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毎年、中学校で、夏休みの課題とされる作文。
各学年、3から4つのテーマから、一つを選択し、登校日に提出する。
今年は、こんな感じ。(400字詰原稿用紙)
中1
読書感想文(4.5~5枚)
世界連邦 作文(4枚)
JICAエッセイコンテスト(3枚)
中2
読書感想文(4.5~5枚)
世界連邦作文(4枚)
人権・同和問題に関する作文(3枚)
かけがえのない地球を大切に作文(3枚)
中3
読書感想文(4.5~5枚)
全国人権作文コンテスト(5枚)
国際理解・国際協力作文(4枚)
世界連邦作文(4枚)
そして毎年、生徒が口にする言葉。
「 先生、どうやって書けばいいのぉ?
どれが一番、簡単に書けるのぉ?」
簡単に書けるものなど、
一つも、なーーーーーーーーーい!
これは、作文の指導をしていて、つくづく思うこと。
作文の基本は、まず、自分が体験した事実を詳しく思い出し、
そして、ただ書くのではなく、描く(表現する)こと。
これができるようになると、文章量で困ることは、まずなくなる。
しかし、これだけでは、ただ単に、事実を書いただけ。
次のステップが、かなり頭が鍛えられるところ。
ある体験をすれば、必ず起こること。
それは、体験前の自分と比べると、
体験後の自分は、必ず変化しているということ。
自分の何が、どういう風に変化したのか。
それを、とことん考えてもらいます。
僕は、作文指導の中で、そこに一番、力を注いでいます。
それは、なぜか?
今回の中学生の作文課題に置き換えると、よく分かります。
このようなテーマが与えられて、書けないのはなぜか?
まず、テーマ自体、知識として、
頭の中になかったら、書けるわけがありません。
では、そのテーマについて、本やネットを使って、調べる。
調べたものを書いただけでは、作文ではなく、ただ単に、資料。
作文にするためには、調べたことを、深く考え、
そのテーマに対する自分の意見を持たなければなりません。
そう、体験、読書、調査、どれをとっても、
そのことだけで終わっていては、作文は書けない。
それから、深く自分で考え、
自分の意見というものが、生まれなければ。
料理と同じではないでしょうか。
畑からとってきた野菜を、
そのままお皿に載せるだけでは、人はそれを食べようとは思わない。
水で洗い、切り、煮たり、焼いたり、美しく盛り付けたり、
料理すれば、人はそれを食べたいと思う。
いろんなことを、自分の中で料理して、自分の意見をもち、作文にする。
これは、ただ単に、国語という教科を越えた、
人間形成、人間育成に繋がると、僕は信じています。
2年半前より、模索してきたことですが、作文指導が、
5教科の集団授業の中の一つという形式では、
どうしても、不十分でした。
来月、9月より、作文指導を独立させ、
作文コースとして、始動させる予定です。
このコースによって、さまざまなことを深く考え、
そのことから、自分の意見をもてる、
また、その意見が成長していく、
そんな子どもを増やしていきたいと思う。
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