毎年120点以上成績アップする中学生を輩出!         津島市・愛西市 つばさ塾

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がっきー塾長

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2008.01.16
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カテゴリ: 中学生

もちざくら が「見えにくい力」について記事を書いている。

非常に大切なことなので、僕も反応記事を書いてみようと思う。

生徒の学力を構成する様々な力を考えると、

もちざくらの言う通り、見えやすい力より、

見えにくい力の方が 学力に影響を与えている。

文系担当講師として、最も気になるのは、 「変換能力」 である。

中2の3学期、英語では「比較」という分野を学習する。

その中でこんな問題がある。

Ken is not as tall as Tom.

(ケンはトムほど背が高くない。)

この文を、否定文ではなく、

肯定文に書き換えた英文を2文作りなさい。

解答:  Ken is shorter than Tom.

     (ケンはトムより背が低い。)

Tom is taller than Ken.

     (トムはケンより背が高い。)

この問題で試される能力は、英語の能力ではない。

日本語の 「変換能力」 の問題。

「ケンはトムほど背が高くない。」ということは、

背が高いのはトムで、背が低いのはケン ということである。

文を表面的に捉えるのではなく、立体的に捉える。

文の表面から、深く掘り下げ理解する。

そういうことが必要なんです。

深い理解がなければ、

ある文を異なる言葉を使って変換することは難しい。

実際、月曜日に中2生にこのような問題を、

ノーヒントで与えてみると、

直ぐに鉛筆が動いた生徒は15人中、2人でした。

このクラスは半数が5教科400点以上の成績をとり、

残りの生徒も、400点まであともう少しの生徒が多い。

にもかかわらず、15人中、2人。

これが、見えにくい力、 「変換能力」 の差なのです。

残りの生徒のピタリと止まった思考を動かすために、

僕はこう言いました。

「ケンはトムほど背が高くない。」という文を、

絵に表してごらん。 

絵に表せば、見えてない部分が見えてくるから。

この言葉で、殆どの生徒が気づいたようです。

生徒を見ていると、気づけなかった自分が、

そうとう悔しかったみたいですね。

この「変換能力」は、英語においてだけではありません。

国語の論説文の問題を解くとき、

その文章には筆者の「考え」が綴ってあります。

小説で表現されている人間の「感情」は、

時と場合によって変化していくものなので、

その変化を読み取らなければなりませんが、

論説文の「考え」、つまり「筆者の主張」は、

コロコロ変化なんてしません。

変化すれば、それは「主張」でなくなります。

しかし、その主張を同じ言葉で、同じ文章で、

何度も繰り返してはいないのです。

異なる言葉、異なる文章を巧みに使って「主張」しているのです。

つまり、自分の主張を変えることなく、

言葉、文章を変換することによって、表現しているのです。

だから、

下線部1と同じ内容を表す言葉を

文章中から15字以内で抜き出しなさい。

という問題が出題されるわけです。

何度も何度も本文を読めば、解ける人は多くなると思いますが、

テストには制限時間があります。

その時間以内に解こうと思えば、

「変換された言葉」を素早く見つけ出さなければなりません。

できるか、できないかは、

生徒自身の 「変換能力」 にかかってくるわけです。

国語の成績は、社会と比べて、短期間では上がらない。

とよく言われるのは、この見えにくい力、

言葉の「変換能力」が 影響を与えるからです。

僕は、大学でも、英語を専門的に勉強しましたが、

英文を和訳するということは、

英文を、日本文に変換するということです。

変換するためには、英語が使われている地域の文化や

歴史まで掘り下げて勉強しなければ、

変換できないということを、

まざまざと見せ付けられる4年間でした。

この見えにくい力、「変換能力」を鍛えるためには、

表面的ではなく、立体的に、深く掘り下げ、理解していくこと

必要不可欠だと、僕は考えています。

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Last updated  2008.01.16 13:18:46 コメント(4) | コメントを書く


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