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毎日、中学生に接していて、よく自分の中学生時代を思い出す。
僕にも、反抗期、ありました。
反抗する対象は、母親でありました。
なぜ、母親と口論になったのか、よく覚えていませんが、
ひどいことを母親に言ってしまったこと、
はっきり覚えています。
僕が中2のころです。
「 なんだぁ、このクソババァ~~!」
家が揺れてしまうような大きな声で怒鳴りました。
バシッ!
母親は右手で僕の左頬を平手打ち!
彼女の指が、鼻にもかかり、僕の鼻から 血がたら~り
「 なにすんじゃぁ、ボケェ~!
鼻血が出ただろうがぁ~!」
と言おうと母親の顔を見た瞬間、
何も言えなくなりました。
顔は真っ赤になり、間違いなく怒っているのに、
何かに必死に耐えているような母親の目から、
涙がポロポロと流れ落ちているのです。
もう、自分の言い分なんて、どうでもよくなりました。
もう2度と、こんな顔に、母親をさせてはいけない。
そう、思いました。
あのとき、涙を流しながらでも、
必死で僕を叱ってくれた母親の気持ち。
今、痛いほどわかります。
あのとき、痛かったのは、鼻血を流した僕ではなく、
涙を流した母親でした。
来週からの3者面談。
そんな必死で子どもを育てているお母さんの心の涙。
僕の面談で、拭えるだろうか?
その、かけがえのない涙に、生徒は気づくだろうか?
頑張ろう!