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昨日、いつも楽しく拝読させていただいている、
satea先生の記事 を読ませていただいて、
自分の浪人時代や就職活動のことを、懐かしく思い出し、
コメントさせていただきました。
自分を振り返る良い機会であることと、
先生からの要望もあり(ちょっと、恥ずかしいですが・・・)、
僕の就職活動の記事を書こうと思います。
就職活動、今、それを振り返ってみると、
僕の就職活動は、あのときから、
もう始まっていたのかもしれない。
世間一般的に言われている就職活動を、
途中で止めたあの日から・・・。
このことは 以前の記事 で、少し触れました。
社会に出ようとするのが就職活動であるのに、
その社会に怯えている自分に気づいたのです。
怯えているということは、自分に自信がないということ。
このことは、
「いつでも僕を動かしていた原動力は、『自信』だった」と、
自分を深く見つめることに繋がりました。
就職活動を止めてから、残りの大学生活、必死で勉強しました。
それまでと違ったのは、頭の中に、「社会で生きていくために」
ということがあったことです。
大学を卒業したら、実家(広島)へ帰りました。
もちろん、親に養ってもらうわけにはいかないので、
コンビニで、夜10時から、朝8:30まで働きました。
大学時代の自分の小遣いを稼ぐためのバイトではなく、
厳しい社会の中で、食べていくため、生きていくための労働。
怯えていた未熟者の僕にとっては、
社会を知り、「自信」をつける良い機会でした。
この生活は2年間続きました。
もちろん、深夜働き続けるのは、体力的に大変でしたが、
自分の精神を維持することの方が、何倍も大変でした。
深夜、2時以降になると、ほとんどお客さんは来ません。
そうすると、一人でいろんなことを考えるようになるんです。
それが、どうしても考えることが、消極的になるんですよね。
食べてくために、今、働いてるけど、
これは本当に自分がやりたい仕事じゃない。
こんなことを続けていて、
本当にやりたいことって見つかるんだろうか?
彼女(奥さん)は名古屋空港で働き、
空港で働くことは、彼女の夢だった。
それに比べて僕は・・・。
いや、自分で選んで、決めたことじゃないか!
今、こうやって悩みながら、
経験していることは、必ず将来、役に立つ!
自分のやりたいこと見つけて、必ずそのとき生かしてやる!
弱気になる自分と、強気な自分との闘いの毎日でした。
そんな毎日だと、さすがに精神が疲れ、弱ってきます。
高校、大学の友人、彼女(奥さん)、大学の恩師。
よく電話しました。
そんな自分も情けなく感じ、責めてしまう自分がいました。
でも、僕を、「情けない」、とか、「しっかりしなさい」、とか、
責める人は誰もいなかった。
「頑張れ!」、「お前なら大丈夫!」、
「そこまで自分を真剣に考えられるお前はすごい!」
励ましの言葉ばかりでした。
あれほど、人の温かさを感じたことはありません。
後になって、あのころの僕の姿を、
母親はこんな風に言ってました。
「 もがいてたね。つらそうだったね。今までで一番つらそうだった。
でも、わかったでしょ。
あんたには助けて、支えてくれる人が
たくさん、いるってこと。 大切にしなさい。
立派になって、恩返ししなさい。」
あの2年間は、社会の厳しさ、人の温かさを知る、
僕にとっては、就職活動だったと思う。
つづく・・・。