをあまり意識させないようにしています。
本人は作文を書いているつもりです。
が、訓練の結果、自分の体験を深く考え、
そこから学び、自分の意見を持つようになる。
そうして書いた作文が、結果、小論文にたどり着いた。
そういった感じです。
このように、何かを体験して、そこから学ぶということを身につければ、
体験したことがないことでも、イメージできるようになるわけです。
それでやっと、読書感想文に取り組めます。
自分のした体験が、読書(本の内容)に変わるわけです。
長くなってしまったので、実際の書き方は次回に・・・。
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