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久しぶりのブログになってしまいました。でも、今回はもう少し書き続けるよ。100の記事ができるまでを一つの目標にしよう。これは5つ目かな。今日は、言葉に絡めたコミュニケーションの失敗について書きます。私もたくさん失敗して、イタイ目に会っています。私たちが人と言葉を交わす時、時々、表の意味と裏の意味があるなんてことはないですか?これって、言ってる本人には自覚がないから余計に厄介。恋人同士のケンカなんて、まさにこれだ。「その仕事、いったい何の意味があるの? 無意味じゃない。そんな仕事してるあなたなんて」とヘソを曲げる彼女。しかし、本当は彼女がヘソを曲げているのは、彼の同僚の可愛い女の子のことなんだ。「なによ、あんな女と親しげにしちゃって。ふん、あんな女のどこがいいのよ」と、心の奥で怒っている。でも、彼女はそれをストレートには表現できないんです。ヤキモチ焼きの自分の醜い面を恋人に見られたくないからだ。だから仕事のことに置き換えて表現してるわけだけど、彼の方はストレートにそれを受け取る。「いや、あの仕事はとても重要な意味があるんだよ。僕が真剣に取り組んでいることを、そんな風に言わないでくれないかな。余計な口だしはやめてくれ」ってことで、二人のケンカは決裂してしまいます。本当は「他の女性とは仲良くしないで」と言えばラブラブムードのまま済んだことが、こんなことになっちゃうんですね。仕事のシーンでも、たまに起きています。アポを取って来社した営業マンが「御社なら、このくらいのレベルは当たり前でしょうが。さらに一歩上を目指しませんか? 御社の社員さんならおできになると思います」とか言いつつ、さりげなく商品の提案をしてくる。丁寧で何の問題もない言葉なんだけど、なぜか気分の悪い営業マンだ。持ち上げられれば持ち上げられるほど腹が立ってくる。そんな経験ないですか?もちろん、持ち上げられて喜ぶ人もいるが、そういうのは論外だ。表面上の丁寧な言葉は、本音じゃないことが感じ取れる。まわりくどくて言葉に嘘を感じるから気分が悪くなるんです。営業担当の人、見破られてるから気をつけてね。さて、言っている本人も気づかない言葉の裏の意味。これがコミュニケーションの失敗に繋がってるわけだけど、どうしたらいいんだろうか。まず、こういうことが起こりうるってことを知っておくことだ。そして、うっかり自分が裏のコミュニケーションの罠にハマってしまったら、極力、正直になり、相手への敬意を持って努力する。少し時間を置く必要もあるかもしれないけど。素直で謙虚な気持ちがあれば、きっと失敗から脱出できるから!これって自分へのメッセージ。(笑)
2012.05.23
ハーイ!素敵な週末を過ごしましたか?さて、前回は、人は皆「思考の前提」を持っていて、それに気づかないためにミスコミュニケーションが起きてしまうという話でした。今回は、同じく「前提」についてなんだけど、今度は自分の人生を変えてしまう「思考の前提」について、お話しますね。数年前、私が講師を担当しているマインドマップのセミナーに、18歳の大学に入学したばかりの女性が来てくれました。九州から娘を訪ねてきたお母さんもご一緒で、親子揃って受講してくださいました。お昼休みの休憩で、お二人と一緒に昼食を取りながら、娘さんは九州から東京に出てきて一人暮らしをしていること、九州で彼女のお父さんは税理士事務所をしていらっしゃることなどをお話してもらいました。「この子も在学中に、税理士試験に合格するって言ってまして。主人の事務所を継ぐと。」(お母さん)「うわー、ご自分でそう言ってらっしゃるんですか? 若いのにすごいなー」(私)そんな話があったあと、食事が終わり、セミナー会場に戻る道すがら、娘さんが何気なく言ったんです。「税理士取ったあと、在学中に他のことも勉強しようと思っていて、マインドマップは、そういう時にも使えそうですね。」彼女の言葉を聞いて、私は「この人は必ず在学中に合格する」と思いました。なぜかって、彼女の言葉からは、彼女の思考の前提が読み取れるんです。彼女は、自分は間違いなく在学中に合格すると信じていて、また、決めていて、その前提で話している。不思議なことですが、人は自分の頭で考えたようにしか生きられないようです。彼女がもし、「税理士試験は大変だし、まあ、卒業して何年かかけて合格できればいいか」と考えていたならば、あの時の言葉は、もっと違ったものになっていたはず。「もし試験に合格できたら、別のことも勉強したいと思っているんです」とか…。「もし…できたら」という言葉が入っているだけで、本気で覚悟できていないことが分かってしまう。大人になると、変に謙遜したり、うまくいかなかった時の予防線を張ってしまい、「もし…できたら」なんて事ばっかり言うようになるけど、これじゃダメなんだよ。できなくても大丈夫なように自分で逃げ道を作ってる。でも、何か大仕事を成し遂げようとする時には、背水の陣に立たなきゃならないんだ。若干18歳の彼女は、自分を信じて自分に予防線を張っていなかった。それだけで、私は彼女の可能性を感じたな。私が中小企業診断士の試験を受けた時もまったく同じだった。予備校に来るサラリーマンの皆さん、合格したいな~と思ってはいるんだろうけど、使ってる言葉が悪い。平気で「3年計画で、まあ、ボチボチやってます」なんて言ってる。逃げ道作りまくりだよね。悪いけど、そんなことを言っているようじゃ、3年たったって、合格なんかありえないよ。私に催眠療法を教えてくれた先生は、「言葉は心の栄養なんだ」と教えてくれた。そう、自分の発する言葉に注意してみてください。その奥には自分の思考の前提が隠れているんです。逆に言葉を変えることで、思考の前提を変えることだってできるんです。あら、今日は思いっきり強気の発言になっちゃった。でも、納得した人は、今日から自分の言葉を少し意識してみてね!
2012.05.14
さーて、前回は「話が上手い」という切り口で、リアリティについて書きました。今回は、「上手い」じゃなくて、「間違わない」話をするための言葉選びについて書いてみようと思います。間違わないっていうのは、つっかえないとか、不正確なってことじゃないよ。その場にそぐわない話をしない、相手を傷つける話をしないっていうこと。もちろん、みんな、そんなことしようとは思っていないだろうけど、案外やってしまうものなんだ。私も何度も失敗している。まあ、ピントがズレてる天然ボケ気味の可愛いのはいいんですけどね。さて、なぜ、そんな間違った話をしてしまうと思います?私の考えでは、人はみんな、自分の前提というものを持っていて、その前提に基づいて無意識に話をしてしまう。でも、その前提は相手にとってはおかしなものだったり、受け入れ難いものだったりもする。ところが、話をしている本人は、自分でそのことに気づいていない。ミスコミュニケーションの多くは、これが原因。たとえば、友だちがリストラにあったとしましょう。あなたは、そのことを本人から打ち明けられました。さて、あなたはその友達に何と声をかけますか?1「いや~、大変だったね。でも、どうにかなるよ。」2「良い機会だったんじゃない。これからだよ。」3「そうか。それで、どう思っているの?」いずれも、まあまあ妥当な回答のように思うよね。だけど、私だったら、相手の真意が読めない時は、3番のアプローチで行くな。1番は「リストラ=ネガティブ」という前提があって出てきた言葉でしょ。だから「大変だったね」という言葉が出ている。でも、確かにリストラにあうのは大変かもしれないけど、もしかしたら、その友達は以前から退職を考えていて、背中を押されるような出来事として受け止めたかもしれない。あなたが、その友達の考えや気持ちを、常日頃、把握していれば、こんな間違いは起きないのだけれど、無神経な人ほど、そういう日頃のコミュニケーションもなく、こういう言葉を言っている。あなたにこんな風に言われた友だちが、「いや、そうじゃなくてさ...」と、切り返してくれればいいけど、下手をすると、あなたのペースで話が進められ、相手はうんざりってこともありうるよね。2番も実は同じだよね。「いい機会」というのはポジティブな捉え方だけど、その言葉の裏には「普通はネガティブに捉えることだけど、ポジティブに捉えようよ」というニュアンスが入っている。結果、ネガティブなことが起きたといってるのと変わらない。それに対して3番は受け止め、相手の意図を問うアプローチだ。受け止めの言葉は「そうか」の一言。他にはいらないんだよね。下手に言葉を増やせば、そこにあなたの評価が入りがちになる。「そうか。それで?」この簡単な受け答えほど、相手に「もっと聞いてもらおうかな」と思わせるものはないんじゃないかな。共感した人は、今日から使ってみて!
2012.05.12
前回は、話をする時にリアリティを持って話すと引き込まれるっていう話でしたね。例を上げたけど、リアリティを感じさせる要素については書かずに、宿題にしましたよね。みんな考えたかな?私の考えでは、リアリティ、臨場感と言ってもいいんだけど、これを作り出す要素は大きく二つある。一つは、五感の感覚を想起しながら話すこと。もう一つは、現在起きているつもりで話すこと。注意して欲しいんだけど、言葉に五感表現を入れる、とか、現在進行形で話す、じゃないよ。どう違うかっていうと、前者は話し手の頭の中のことを言ってるのに対し、後者は表面的な技法について言っている。後者のような技法ばかりに脚光が当たりがちだけど、それでは絶対にうまくいかないよ。技法分析じゃダメ。心から、自分がその世界に没入するのよ。このことは、私が歌手をしていた時に学んだことなんだ。小上手な歌手はテクニックが見え見えで、素人さんには上手に聞こえるだろうけど、心に響かない。本当にハートをノックアウトされる歌って、どうやって歌おう、どんな声を使おうなんて、まるっきりなくて、素のままの歌手が、そこに立っているって感じなんだよ。そうそう、話はズレるけど、私の歌の師匠は、いつも言っていた。歌手はみんなの前でストリップしてるのと同じなんだよ、って。それだけ、素の自分を出して、真剣勝負してるってこと。話をする時も、テクニックだけじゃダメ。裸になって、真剣に表現するから、リアリティも生まれるんだよね。今回のお話はここまで。他にも要素があるよって思った人は、連絡ちょうだい!
2012.05.08
話の上手い人の話を聞いていると、知らないうちに引き込まれますよね。その人の世界「〇〇ワールド」に入り込んじゃう感じ。同じ内容の話をしても、普通の人だとそうはならない。上手い人の話は、どこが違うんだと思います?私の考えでは、違いの要素は一杯あるんだけど、今日はそのうちの一つ・・・「リアリティ」について書いてみようと思います。たとえば、こんなかんじ。。。。会社の朝礼のスピーチでのお話だと思ってね!「きのう、友達と渋谷を歩いていたら、雹が降ってきちゃいまして~、傘もなくて慌てちゃったんですが~、すぐにビルの中に入って無事に怪我もせずにすみました。実は、すぐにビルに入るという選択は私ではなく、一緒にいた友人がしてくれたんです。やはり、大事なことは意思決定の早さだな、と実感して、勉強になりました。」たしかに、間違ってはいないけど、なんか心に響かないよね。さて、次のはどうかな。「きのうは、ちょっといいことがありましたので、皆さんに共有したいと思います。実は、昨日の夕方、三年ぶりに親しい友人と会いました。5時に渋谷のハチ公前で待ち合わせて、居酒屋にでも行こうよってことになり、歩き始めたんですが、ちょうど、駅前のスクランブル交差点を渡り始めたところで、突然雷が鳴ったんです。昨日は、昼間は晴れてましたんで、まさか雨なんか降るはずもないと思って、傘も持たずに出かけていました。パラパラっとちょっと強めの雨が降ってきたんですが、どうせすぐやむだろうと思って、私は「まあ、大丈夫だよ」なんて言って、そのまま行こうとしていたんですが、友達が言うんです。「ちょっと待って、あの雲行き、ちょっとおかしくない?」そう言われて空を見ると、確かに空が真っ黒で、パラパラ程度の雨じゃ、とてもすまなさそうな感じでした。彼女はすぐに「そこのビルに入ろう」と、交差点を渡りきった目の前にあるビルに私を引っ張っていきました。私たちがビルに入ったそのとたん、ガ~ってすごい音がし始めて、雹が降り出したんです。かなり大きい雹でした。・・・・・・・あのまま、歩いていたら絶対に怪我していました。彼女の素早い判断、素早い意思決定のおかげで本当に助かりました。仕事においても、似たようなことがありますよね。ついつい、まだ大丈夫、と見逃していますが、実は兆候は現れているんですよね。でも、注意深くしていないとその兆候に気づかない。昨日は、そんなことに改めて気づいたので、皆さんにシェアしたいと思ってお話しました。」あ~、長くなっちゃったけど、違いは分かるでしょ。リアリティがあるよね。だから、話を聞いていて引き込まれるし、心に響く。では、リアリティを生み出す要素ってなんだと思う?考えておいてね。この続きはまたね。。。
2012.05.06
気づいたら二年間もこのブログを放置していたんだわ。最近はめっきりFACEBOOKにはまっていましたが、少し長めの文章はブログに書こうかなと思い、一念発起でブログを復活させます。このブログは創業前から書いているから、ちょっと恥ずかしくもある。しかし、これも私の歴史なのよね。さて、どうせ書くなら、今回はテーマを決めようということで、しばらくの間は「言葉」について、書いていこうと思っています。私はプロ講師、人前で話をするプロです。つまり話すのが得意な人ってことなんだけど、どう得意なんだろうか?実はず~っと長い間、なんで自分が人前で話ができるのか分からなかったんだ。話し方なんて、一度も習ったことないし。。。自分に自信もないし。。。声がいいとは良く言われましたよ。元歌手なんだから、それは当然。声はマジで鍛えてきたから。でも、それだけじゃつまらないでしょ。声がいいだけで話なんかできないよね。で、ず~っと考えてきたんだけど、たぶん、「言葉の選び方」っていうことが、大事なんだと思うし、私が追求したいテーマなんじゃないかなって、最近思い始めた。で、ブログ復活させて、それについて書いていこうと思ってます。それじゃ、さっそく次のブログから始めるよ~。
2012.05.06
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