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このブログはこちらに移転しました。「ミキティのワーキング・エブリデイ」 塚原美樹のコンサル・講師・出版・独立・起業日記。 http://blog.mikity.jp/「塚原美樹のラーニング・エブリデイ」 ヒューマン・リスペクト 塚原美樹講師 オフィシャルブログ http://blog.tsukahara.human-respect.com/
2015.06.14
久しぶりに日記を書きます。このブログは10年前に開始して、本当に私の日記のように、創業以来の思いを書き続けてきました。しかし、会社の代表として責任を負うようになってからは書けないこともたくさん出てきました。自分の役割を考えたら当然のことなのですが、もう少し、頭をやわらくできたら、これからも、もっと情報発信できるかもしれないですね。今日は、グラフィックMBA講座のサイトを作成し、過去の受講者のみなさまにお知らせいたしました。神田昌典さんに監修していただいた渾身の講座です。是非、多くの方に知っていただきたいと思います。グラフィックMBAの詳細はこちら
2014.01.09
歌手の仕事をやめてそろそろちょうど10年だ。久しぶりに歌いたい気持ちが出てきたので、来年は10年ぶりにライブでもしようかと思っている。ところで、歌手時代の私の歌の練習法を思い出したので書いてみたい。20代前半の若い頃は、一人でスタジオにこもり、とにかく声を出しまくっていた。ある時、あまりにも練習に熱を入れすぎて、コンサート前に本当に声が出なくなったことがある。今思えば、なんと馬鹿なことをしたのだろうと思うのだが、当時は若くてエネルギーに溢れていたので、喉を痛めるまで歌わずにはいられなかったのだ。たぶん、発声法にも無理があったと思う。自分の中で音楽を本当に噛み砕くためには、歌うしかないと思っていた。体力が尽きるまで練習に燃えたわけだ。そうすることで、自分の中のモヤモヤ感を払拭しようとしていたのかもしれない。まあ、シャウトとまではいかないが、とにかく大声張り上げていた。そうしたらマジで喉がやられました。。。。この頃の歌はパワーオンリーだったのです。30代になると、さすがに体力が落ちてくる。声も出なくなってくる。喉を痛めた経験もあるから、自分なりに調整することも覚える。だが、歌手というのは声があまり出なくなってからが、本当の勝負なのではないだろうか。パワーオンリーではムリと悟った時に、工夫が生まれる。感情の機微を声に乗せることをし始める。そうすると、どういうわけか、ぐっと歌がうまくなったりするのだ。で、この頃はよく電車の中で歌の練習をしていた。と言っても、電車の中で声を出していたわけではないですよ。いくら私でも、そこまで変人ではない。イメージの中で、頭の中だけで歌っていたのです。こんな車中練習法をしながら気づいたのだが、「こんな感じの声」というのが身体でイメージできると、実際に歌った時にもちゃんと声が出る。20代の頃は、イメージする前に、とにかく先に声を出して喉を痛めたりしたわけだけど、この頃になると、先にイメージしてから声を出すので、喉を痛めるということはまずない。ラクに声が出てるイメージが頭の中にあるから、無理して声を出そうと思わないし、意識せずとも身体が自然にラクな出し方をしている。逆に「こんな感じの声」というのが身体でイメージできないと、やはり声は出ないものだ。「身体でイメージ」というのは、本当に声が出ているように身体で感じるということ。身体のどの辺に響いているかとか、腹筋がどのくらい緊張しているかとか、呼吸がどうなっているかとか、そんなことをリアルにイメージしながら車中練習をしているってわけだ。これはたぶん、スポーツ選手のやっているイメトレと同じなんだろう。車中練習法はかなり有効である。実際に声を出して行う練習がゼロだとしても、ちゃんと本番で歌うことができる。もう一つ大事なことは、こういうイメージ練習をたくさんしたとしても、本番では、イメージしたのと同じようにしようなんて思わないことだ。イメージどおりに、なんて考えると柔軟性が失われ、逆に手足を縛られることになる。あくまでも、その時やってきた、その波に乗る! これで行かないとダメだ。ライブ歌手の仕事は、結構、その場勝負だ。共演するピアニストとその場で初めて会って、譜面を見せて説明して、即、本番!なんてことはしょっちゅうあるのだ。互いにプロとしての実力を発揮する場でもあるわけで、歌手はピアノがどう出てこようと歌いこなしてこそプロなわけだ。ピアニストの中には、歌手を試すみたいに仕掛けてくるちょっと意地悪なタイプの人もいる。まあ、こういう人は自分のピアノにプライドがあるんだけど。わざと歌いにくいように、変化球を投げてくるピアニストもいるのだ。この時、その変化球をしっかり捉えて、ヒットを飛ばせるのがプロなのだ。お願いしたとおりに弾いてくれない、なんて言ってるうちは素人で、ピアニストは敬意を払ってくれない。こんなライブを毎日、毎日、16年間もやってきたので、波乗りの楽しさはかなり味わうことができた。さて、歌のことをつらつらと書いたが、これはたぶん、あらゆることに通じてる。人前で話すとか、営業プレゼンをするとか、そういうシーンでも生きてくる。というわけで、私は講師、コンサルになった今でも、イメージ練習と波乗りをやり続けているのだ。
2012.10.11
今日は読書におけるマインドマップについて書いてみます。これは、私がフォトリーディング講座で皆さんにマインドマップ活用をやってもらいながら気づいた体験上のことなので、トニー・ブザンのスピードリーディングとは関係ないですよ。フォトリーディングを習ったけど、どうもマインドマップ活用がうまくいかないな、という人は参考になるでしょう。また、マインドマップを使って、どうやって読書したら良いのだろうか、と考えている人にも、おそらく役に立つと思います。ある程度、読者の皆さんがマインドマップの基礎知識があることを前提として、書き進めてみようと思います。まず、マインドマップの活用は大きく分けて、NOTE TAKE と NOTE MAKEの二通りがあります。<NOTE TAKE>ノートを取るということ。人の話を聞いてメモをしたり、文章を読んでノートにまとめたりすることを指しています。文章を読んでノートをまとめる際には、BOI と呼ばれる文章の柱を見出してからまとめることで、ある程度、構造的なマインドマップを作ることができるでしょう。BOIはカラフルなマインドマップを作成する時に、メインブランチと呼ばれる第1階層目のブランチの上に書くことになります。一方、人の話を聞いてメモする際には、全体構造が見えない中でメモしていることが多いはずです。この場合には、ミニマインドマップという構造のないマインドマップを活用するのも良いでしょうし、自分なりに勝手に構造を作りながらカラフルなマインドマップを作るのでも良いでしょう。<NOTE MAKE>ノートを作るということ。自分の頭の中にあるものをノートにまとめることを指しています。おそらく、最初から構造のあるマインドマップを作るのは難しい場合が多いでしょう。なぜなら、人間の頭の中は、そもそもグチャグチャなわけで、色々なことが浮かんでは消えするし、一つのことを考えながらも同時並行的に別のことを考えたりしていて、整理されたものとはとてもじゃないけど呼べないわけです。特に、深く物事を考えているときほど、そうなるでしょう。ですから、おそらくは構造のないミニマインドマップを描くことになるはずです。構造のないミニマインドマップを自由に、それこそ頭に浮かぶことを頭に浮かんだように描いているうちに、だんだん頭の中が整理されてくるでしょう。というのは、マインドマップというのは、頭の中で起きていることを見える化するようなものだからです。特に、ある程度描いた時点で、俯瞰して全体の関係を見渡すといい。気づいていなかった繋がりが見出せて、それが思考の大きな転換に繋がることがあるはずです。この辺りまできたら、自分の考えを構造的に再構築してみようと思うでしょう。この段階で、カラフルな構造のあるマインドマップを作り直せばよい。---------さて、二つのマインドマップの活用法についてはご理解いただけましたでしょうか。それでは、ここからが読書におけるマインドマップなのですが、私の考えでは、大人が自分の目的のために読書をする際には、マインドマップは<NOTE MAKE> と<NOTE TAKE>の中間が良いと思います。本の内容をマインドマップにきっちりまとめようとすると時間がかかります。マニュアルの内容をきっちりまるごと理解しようなどの場合には、まとめ型の<NOTE TAKE>で良いのですが、多くの場合、大人の読書というのは、「きっちりまるごと理解しよう」というような性質の作業ではないのではないでしょうか。本を読みながら、「なるほど、そうか!」と膝を打つようなことがあり、その結果として、自分の考え、理解がまとまっていく。大人の読書というのは、こんな感じではないかと思うのです。その読書プロセスにおいては、頭の中で、「著者はなんでこういったことを述べているんだろう?」とか、「今の私のこの問題は、こういう方法で解決すべきと思うが、〇〇の部分だけはどうして良いか分からない。どこかに書かれていないだろうか。」のような思考が起きている。この時には、「本をまとめる」という作業はあまり意味がない。それよりも、自分の頭の中の疑問に対して、ヒントとなりそうなひっかかる部分を少しだけメモしながら読み進める。これは人の話を聞きながらメモを取るようなタイプの<NOTE TAKE>です。そして、ある程度読んだら、「要するにこういうことが書いてあったよね」と頭の中を吐き出すような<NOTE MAKE>的なかき方でマインドマップにメモを追加する。いずれもミニマインドマップが良いです。こんな風にしてある程度読み進め、マインドマップのメモができてきたら、メモを俯瞰して眺めたら良いでしょう。すると、意外なところが繋がっていることに気づいて、頭の中で理解が深まってくるわけです。たいていの読書はこれで終了で良いでしょう。ただ、読書もアウトプットがあってこそ本当に生きる。なので、何冊か同じテーマの本などを読んだら、どこかの時点で、読書を経て出来上がった自分の考えをマインドマップに描いてみると良いでしょう。この時は本当に<NOTE MAKE>のマインドマップです。そのマインドマップを作成する際には、読書の時に作成したメモ的なマインドマップが生きるはず。かつて描いたミニマインドマップにさらなる書き込みをするかもしれません。そうしながら、だんだん頭の中が整理され、自分の考えがまとまってくる。途中で別途、ミニマインドマップを描いてもよい。自分の考えがはっきりし、思考の柱が見出せたら、カラフルなマインドマップを作ってみましょう。さて、今日はここまでです。何か質問があったら、気軽にブログ、FACEBOOKなどにご投稿ください。FACEBOOKのほうが、良くみてますよ〜。
2012.10.07
9月1日はうちの会社、株式会社ヒューマン・リスペクトの創立記念日だ。今日は9月20日だから、ついこの前、創業8年となりました。しかし、なんたることか、9月1日のその日、私はこの大事な日をすっかり忘れておりました。思い出したのは9月5日。四日間も、頭にふっとさえ思い浮かばなかった。こんな大事な日を忘れるなんて、これってどういうことなんだろうと思って、今日はそのことについて書いてみたいと思います。創業して以来、9月1日は私にとって、毎年、自分の実績を振り返る日となりました。毎年、「あ~、今年はここまで来れた。よかった、よかった。でも、まだあそこまでは行けていない」のように、創業以来の出来事を振り返って、できたことを確認し、今後のことを思い、自分なりに納得。うちの会社なんて、パート1名と私だけの個人事業に毛が生えたようなものですよ。それでも、自分で作った会社って可愛いんだよね~。だって、会社って、何もできないゼロのところから、どうにか売上を上げて、信頼獲得して、少しずつ、いろんな仕事ができるように発展していくわけです。これは非常に感慨深いこと。だから、会社を持つ人間にとって、創立記念日は自分の誕生日以上に大切な日なんだよね~。さて、そんなに可愛い自分の会社の記念日であるにもかかわらず、今年は創立記念日を忘れていたわけだ。いったいなぜ ??? 自分でも、これには驚いたよ!この事実をネガティブに捉えれば、「仕事に熱が入っていないよね~」ってことになりそうなんだけど、ちょっと考え方を変えて、今回はポジティブに捉えてみたい。たぶん、私にとって今という時期は、人生の方向を転換すべき時期なのだろうと私は思う。だから、過去の延長の記念日である創立記念日には意識が向いていなかったのだ(こういうとちょっとカッコいいよね~)。では、どういう風に自分の人生の方向を転換しようと考えているんでしょうか・・・。改めて、こうして独立8年という事実を振り返ってみると、まず、独立して本当に良かったと思える。本当に楽しくて素晴らしい8年間だった。しかし、最近、このままじゃいけないな~と感じている。今までの延長線で続けていると、きっとダメだろうな~と。なぜ、そう思うかというのは、良くわからない。まあ、勘みたいなものなんだけど、この勘が一番大事。そこで、今年に入って、私は以下のことに気をつけるようにしている。(1)お金に縛られないように気をつける。この8年を振り返ってみて、今日、本当にびっくりした。自由になりたくて独立したはずなのに、数年前までの私は本当にお金に縛られていたと思う。稼ぎ手は私だけなのに、スタッフを2名雇い、27万円も家賃を払っていたのだからムリもない。なんであんなに高コスト体質の会社をやっていたんだろうと、今は不思議に思う。売上を上げるのに必死で、苦しくて、「もう自分の会社やめたい・・」なんて友達に愚痴ったこともあった。まあ、創業数年間は大きな目でモノを見れないから仕方ないとも言えるんだけど・・・。でも、8年経つと、だんだん分かってくる。ちゃんと自分のすべきことをしていれば、お金は流れるように流れるし、長い月日の中では浮き沈みも当然ある。苦しければ会社をサイズダウンすればいいだけだ。だから、今の売上のことは、あまり気にしなくていい。お金は入るときには入るし、講師・コンサル業なんていう商売、不動産も設備もいらないんだから、お金が入ってこないとしても死にはしないのだ。売上を上げることなんかよりも、もっと他にすべきことがある。そのために独立したのだから。やっと、そんな風に考えられるようになってきたし、そう考えていないとダメなんだと思うようになった。これって当たり前のことなのだが、結構難しい。経営者だったら、「売らなくては」と考えるのは普通だから。でも、何のために? を考えると、少し思考の転換が図れるんじゃないだろうか。(2)頑張りすぎるのはやめるうちの会社は、全世界から人に来てもらえる会社にしたいと思い、交通の便の良い千代田区紀尾井町に事務所を構えた。紀尾井町は私の出身校、上智大学のある場所でもあり、都心でありながら、派手さのない静かで落ち着いた雰囲気がとても気に入っている。そして、うちの会社の主催するセミナーには、実際に全世界から参加者が来てくださる。羽田からも、東京駅からも至近だし、東京の真ん中なのに緑が多くて静かな環境。どうせやるならナンバーワンになろう! 日本最高レベルの面白さで、最高レベルのサービスを提供しよう! その思いで紀尾井町に事務所を構えた。場所だけじゃなくて、内容についてもそれだけの自信を持って世界に情報発信したいし、恥ずかしくないものを提供していきたいと思っている。おかげで、まったくのゼロから始まった私の会社は、徐々に信頼を獲得し、今では有名企業からも直接ご発注をいただくに至っている。ビジネスに対する私のこの態度は間違っていなかったと思っている。しかし、ちょっとがんばりすぎていたところもある。正直、精一杯見栄を張って頑張ってきたよ。私とパート一人の本当に小さい会社なのに・・・。また一方で、私が私でなくなるようなことは絶対にすまいと思ってきた。これは大事なことなんだけど、「絶対」とかって言っちゃうところは、かなり力が入っていたと思う。たとえば、私が今までの仕事の中で一番嫌だなと思ったことは、かつて一緒に仕事をしていたゼネコン出身のパートナーがクライエント企業の工場建設の相談に乗っていた際、クライエントにゼネコンを紹介し、工事代金の何パーセントかをゼネコンから紹介料としてもらおうとしたときだ。これはおかしい。だって、クライエントのために仕事をするのがコンサルなのに、クライエントに業者を紹介して、業者から紹介料をもらったら、おかしいよ。役人ではないから賄賂という概念ではないかもしれないけど、お金をもらったら業者に都合の良いような動き方をしなくてはならなくなる。その時点でその仕事はクライエントのためではなくなる。こういうのは嫌。お金のためにそんな仕事をするのは嫌だ。でも、その時はパートナーも稼がなきゃ、っていう思いで必死だったのだろう。そんなわけで、当時は主義主張のために大喧嘩していたわけだ。今でも私は嫌だと思っている。そんな仕事は今後もうちの会社ではしたくないし、関わりたくもないけど、パートナーとぶつかり合うだけでなく、もう少し別の対応方法が今ならできるように思う。さて、話がどんどん広がっちゃっているが、とにかく一流のサービスを正々堂々と提供する会社になりたいと思って頑張ってきたわけだ。でも、ちょっと無理していたかな~と最近思う。こだわりすぎていたかも・・・。私は私。飾る必要なんかない。それを理解してもらえるクライアントとつきあえばいいし、自分は、おそらく多くの人に理解してもらえるだけのものを持っている。な~んて、思い込みだけの自信かもしれないけどね。だから、一所懸命に主張しなくても大丈夫なんだ。自分なりにやっていれば、ちゃんと分かってもらえるし、会社もすごく儲からなくてもちゃんとやっていける。だから、もう少し肩の力を抜こう。これが8年で分かったこと。今、私は、週末は毎週、セミナー講師をしている。やっている最中はハイになっているからメチャクチャ楽しい。精神的には、色々な出会いや体験からどんどん吸収し成長していく。でも、月曜日になると、その反動のように身体がぐったりする。そりゃそうだ、講師をしている時はいつだってパワー全開にしているんだから、身体に出て当たり前だ。しかし、以前は、疲れていても休みも取らず頑張っていた。単に若かったのかな~。今はもう頑張らない。頑張ってもしょうがないと思っている。とにかく休む。身体も精神も白紙にする。きっとそこから新しい何かが生まれると思っている。日々の「業務」に流されていると、新しいものも生まれてこないからね。もっと肩の力を抜こう。(3)出会った人を大事にする独立以来、おそらく5000人以上の人達にあってきたのではないかと思う。うちのセミナーを受けてくれた人、私の講演を聞いてくれた人。仕事のパートナーや同業の仲間。講師経験もコンサル経験も全然ないのに独立して、順調にやってこれた私は、本当に周りの人に恵まれていたのだと思う。だから、一度出会った人はずっと大切にしたい。セミナーに来てもらったら、それ一度きりではなく、できるならまた会いたい。だから、みんなにまた会う方法を考えて続けていく。FACEBOOKでもどんどん情報発信するし、ブログも書いていこうと思う。誰かが見てくれて思い出してくれたら、本当に嬉しいもん。(4)自分の殻を打ち破る!どうすれば自分の殻を打ち破れるのか、正直言って全然分からない。でも、いつも殻を破らなきゃ、って思っている。歌手時代に井上七瀬さんというピアニストに大変お世話になった。数年前に他界してしまわれたが、私が出演していた立川のリザーブというお店の専属ピアニストをしていらっしゃった方だ。私の憧れの松宮一葉さんというカンツォーネ歌手を、陰でずっと支えてこられた方でもある。日曜の昼間にお店に行って、よく無料で歌を教えてもらった。タダであんなに真剣に教えてくれたなんて、今思うと私は本当に運が良かった。七さんにはいつも怒られてばかりいた。「美樹ちゃん、なんでもっと自分を出さないの!」「戦争に行くつもりで歌いなさい!」「〇〇ちゃん、見てご覧よ、あんなに自分をだしているじゃない。美樹ちゃんはまだ出ていないよ!」あの時から、今もまだ、ずっと思っている。「なんで、私にはできないんだろうな~。」苦しくて、苦しくて、自分って何なんだ、どうすればいいんだ、って、ずっともがいてきた。私の中で、今でも何かがずっとくすぶっているように思う。まだ、出し切れていない自分。戦いきれていない自分。その自分を出すために、自分の殻を破らなくては。そろそろ破れてきそうかな~~、なんて思いながら、また今、真剣にそれに取り組んでいく気持ちになっている。以上、長々と8年間のことを綴ってみました。では、またね~~。
2012.09.20
私は映画でもテレビでも、ちょっと泣けるシーンを見ていると、もうやばい。あっという間に、涙ポロポロ、鼻水ズルズル、ぐしょぐしょのティッシュがあっという間に山積みになってしまう。卒園式、卒業式、送別会なんかも、絶対にやばい。とりわけ音楽には心揺すぶられてしまう。何も始まっていないというのに、開会前のブラスバンドの演奏だけで、パブロフの犬のように涙が出てきてしまい、もうまともな感情ではいられない。まだ、開会式さえ始まっていないというのに、すでにポロポロ、ぐしゅぐしゅ状態。家族はそんな私の習性をいつも呆れ顔で見ているのだが、自然に身体が反応してしまうので仕方ない。お願いだから、その音楽をやめて~っていう感じなのだ。こんな風に、感情がすぐに湧いてくる習性を持っていると、日常においてはただの困った人なのだけど、別の場面では結構役に立つこともある。たとえば、私の場合、歌手をしていた時には、この習性を上手く活用して瞬間的に歌の世界に入り込んでいた。イントロが1小節流れるだけで、体ごと別世界にワープできる。たとえば、「ふるさとの山」というタイトルの歌のイントロが流れると、3秒後には、私は、心地よい夏山の緑の中でまさしく今、空を見上げている。そこはふるさとだから、胸がちょっとキュンとして懐かしさがこみ上げてくる。これは頭の中で起きているだけの想像上のことなんだけど、身体は現実で味わっているのと同じように反応する。現実には私には山のふるさとなんてないのだが、「自分のふるさとは山だ」っていう状態になりきっている。腕の内側の肌がひんやりした山の空気に反応してザワザワッとしてきたり、目の前には広い高原が広がっているから視線は自然と少し遠くを見つめるような目になっていたり、というふうに、生理的な身体の反応が実際に起きてくる。歌手や俳優は、こういった人間のイメージ力を活用して架空のイメージの世界に入り込み、そこで架空のリアリティを感じ、そのリアリティを表現することで見ている人の心を動かすという仕事をしているのだ。おそらく、私が普段、涙もろいのは、歌手の仕事をしていたのが大きな原因だろう。イメージの世界に入り込み、感情表現する訓練を長年しているうちに、ちょっとしたきっかけでイメージと感情が引き出されやすい体質になったのだろう。歌手だったから、音楽に感情が紐づいていることが多くて、ちょっと音楽が流れると、それが引き金になってしまうのだ。これは言い換えると、イメージ力というのは訓練によって鍛えることができるということでもある。私の場合には、気が緩んでいるときは、自分のイメージ力に翻弄されてしまって、すぐに涙ポロポロの情けない人になっているわけだが、意識的にコントロールをすれば、イメージ力を自分の味方につけることができる。イメージ力を味方につけると何がいいのか。自分の作ったリアリティに入り込みやすくなるってことだから、まず、演じることが上手くなる。「演じることなんて普段ないですよ」と思うかもしれないが、人は毎日、自分の役割を演じているよね。社長は社長の役を演じているし、課長は課長の役を演じている。お父さんはお父さんの役を、恋人は恋人の役を演じている。だって、「~らしく」っていう言葉を使うとき、自分の中に理想のイメージがあって、それを演じようとしているってことだと思いませんか?とりわけプレゼンなどの人前で話すことに関しては、演じることが上手くなると圧倒的に上達するはずだ。私は講師業をしているけれど、やはり自分が好きだな~と思う理想の話し方、表現の仕方を演じていると思う。図々しくても、いかに自分の作り出した架空のリアリティの世界に没入するかだ。そのリアリティが強ければ強いほど、人を巻き込む力になり、魅力のあるプレゼンターになるだろう。よく「知らないうちに〇〇さんの話に引き込まれました」というのは、話し手の作り出した架空のリアリティの世界に巻き込まれたということなのだ。どうだろう。こう考えると、イメージ力を磨くことは決して侮れない。イメージ力を自分の味方につけたいと思ったら、まず、イメージが自分に与えている影響について、良く理解しておく必要がある。私たちは日々、知らないうちに色々なイメージの影響を受けて生きている。たとえば、日々暮らしている街や通勤路。毎日そこにいるだけで、そこを通るだけで、自分が意識をしないでいると、知らないうちに影響を受けてしまう。日当りも風通しも良い気持ちのいい場所だったら、自然と良い影響を受けとっているので問題ないが、暗い雰囲気の場所だったらどうだろう。知らないうちに影響を受けて、自分の心まで暗くなってしまうのではないか。意識して気をつけていなくては、簡単にやられてしまう。他にも私たちの心に影響を与えてくるものは、生活の中に溢れている。テレビ番組なんて無意識で見ていたらダメだ。テレビを無意識で見ていたら、自分の考えは、本当の自分の考えなのか、それともテレビの描き出したイメージが自分に影響を与えた結果の考えなのか、気づかないうちにまったく分からなくなってしまうだろう。まず、こういったことを理解して、自分が接するべきイメージを意識して選ぶ必要がある。もし、お子さんのいる人だったら、子どもが接する可能性のあるイメージをしっかりチェックして、ある程度コントロールする必要があると思う。なぜなら、子どもは心の枠組み〜ガードみたいなものが出来上がっていない分、大人以上にイメージの影響を受けやすいからだ。大人ならはじき返すことができるイメージでも、子どもははじき返せない。まともにその影響を受けてしまう。私は、子どもにオカルト映画を見せたり、暴力シーンなどを見せるのは反対だ。どれほど強くて悪い影響があるか分からない。自分が接するイメージを選ぶということは、付き合う人、出入りする場所、通る道、身につけるものなど、生活そのものを一つ一つ選択するということだ。とりわけ付き合う人を選ぶ時には、気をつける必要がある。社会的に評価されている人であっても、実は、近づいてはいけない人であることもある。だから、社会の評価ではなく自分の評価で判断する。私はそういう善し悪しを判断する感覚というのは、人間は自然に身につけているように思う。自分が自分らしく生きていくために必要なものを、自然に選び取る力というのは、先天的なのか後天的なのか分からないが、誰しもある程度持っている。ただ、持っているのに使えていないことが多い。自分の直観よりも世間の評判のほうを人は信じがちだからだ。だから、自分の直観に素直に従って、嫌な感じのする人とは、たとえ社会的評価が高い偉い人であっても、付き合わないほうが本当はいい。自分の感覚を信じてあげよう。自分が接したいと選択したものごとは、実体験として触れることができないとしても、頭の中で想像するだけでその影響をもらうことができる。良いイメージをリアルに頭の中で思い描けば、身体はそのイメージに反応し影響を受ける。私がイントロ1小節で簡単に山にワープできるのと同じことだ。イメージはリアルであればあるほど影響度が高い。そして、イメージのリアリティを高めるためにはイメージ力の訓練をすればよい。私が知る限り、このイメージ力のトレーニング方法のうち、実績があり信頼できるものは演劇界で行われている「メソード」という手法だ。アメリカの演技指導者リー・ストラスバーグがロシアのスタニスラフスキーの理論を元に開発したもので、ジェームス・ディーンもマーロン・ブランドもマリリン・モンローも通っていたと言われるニューヨーク・アクターズスタジオで行われていた演技訓練がこの「メソード」だ。私は20代の時に、NHKアクターズスタジオに通って、メソードを教わった。どんなものかというと、五感の記憶を想像上でリアルに再現し、それに基づくリアリティある表現をするための訓練だ。コーヒーカップがそこにないにもかかわらず、コーヒーを飲む演技が上手い役者は、コーヒーを飲む時に感じるあらゆる感覚を再現するのに長けている。カップを持った時の指の感触、それを持ち上げた時の腕の筋肉への力の入り方の感触、ほのかに香るコーヒーの香り、口に持っていった時のカップの感触、口にコーヒーが流れ来んで来るときのその感触、味わい、温度。こういった五感の記憶をいかに空想上で再現できるか。それをまず訓練する。リアリティのある表現というのは、二段階の構造になっていると私は思う。まず、自分がそのイメージにリアリティを持てないと表現の元ができないから、自分の内部で感じる感覚にリアリティを持つのが第一段階。第二段階は、自分の感じている感覚を素直に隠さず表現するということだ。この二段階を経ることで、演技は成り立つ。人を巻き込む振る舞い、話し方、表現というのは、こういう仕組みになっている。第一段階は、自分が自分のイメージの世界に没入し、五感でリアルにそれを感じること。第二段階は、自分の感じている感覚を素直に隠さず表現すること。イメージ力を高めることでできることは他にもたくさんあると思う。それについては、また次回。今日はここまで。
2012.09.17
今日はマインドマップ・ネタで行きます。お題はこれ。 「マインドマップには、なぜイメージが必要なのか?」 開発者のトニー・ブザンの考えについては、他のインストラクターもいろいろ話してくれると思うけど、私が個人的にこれに答えるとすると、ずばり!! 「そのほうが仕事が早くなるから」 「本当かよ? お絵描きしていて仕事が早くなるだと?」というツッコミが入りそうですが、本当です。 私の考えでは、凡人が仕事のスピードを早めようと思ったら、イメージを使えるようにしないとダメなんです。ここでいうイメージとは、お絵描き、マーク、アイコン、ラクガキなどの総称で、決して綺麗なイラストのことではありません。 エリートビジネスマンは論理的思考力が高いし、言語的能力も高いでしょう。でも、必殺仕事人を目指すのなら、さらにプラスして、イメージを描く習慣を持つといいと思う。なぜって、イメージのほうが文字よりも、認識できるスピードが早いし、ダイレクトに心の風景を表すことができるから。 街を歩きながら、私たちは色々なイメージ表示を目にしています。交通標識なんて、すべてイメージですよね。あんなものを言葉で表記したら危険だと思いませんか?文字を読んでいる間、視線が標識に奪われて事故を起こしますよね。イメージだから瞬間的に認識できる。また、芸術作品はやはりイメージで表現されることが多い。芸術っていうのは上手とか下手とかいう評価軸とは関係ない。カラオケなら、「あの人、カラオケ上手いよね~」となるけど、本気で音楽やっている人に、「あの人、歌うまいよね~」って、これってどう思いますか?褒めるなら「あの人の歌っていいよね~」ですよね。上手いとか下手とかっていう尺度は関係ない。芸術においては単にその作品に、その人の生き方が投影されているかっていうことだけが大事。で、言葉で芸術もできるけど、言葉にならないものはイメージとして表現される。芸術の話はマインドマップと非常に関係が深いと思うけど、これを考えだすととんでもない深みにはまってしまいそうなので、今日はちょっと触れる程度にしておきたい。 さて、ノートを取る時に、簡単なものでいいからイメージを入れることがササッとできれば、後で見て分かりやすいに決まっている。全部、言葉じゃ読みにくい。色だってそう。全部モノクロだったら、何が大事か分からない。 と、こんな当たり前のことなのに、多くの人はイメージをノートに使うのには抵抗感がある。子ども時代、図工とか美術の時間に、素直に自分らしい心の風景を表現したら、先生なんかに周りの子たちと比較されたコメントをもらい、「自分は絵が下手だ」と思ってしまった。これは私の体験です。でも、こういうふうに生徒に思わせてしまう美術教師はダメだと思う。本来は、単にその人の持っているもの、生まれつき持っている才能がその人なりに生かされればいいだけなんですから。だから、マインドマップのイメージって、上手である必要なんて全然ないと私は思います。目的に応じて、イメージを使うことができさえすれば良い。瞬間的に分かりやすいイメージ表現が必要な場合には、色々なアイコンを自分の頭の中に用意できているといいでしょう。そうすれば、パッとノートを取ることができて、仕事のスピードは確実に上がります。また、クリエイティブな仕事をするのなら、自分らしい心象風景の表現ができていればいい。バランスが悪かろうと、ちょっと描き損じがあろうと、関係ない。心の中で見えてきたプロセスをそのまま書き表せばそれでOK!さて、マインドマップそのものは芸術でありうるのか?ありうると思う。だけど、雑誌などに掲載されている綺麗すぎるマインドマップに影響されすぎてはいけない。私もそうなので、自戒も込めての意味なのだが、本来、「綺麗なマインドマップなんて!」くらいの気持ちを持っていて丁度いいはずだ。自分の精神活動を通して、自分が何を今、得たかが大切なだけなのであり、マインドマップはそのプロセスを良いものにするツールでしかないのだから。
2012.09.15
音が悪いし、きちんと撮っていないので、品質イマ3なのですが、どんどん情報発信するなら自分で撮るのが一番かと思い、早速スタッフとともに、まず1本目のテスト動画、撮影してきました。今回は、うちのセミナー会場までの道のり紹介ビデオ。普段、私が飲み歩いているお店や、忙しいとお泊りしちゃう近隣のすぐれものホテルもご紹介しています。正直言って撮影(うちのスタッフ)も出演者(私)もヘタクソです!でも、お願い、見てちょうだい。そして、動画の撮り方アドバイス、皆さんお願い! 頼むね~。
2012.06.18
こんばんは~。今日はお世話になってる研修会社さんのパーティーにいってきました!見渡す限りの講師、講師、講師。そもそも講師って熱い人材、くどい人材。これだけ講師が集まると、その場が熱いこと!そのパワーに圧倒されてきましたわ。さて、久しぶりに言葉ブログ書きますね。今日のテーマは、何を言っても聞く耳を持たない人の心を、どう掴むか、です。私にもたくさん経験がありますよ。講師業なんて、そういう受講者の抵抗にどう対処できるかで、講師の実力が決まると言っても過言ではない。講師が何を言っても逆らってきたり、または、冷めきっていて乗ってこない。こういう場面って、案外あります。こちらは結構、辛いんですが~。皆さんの職場にもいませんか?何を言っても突っかかってくる部下とか、何を言っても首を縦に振らないひねくれ上司とか。こっちが燃えて、「やろうよ!」とか言っても冷めたままの社員とか。。。まず、私が独断的に思うには、聞く耳を持たない人というのは、何かに対して怒りや不満を持ってる。私も時々、聞く耳持たない頑固者になっちゃうことがあるけど、やっぱり何かに怒ってたり、不満を持ってるから聞きたくないの。だから、きっと他の人も同じだと思う。怒りの原因はあなたかもしれないけど、もしかしたら違うかもしれない。単に不機嫌なんてこと、人間だから当然あるんですよ。理屈にあわないけどね。本人も抑えたいんだけど、うまくいかない。ただ、その人を刺激しちゃうことだけは避けたいよね。まあ、人の機嫌なんて、もともと勝手なもんなんだから、自分は悪くないと理詰めで行ってもしょうがない。こっちとしては「このわからんちん」と諦めてほったらかしてもいいけど、それで目的が達成できないようじゃ、プロとは言えない、素人でしょ? 何のプロかはその人それぞれですが。ということで、ここから先は必要に応じて努力すればいい。でも、毎回諦めてるようじゃ、人間が小さいぞ!さて、抵抗をすり抜け相手の心に楔を打ち込む方法ですが、私の経験から、こんな手があるよという話を探してみました。他にもあると思うので、是非教えてくださいな。みんなで共有して、ケースバイケースで試してみるのも良いのでは…。1.いったん受け入れて気をそらさせる何かに固執していて、その事に関しては聞く耳持たず、とにかく「嫌です」っていう場合。たとえばね、30人くらいの受講者を対象にセミナーを開催すると、中には、場の雰囲気についていけず、気持ちがネガティブな方に行ってしまう方もいらっしゃる。仕方ないことなんです。普段、頑張っている人ほど、真剣だし、繊細なんだから。もちろん、こちらの言動も要チェック!まずいことをこっちがしてしまっていたら、もちろん素直に謝る。でも、そうじゃないなら、この手です。まず、その人の固執しているものから気をそらさせてあげるんです。個人演習中、その人が何もできず困っている様子(実は困ったを装った反発している様子かも)が見られたら。…すかさず近寄り「あの~、どうしました~?」「うーん、よく、わかんないんだよね~、考えたことを書けって言われても何も浮かばないし、考えられませんよ」こういう時の最悪の対応法「いや~、そんなに難しいことじゃないんですよ。ただ、考えたことを書くんでいいんですよ、深く考えずに…」「浮かばないんですよね」「人間、何も頭に浮かばないなんて事、ありえないんですが..」正論ではありますが、正論を言えば言うほど、相手の心はそっぽ向きませんか?で、別のアプローチでは。「そうですか~。確かにそういうことってよくあるんですよ。(受け入れ) 分かりましたので、じゃ、その演習はまあ、しなくてもいいですので、せっかく時間ありますから、○○しませんか?(気をそらさせている。相手が必ずできそうなことを選ぶ) これならできますよね。(できないとは言わせない言い方)」これでうまくいけば、このあとにちょっとハードなことを要求しても、相手は聞いてくれる可能性が高い。相手のペースが変わればOK!なんですから。ここでのポイントは相手の心を支配しているなんらかのペース、それはもしかしたら怒りみたいなものに影響されてるんだけど、を壊すこと。こっちがして欲しいことを、今してもらう必要はないんですよ。ペースを変えることができれば、じきにうまく行くから。はい、今日はここまでね。もう、遅いので。では、また次回!
2012.06.01
久しぶりのブログになってしまいました。でも、今回はもう少し書き続けるよ。100の記事ができるまでを一つの目標にしよう。これは5つ目かな。今日は、言葉に絡めたコミュニケーションの失敗について書きます。私もたくさん失敗して、イタイ目に会っています。私たちが人と言葉を交わす時、時々、表の意味と裏の意味があるなんてことはないですか?これって、言ってる本人には自覚がないから余計に厄介。恋人同士のケンカなんて、まさにこれだ。「その仕事、いったい何の意味があるの? 無意味じゃない。そんな仕事してるあなたなんて」とヘソを曲げる彼女。しかし、本当は彼女がヘソを曲げているのは、彼の同僚の可愛い女の子のことなんだ。「なによ、あんな女と親しげにしちゃって。ふん、あんな女のどこがいいのよ」と、心の奥で怒っている。でも、彼女はそれをストレートには表現できないんです。ヤキモチ焼きの自分の醜い面を恋人に見られたくないからだ。だから仕事のことに置き換えて表現してるわけだけど、彼の方はストレートにそれを受け取る。「いや、あの仕事はとても重要な意味があるんだよ。僕が真剣に取り組んでいることを、そんな風に言わないでくれないかな。余計な口だしはやめてくれ」ってことで、二人のケンカは決裂してしまいます。本当は「他の女性とは仲良くしないで」と言えばラブラブムードのまま済んだことが、こんなことになっちゃうんですね。仕事のシーンでも、たまに起きています。アポを取って来社した営業マンが「御社なら、このくらいのレベルは当たり前でしょうが。さらに一歩上を目指しませんか? 御社の社員さんならおできになると思います」とか言いつつ、さりげなく商品の提案をしてくる。丁寧で何の問題もない言葉なんだけど、なぜか気分の悪い営業マンだ。持ち上げられれば持ち上げられるほど腹が立ってくる。そんな経験ないですか?もちろん、持ち上げられて喜ぶ人もいるが、そういうのは論外だ。表面上の丁寧な言葉は、本音じゃないことが感じ取れる。まわりくどくて言葉に嘘を感じるから気分が悪くなるんです。営業担当の人、見破られてるから気をつけてね。さて、言っている本人も気づかない言葉の裏の意味。これがコミュニケーションの失敗に繋がってるわけだけど、どうしたらいいんだろうか。まず、こういうことが起こりうるってことを知っておくことだ。そして、うっかり自分が裏のコミュニケーションの罠にハマってしまったら、極力、正直になり、相手への敬意を持って努力する。少し時間を置く必要もあるかもしれないけど。素直で謙虚な気持ちがあれば、きっと失敗から脱出できるから!これって自分へのメッセージ。(笑)
2012.05.23
ハーイ!素敵な週末を過ごしましたか?さて、前回は、人は皆「思考の前提」を持っていて、それに気づかないためにミスコミュニケーションが起きてしまうという話でした。今回は、同じく「前提」についてなんだけど、今度は自分の人生を変えてしまう「思考の前提」について、お話しますね。数年前、私が講師を担当しているマインドマップのセミナーに、18歳の大学に入学したばかりの女性が来てくれました。九州から娘を訪ねてきたお母さんもご一緒で、親子揃って受講してくださいました。お昼休みの休憩で、お二人と一緒に昼食を取りながら、娘さんは九州から東京に出てきて一人暮らしをしていること、九州で彼女のお父さんは税理士事務所をしていらっしゃることなどをお話してもらいました。「この子も在学中に、税理士試験に合格するって言ってまして。主人の事務所を継ぐと。」(お母さん)「うわー、ご自分でそう言ってらっしゃるんですか? 若いのにすごいなー」(私)そんな話があったあと、食事が終わり、セミナー会場に戻る道すがら、娘さんが何気なく言ったんです。「税理士取ったあと、在学中に他のことも勉強しようと思っていて、マインドマップは、そういう時にも使えそうですね。」彼女の言葉を聞いて、私は「この人は必ず在学中に合格する」と思いました。なぜかって、彼女の言葉からは、彼女の思考の前提が読み取れるんです。彼女は、自分は間違いなく在学中に合格すると信じていて、また、決めていて、その前提で話している。不思議なことですが、人は自分の頭で考えたようにしか生きられないようです。彼女がもし、「税理士試験は大変だし、まあ、卒業して何年かかけて合格できればいいか」と考えていたならば、あの時の言葉は、もっと違ったものになっていたはず。「もし試験に合格できたら、別のことも勉強したいと思っているんです」とか…。「もし…できたら」という言葉が入っているだけで、本気で覚悟できていないことが分かってしまう。大人になると、変に謙遜したり、うまくいかなかった時の予防線を張ってしまい、「もし…できたら」なんて事ばっかり言うようになるけど、これじゃダメなんだよ。できなくても大丈夫なように自分で逃げ道を作ってる。でも、何か大仕事を成し遂げようとする時には、背水の陣に立たなきゃならないんだ。若干18歳の彼女は、自分を信じて自分に予防線を張っていなかった。それだけで、私は彼女の可能性を感じたな。私が中小企業診断士の試験を受けた時もまったく同じだった。予備校に来るサラリーマンの皆さん、合格したいな~と思ってはいるんだろうけど、使ってる言葉が悪い。平気で「3年計画で、まあ、ボチボチやってます」なんて言ってる。逃げ道作りまくりだよね。悪いけど、そんなことを言っているようじゃ、3年たったって、合格なんかありえないよ。私に催眠療法を教えてくれた先生は、「言葉は心の栄養なんだ」と教えてくれた。そう、自分の発する言葉に注意してみてください。その奥には自分の思考の前提が隠れているんです。逆に言葉を変えることで、思考の前提を変えることだってできるんです。あら、今日は思いっきり強気の発言になっちゃった。でも、納得した人は、今日から自分の言葉を少し意識してみてね!
2012.05.14
さーて、前回は「話が上手い」という切り口で、リアリティについて書きました。今回は、「上手い」じゃなくて、「間違わない」話をするための言葉選びについて書いてみようと思います。間違わないっていうのは、つっかえないとか、不正確なってことじゃないよ。その場にそぐわない話をしない、相手を傷つける話をしないっていうこと。もちろん、みんな、そんなことしようとは思っていないだろうけど、案外やってしまうものなんだ。私も何度も失敗している。まあ、ピントがズレてる天然ボケ気味の可愛いのはいいんですけどね。さて、なぜ、そんな間違った話をしてしまうと思います?私の考えでは、人はみんな、自分の前提というものを持っていて、その前提に基づいて無意識に話をしてしまう。でも、その前提は相手にとってはおかしなものだったり、受け入れ難いものだったりもする。ところが、話をしている本人は、自分でそのことに気づいていない。ミスコミュニケーションの多くは、これが原因。たとえば、友だちがリストラにあったとしましょう。あなたは、そのことを本人から打ち明けられました。さて、あなたはその友達に何と声をかけますか?1「いや~、大変だったね。でも、どうにかなるよ。」2「良い機会だったんじゃない。これからだよ。」3「そうか。それで、どう思っているの?」いずれも、まあまあ妥当な回答のように思うよね。だけど、私だったら、相手の真意が読めない時は、3番のアプローチで行くな。1番は「リストラ=ネガティブ」という前提があって出てきた言葉でしょ。だから「大変だったね」という言葉が出ている。でも、確かにリストラにあうのは大変かもしれないけど、もしかしたら、その友達は以前から退職を考えていて、背中を押されるような出来事として受け止めたかもしれない。あなたが、その友達の考えや気持ちを、常日頃、把握していれば、こんな間違いは起きないのだけれど、無神経な人ほど、そういう日頃のコミュニケーションもなく、こういう言葉を言っている。あなたにこんな風に言われた友だちが、「いや、そうじゃなくてさ...」と、切り返してくれればいいけど、下手をすると、あなたのペースで話が進められ、相手はうんざりってこともありうるよね。2番も実は同じだよね。「いい機会」というのはポジティブな捉え方だけど、その言葉の裏には「普通はネガティブに捉えることだけど、ポジティブに捉えようよ」というニュアンスが入っている。結果、ネガティブなことが起きたといってるのと変わらない。それに対して3番は受け止め、相手の意図を問うアプローチだ。受け止めの言葉は「そうか」の一言。他にはいらないんだよね。下手に言葉を増やせば、そこにあなたの評価が入りがちになる。「そうか。それで?」この簡単な受け答えほど、相手に「もっと聞いてもらおうかな」と思わせるものはないんじゃないかな。共感した人は、今日から使ってみて!
2012.05.12
前回は、話をする時にリアリティを持って話すと引き込まれるっていう話でしたね。例を上げたけど、リアリティを感じさせる要素については書かずに、宿題にしましたよね。みんな考えたかな?私の考えでは、リアリティ、臨場感と言ってもいいんだけど、これを作り出す要素は大きく二つある。一つは、五感の感覚を想起しながら話すこと。もう一つは、現在起きているつもりで話すこと。注意して欲しいんだけど、言葉に五感表現を入れる、とか、現在進行形で話す、じゃないよ。どう違うかっていうと、前者は話し手の頭の中のことを言ってるのに対し、後者は表面的な技法について言っている。後者のような技法ばかりに脚光が当たりがちだけど、それでは絶対にうまくいかないよ。技法分析じゃダメ。心から、自分がその世界に没入するのよ。このことは、私が歌手をしていた時に学んだことなんだ。小上手な歌手はテクニックが見え見えで、素人さんには上手に聞こえるだろうけど、心に響かない。本当にハートをノックアウトされる歌って、どうやって歌おう、どんな声を使おうなんて、まるっきりなくて、素のままの歌手が、そこに立っているって感じなんだよ。そうそう、話はズレるけど、私の歌の師匠は、いつも言っていた。歌手はみんなの前でストリップしてるのと同じなんだよ、って。それだけ、素の自分を出して、真剣勝負してるってこと。話をする時も、テクニックだけじゃダメ。裸になって、真剣に表現するから、リアリティも生まれるんだよね。今回のお話はここまで。他にも要素があるよって思った人は、連絡ちょうだい!
2012.05.08
話の上手い人の話を聞いていると、知らないうちに引き込まれますよね。その人の世界「〇〇ワールド」に入り込んじゃう感じ。同じ内容の話をしても、普通の人だとそうはならない。上手い人の話は、どこが違うんだと思います?私の考えでは、違いの要素は一杯あるんだけど、今日はそのうちの一つ・・・「リアリティ」について書いてみようと思います。たとえば、こんなかんじ。。。。会社の朝礼のスピーチでのお話だと思ってね!「きのう、友達と渋谷を歩いていたら、雹が降ってきちゃいまして~、傘もなくて慌てちゃったんですが~、すぐにビルの中に入って無事に怪我もせずにすみました。実は、すぐにビルに入るという選択は私ではなく、一緒にいた友人がしてくれたんです。やはり、大事なことは意思決定の早さだな、と実感して、勉強になりました。」たしかに、間違ってはいないけど、なんか心に響かないよね。さて、次のはどうかな。「きのうは、ちょっといいことがありましたので、皆さんに共有したいと思います。実は、昨日の夕方、三年ぶりに親しい友人と会いました。5時に渋谷のハチ公前で待ち合わせて、居酒屋にでも行こうよってことになり、歩き始めたんですが、ちょうど、駅前のスクランブル交差点を渡り始めたところで、突然雷が鳴ったんです。昨日は、昼間は晴れてましたんで、まさか雨なんか降るはずもないと思って、傘も持たずに出かけていました。パラパラっとちょっと強めの雨が降ってきたんですが、どうせすぐやむだろうと思って、私は「まあ、大丈夫だよ」なんて言って、そのまま行こうとしていたんですが、友達が言うんです。「ちょっと待って、あの雲行き、ちょっとおかしくない?」そう言われて空を見ると、確かに空が真っ黒で、パラパラ程度の雨じゃ、とてもすまなさそうな感じでした。彼女はすぐに「そこのビルに入ろう」と、交差点を渡りきった目の前にあるビルに私を引っ張っていきました。私たちがビルに入ったそのとたん、ガ~ってすごい音がし始めて、雹が降り出したんです。かなり大きい雹でした。・・・・・・・あのまま、歩いていたら絶対に怪我していました。彼女の素早い判断、素早い意思決定のおかげで本当に助かりました。仕事においても、似たようなことがありますよね。ついつい、まだ大丈夫、と見逃していますが、実は兆候は現れているんですよね。でも、注意深くしていないとその兆候に気づかない。昨日は、そんなことに改めて気づいたので、皆さんにシェアしたいと思ってお話しました。」あ~、長くなっちゃったけど、違いは分かるでしょ。リアリティがあるよね。だから、話を聞いていて引き込まれるし、心に響く。では、リアリティを生み出す要素ってなんだと思う?考えておいてね。この続きはまたね。。。
2012.05.06
気づいたら二年間もこのブログを放置していたんだわ。最近はめっきりFACEBOOKにはまっていましたが、少し長めの文章はブログに書こうかなと思い、一念発起でブログを復活させます。このブログは創業前から書いているから、ちょっと恥ずかしくもある。しかし、これも私の歴史なのよね。さて、どうせ書くなら、今回はテーマを決めようということで、しばらくの間は「言葉」について、書いていこうと思っています。私はプロ講師、人前で話をするプロです。つまり話すのが得意な人ってことなんだけど、どう得意なんだろうか?実はず~っと長い間、なんで自分が人前で話ができるのか分からなかったんだ。話し方なんて、一度も習ったことないし。。。自分に自信もないし。。。声がいいとは良く言われましたよ。元歌手なんだから、それは当然。声はマジで鍛えてきたから。でも、それだけじゃつまらないでしょ。声がいいだけで話なんかできないよね。で、ず~っと考えてきたんだけど、たぶん、「言葉の選び方」っていうことが、大事なんだと思うし、私が追求したいテーマなんじゃないかなって、最近思い始めた。で、ブログ復活させて、それについて書いていこうと思ってます。それじゃ、さっそく次のブログから始めるよ~。
2012.05.06
なかなか良い写真が撮れず、困っていたのですが、今回はとっても良い人にめぐりあえたようで、気に入ったのが撮れました。撮影も気持ちよかったので、半年に一度くらいずつ撮影したいな~と思いましたよ。講師業にとって、プロフィール写真は大事なものですからね。
2010.07.03
今日はアクションラーニングコーチ・トレーナー養成コースに行ってまいりました。実は、当初、あまり期待していなかったのですが、行ってみると、とても役に立つ内容です。特にインストラクションについては、気付きがいっぱいありました。春ころから受けていたので、すでに自分のセミナーでも取り入れていますが、この数カ月でインストラクションスタイルが変化してきたと思います。今日は「質問会議」で著名な清宮さんから貴重なフィードバックもいただきました。自分のインストラクションの特徴にも気付きました。今後、自分の幅を広げる上で考えるべき点も明らかにになりました。自分のことは普段は見えないものですが、自分の強みと弱みが見えてくると、強みをさらに生かすには、弱みをカバーするには、と考えるようになります。プロになると、なかなか良いフィードバックをいただける機会がなくなります。ですので、こういう機会を自分が持ち続けるのは、本当に大事なことだと思います。自分が学び続けなくてはラーニングクリエイターになりえないですからね。
2009.11.18
私の友人、宮川明さんが4冊目となる新刊「脳が冴える!朝1分勉強法」を出版されました!昨日、いっきにこの本を読んでみましたが、読みやすくとっつきやすい本で、ヒントになるコンテンツ満載です。とりわけ、「質問」を使って「思い込み」をはずしていく方法については、コンサルタント、セラピスト、コーチなど人を支援する立場の人たちにとっては、非常に役立つ内容です。私もセラピスト養成コースで、似たようなことを話しているのですが、「質問」の仕方ひとつで、相手の邪魔にもなり、助けにもなります。ちょうど、11月10日までTSUTAYAキャンペーンということです。詳しくは、下記サイトをご覧ください。http://www.miyabook.com/asa1/このキャンペーンでは、1冊買うだけで17,850円相当のギフトが貰えるかなりお得なプレゼントがついてくるとのこと。さすが、ネットマーケッターの宮川さんらしい企画です。さらに、1冊も買わなくても、特別レポート「あらゆる成功に直結する情報感度の高め方」を入手できるそうです。ぜひ、皆様もお読みになってみてください。http://www.miyabook.com/asa1/
2009.11.05
企業コンサルティングをするなかで、コンサルに求められている事と、コンサルがしたいことが食い違うことがあると思う。たとえば、自分が考えると、この会社はこうしたほうがいいよな~。でも、経営者はそう思っていない。この場合、どうする??私は経営者の考えを生かすのが良いと思う。経営者は馬鹿じゃない。新米コンサルなんかより、遥かに洞察力があるし、すごいと思う。さまざまな状況を綜合的に考えているし、バイタリティだって、はんぱじゃない。ただ、単に経営者に「はいはい」と言ってるだけでは能なしコンサルになってしまう。すると、私たちコンサルタントの本当の役割はなんだろうか。私は「対話」ができる相手である事ではないだろうかと思う。「こうだから、こう考えて、こう思った」これを互いに話せる相手というのは、とても役に立つ存在だ。損得のことを言ってるんではなく、本当に大切な役割だと思う。経営者は孤独であり、こういった話を社員とできないことが多い。これまた、問題なんだけど。しかし、本当に互いに思ったことを話すためには、信頼関係が必要だ。正論を言ったり、批判をするのは簡単だが、相手を動かすのは非常に難しい。批評家は役に立たない。相手の気持ちを動かすためには、まず、相手を受け入れる。その上で相手に話を聞いてもらえる素地を作ってから、相手に提案をする。共感なくして提案は出来ないと思う。共感せずに批判しても相手は受け入れない。ここを勘違いしている人が多いように思います。
2009.10.29
今日はとあるお屋敷に招かれ、初めてお茶室体験というのをしてまいりました。小さい入口から体をかがめてそ~っと入り、お茶の先生にいろいろと教わりながら、おいしいお菓子とお茶をいただきました。でも…しびれがきれて、マジきつかったです…。座り方が悪い、と先生に怒られました。コンサルの仕事をしていくうえで、日本文化などの教養をもっと身につける必要性を痛感しました。若い頃は、「お茶なんて…」と馬鹿にして、母の戒めも聞かずにいましたが、いいかげんな年になると、その大切さが分かってきます。毎日忙しく過ごしているので、教養を身につける暇もない、というのが現実ですが、それじゃいけないですね。読書・音楽・スポーツ・語学等に加え、伝統文化に触れるというのは、人間としての幅を広げるのにとても大切なことですね。これからも積極的に体験していこうと思います。今日、このような機会を与えてくださった方には深く感謝いたしております。
2009.10.24
ゆうべ、家族四人で居間でくつろいでいるときのこと。9歳の息子が、突如、話し始めるが、誰も耳を傾けていない。主人と中2の娘はテレビのナイターに夢中。私は野球には興味がないが、なぜか、自分の世界に・・・。誰も話を聞いていないと気付いた息子の反応。「シ~ン・・・・・いやーん、誰か聞いて~ん(おネエ口調)」思わず、反応してしまいました。周りの人が話を聞いてくれないときの、リアクション法。どこで覚えたんだろう・・・・。いじけるでも、すねるでもなく、笑いに変えるこのセンス。わが子ながら、見習いたいと思います。
2009.10.23
普段、講師業が多い私ですが、ひさびさに重めのコンサルプロジェクトに入っています。経済産業省が進める「知的資産経営」。「知的財産」・・・特許、実用新案、商標等「知的資産」・・・知的財産よりも広い概念です。いわば、その会社の強み。自社の中に蓄積されている強みに着目し、それをもとに今後の戦略を考えるというのが、知的資産経営の考え方です。バーニーのリソースベースドビューやプラハード&ハメルのコアコンピタンスなどの考え方とも関係しそうです。本日は二回目の企業様インタビューでしたが、やはり、この仕事やりがいがあります。この9月1日に創業5年になりましたが、5年前より自分はスキルアップしていると自負しました。講師業、コンサル業ともにマイスター的に実力をつけ、さらに、経営者として事業を伸ばしていかなくては・・・。もちろん、執筆も!!やることは毎日毎日、目白押しです。
2009.09.09
現在書店で発売中の「商業界10月号」に、書き下ろしが掲載されました。「問題解決型人材の育て方」という特集の中で、「委員会制度導入の手順」という記事を執筆しました。社員一人ひとりに責任と権限を与え、参画意欲を高めることで、社員の問題解決力を高めようという内容です。お時間ありましたら、どうぞご一読を...。ここ2か月ほど、このブログを放置してしまいまして、反省です...。当社のスタッフからも「塚原さん、ブログ書いたら・・」とサジェスチョンをいただきました。<最近の出来事>我が家は築13年です。私が仕事をしているせいで、掃除が行き届きません。もう、嫌になるくらい散らかり放題だったのですが、意を決して、ハウスクリーニングを入れました。男性スタッフ4名、二日がかり・・・ゴミ: 2トン車2台分費用: 15万円おかげで、やっと人並みの家に戻りました・・・。やはり、こまめにきれいにしないと、ダメですね。ブログもこまめに書かないと、ダメですね。<最近の仕事>講演セミナー.comというサイトを立ち上げました。こちらです。商工会議所・商工会向けの講演講師派遣サイトです。まだ、不十分ですが、どうにか公開というところです。関係者の方、どうぞご参考になさってください。
2009.09.07
おひさしぶりです。マインドマップ公認インストラクターの鈴木孝枝さんがなんと! マインドマップで常識はずれのダイエットができてしまうという素晴らしいご著書を出版なさいました。30日までいろいろな特典つきのアマゾンキャンペーン中です。下記サイトをぜひご覧ください。「マインドマップダイエット」アマゾンキャンペーンはこちらはい!!私もダイエット中です。××スポーツクラブで筋トレをしております。たしかに、マインドマップを併用すれば効果絶大でしょう。私もこれから読むのですが、ダイエットにより一層精を出したいと思います。そう言えば・・・・中小企業診断士関連で、私のことを紹介している本が出版されました。「中小企業診断士の実像」同友館9人の独立診断士を取材して、中小企業診断士が活躍する方法を解き明かすという本です。その9人中に私が入っております。お恥ずかしいですが、独立して事業が安定してくるまでの出来事などがお話になっています。中小企業診断士試験を受けようと思っていらっしゃる方独立コンサルタントを目指している方には、参考になる本だと思います。 私もまた、次の本を書きたい! です!
2009.06.26
社会保険労務士で派遣社員の強い味方である小岩広宣先生がこの度、新刊を出版なさいました。「派遣社員のためのリスク管理と上手な働き方」(同友館出版)昨今の派遣切りなどのニュースを見ると、とても他人ごとには思えません。小岩先生はご自身の派遣社員経験をもとに、専門家の立場で、さまざまな知識を教えてくださっています。派遣社員さんも、派遣社員さんを雇う社長さんも、是非、ご一読ください。なお、本日から明日いっぱいまで、アマゾンキャンペーンを行っています。 ↓http://www.bookcampaign.com/koiwahironori/なんと!!オリジナルTシャツのプレゼントまである嬉しい企画です。今回だけのチャンス!!この機会にどうぞお買い求めください。
2009.05.14
昨日、一昨日のフォトリーディング講座に続き、本日はマインドマップ基礎講座を行ってまいりました。私のフォト講座に来てくださった方が3名もおいでくださり、嬉しいったら、ありません。こうして、ご縁のあった方と何度もお会いできるのは、本当に幸せです。マインドマップ講座も少しずつバージョンアップしており、今日は新バージョンを初デビューしました。ちょっと、ドキドキだったのですが、どうにか無事終了。さあ、これから家に帰りま~~す。
2009.03.22
「マインドマップ戦略入門」こんな本ですよ↓アマゾンキャンペーンを昨日から行っております。詳しくはこちら締切を急遽延長しました。本日24時までの予定でしたが、私の手配が遅れてしまった関係で、先ほど、ご連絡のメールをした人もいます。ですので、明日、21日(土)24時を最終締め切りに延長いたします。お忙しくて、まだお申し込みでない方も、この機会にどうぞご購買ください。本日は、フォトリーディング集中講座の1日目でした。34名の新たな受講者の方々にお目にかかることができ、とても嬉しく、全力で伝えようと頑張っています。帰りは懇親会。さっきまで、皆さんとご一緒でした。こうしてたくさんの人たちと知り合えるこの仕事、本当に幸せだと思います。明日はフォトリーディング2日目。最後まで、全力で頑張ります!!
2009.03.20
こんばんは!!塚原美樹です。amazonキャンペーン、ご協力ありがとうございます。日本中にマインドマップとともに、アート&サイエンスの精神を伝えたいです!!さきほど確認しましたら、アマゾンの順位ですね、総合33位、ビジネス書で7位です!!嬉しい・・・涙・・・。キャンペーンお申し込みの皆様の顔が浮かんでいます。明日はフォトリーディング講座で朝から一日、かかりきりです。本当はもっと、友達や知人の方々に連絡したかったよ・・・。時間切れです。今日は寝なくちゃ。明日、持たない・・・。このブログ読んでくれた人、お願いします。私も頑張るけど、この本を読んで、未来の社会に自分が役立てるという夢を持ってほしいんだ。そして、一緒に歩んでいきましょう!!お願いします。一冊誕生日祝いに買ってください。「マインドマップ戦略入門」アマゾンキャンペーンはこちらです。明日20日の24時までです!!
2009.03.19
今日は自分の○○才の誕生日だというのに、ゆうべは家に帰れませんでした。今日のキャンペーンが心配で、心配で・・・。まだ、準備が整わない状況です。連絡が済んでいない方々がたくさんいる・・・まずい!「買いました」のメールのご連絡もいただきながら、お返事も出せず状態。ごめんなさい!!でも、コンビニ行って日経朝刊買ってきました。やった~~!!2面にデカイじゃないですか!ダイヤモンド社の広告の中でも一番大きい!隣のページには勝間さんの顔がもっと大きく載っています!!(関係ないか・・)親に電話しちゃいました。朝6時半から当社のWEBを担当してくださっているフロンティアの品田さんにTEL。「品田さ~~ん、キャンペーンページ変更できますか??」徹夜明けの品田さんは、結局いつになっても眠れないのでした・・・。なんか、ひとりで大騒ぎしているみたいですが。初の単著出版は一生に一度ですからね。がんばります!!「マインドマップ戦略入門」amazonキャンペーンはこちら
2009.03.19
この度、発売となりました新刊「マインドマップ戦略入門」アマゾンはこちらMBA本などでしか学べなかった3C、4P、SWOTなどのビジネスフレームワークを、多くのビジネスパーソンが学べるように、やさしく解説しています。また、フレームワークの活用法として、マインドマップを使うなら、どんな風にすれば良いのかを具体例で解説しています。================アマゾンキャンペーン開始しました================3月19日(木)6:00~3月20日(金・祝)24:00この期間にamazonから注文してください。アマゾンはこちらご購入後、ここにアクセスしてください。心ばかりではございますが、キャンペーンご協力の皆さまに、私の手描きマインドマップでできたマインドマップ活用事例集PDFをプレゼントさせていただいております。また、お知り合いの方々などにもお知らせいただければ幸いです。=========================なお、本日3月19日(木)は、偶然ですが、私の誕生日でもあります。誕生日祝いということで、一冊ご購入お願い申し上げます。おそらく、今日の日経にも広告が出ると思います。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
2009.03.19
おはようございます。昨日は、ブログやメールで多くの方からご連絡をいただき、本当にありがとうございます。マインドマップ戦略入門こんな本です。私も昨日、本屋さんをそお~~っと覗いてみました。まず朝・・・最近始めた英会話教室通いのあと、丸の内オアゾ内・丸善に・・・。「あっ!! あった~」でも、平積み6冊・・・ちょっと淋しい・・・。店員さんに挨拶しようかとも思ったが、手ぶらだったので、再訪問することにして、そのまま帰った・・・。続いて、当社事務所の近く、半蔵門駅上の山下書店に・・・。「おっ!!こっちのほうが凄い!」入口正面に平積み13冊くらい。結構目立つ。明日、ちゃんと挨拶に来ようと思って、そのまま立ち去る。なんか、悪いことした人みたいに、そお~~っと行ってきました。昨日からPOPづくりに励んでいます。手書き、マインドマップ入りのPOPを持って、今日は書店めぐりしようと思います。まだまだ、しばらくはドキドキの日々です。塚原美樹のマインドマップ講座はこちら
2009.03.17
新刊「マインドマップ戦略入門」、おそらく本日には都内の主要書店に並びます。今日は、あちこちに見に行ってみようかと思っています。見本が仕上がってから、何度も本を見ていますが、「これで良かったんだろうか・・・」と未だに気になります。・こういう企画で市場に受け入れられるんだろうか。・こういう文章書いたけど、読んだ人はどう思うんだろうか。・分かりやすく書けていたかなあ。印刷してしまうと、ネットと違い、消せませんから・・・。しかし、ちょっと事前準備が遅れてしまいました。アマゾンの元カリスマバイヤー土井英司さんの作家養成コースに土曜日参加して、本のプロモーションのコツをいろいろと教えていただいたのですが、「ああ、あと1ヶ月早く聞いておくべきだったよな~」と。単著出版は初めてだったので、原稿提出からの段取りが、ものすごいスピードで進むところに驚きました。ゲラ校正も、その後の校正も、本当に時間がない。。。。そうこうしているうちに印刷となり・・・。会社の日々の仕事に追われるうちに発売となり・・・。今日、明日は、本を埋もれさせないように活動しようと思います。やはり、本を売るのは著者しかいないのだそうで・・・。せっかく書いた可愛い本ですから。平台に積まれているの見たら、ぜひ買ってください。ビジネスパーソンには役立つ本だと思います。私の頭の中にあることを、できるだけ出し切りました。「ここで買ったよ。こんなふうに並んでいたよ。」など、ご連絡いただけたらうれしいです。塚原美樹のマインドマップ講座はこちら
2009.03.16
昨日、アマゾンで本が発売開始となりました。「マインドマップ戦略入門」ダイヤモンド社http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E8%A6%96%E8%A6%9A%E3%81%A7%E8%BA%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8B35%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E5%A1%9A%E5%8E%9F-%E7%BE%8E%E6%A8%B9/dp/4478008515この本の企画を考えたきっかけを少しご紹介します。私が独立創業する前、前職の中小機械メーカーに務めていた頃のことです。長年、売れないシャンソン歌手をしていて、ビジネスとは縁遠かった私は、バブル崩壊後、どうにか自分の人生を立て直さなくてはと考えました。当時、ビジネスの勉強などしたことがなかった私は、・会議に参加しても言いたいことを言えない。・何か言うと、上司や先輩につぶされる。・でも、何かおかしいよな・・・というモヤモヤ感が消えない。そんな思いで毎日を過ごしていました。そんな中、当時の会社の社長は、なぜかキャリアのなかった私を見込んでくれ、経営やマーケティングの勉強会に出してくれました。そのおかげで、私はビジネスの面白さに気づき、もっとビジネスを学ぼう!ビジネスの世界で自分を花開かせたい!と思うようになったのです。やがて、大学入試以来やったことのなかった「勉強」というものに取り組みました。当時は子供が小学1年生(6歳)と保育園(2歳)。子供たちの子育てや会社勤めをしながら、ストレート合格率3%の中小企業診断士の試験勉強を始めました。時間的な余裕はありません。「とにかく1年で合格する」の意気込みで、必死で勉強し、どうにか1年で合格することができました。資格の合格自体は、単なる勉強の成果でしかないかもしれません。ですが、中小企業診断士の試験前には、会議で何も言えなかった私が、合格後には、自信を持って自分の意見を言えるようになっていました。このことが、私にとって一番うれしかったことです。今回の「マインドマップ戦略入門」は、多くのビジネスパーソンが、自分の考えをまとめて主張したい、もっと深く、会社について考えたい、と思っているのにもかかわらず、その方法を持っていないのではないか、という思いから、執筆することにいたしました。私も独立5年目となり、経営の勉強を続けてきた成果をアウトプットして、お役に立つ本を作りたい、と考えたのです。この本では、3C、SWOT、5FORCESなどのビジネス戦略を考えるためのビジネスマン必須の35のフレームワークについて、その内容と使い方の解説を書きました。さらに、フレームワークをビジネスの現場で実際に使う際、どのように思考すればよいのかについて理解していただくために、マインドマップを使った思考のプロセスを多数例示しました。本の中には、合計で67個のマインドマップが掲載されています。フレームワークとマインドマップは合わせて使うと、最強のビジネス思考ツールになるはずです。ビジネス基礎力を高めて、自分を花開かせたいと考えているビジネスパーソンに、少しでもお役にたてば、の思いで書きました。本屋さんには、15日、16日あたりに並ぶはずです。このブログを読んでくださった皆様。ぜひ、ご一読いただければ、嬉しいです。
2009.03.14
今朝、ダイヤモンド社のC氏から電話が入り、お昼過ぎ、見本の本を届けていただいた。「マインドマップ戦略入門」最終的に、このようなタイトルに。。。ビジネス戦略を考える際の35個のフレームワークをマインドマップで思考する際の方法を解説した本です。ビジネスパーソンには結構、役立つと思います。今回のタイトル、私には、とても光栄です。トニー・ブザン先生の「マインドマップ」を冠しながら、「戦略入門」の本と位置づけられたのですから。3月12日、配本予定とのことです。書店の皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。マインドマッパーの皆様これからマインドマップを学ぼうというビジネスパーソンの皆様3月16日には、書店に駆け込んでください!!白地に赤を中心とした帯、控えめながらセンスの光る装丁をいただきました!おそらく平積みになると思います。。。。皆様、ぜひともお手にお取りくださいませ。
2009.03.09
私は2001年にフォトリーディングを知り、2002年に講座を受講し、その後、インストラクターになりました。当時は、受講者のほとんどは経営者の方で、私のようなビジネス経験の浅い者がこんな高額講座に参加して良いのだろうかと不安になったものです。ですが、すっかり日本社会の様相は変わりました。最近は、非常に若い方の受講が増えています。マスメディアの報道などの影響で、フォトリーディングが一般化している証拠であり、嬉しい面もありますが、一方で、誤解も発生しているのでは、というのが、インストラクターとしての不安です。フォトリーディングは魔法の読書法ではなく、非常に地に足のついた読書法です。ですが、安易な報道に煽られて、魔法のように簡単に本が読めてしまうのでは、と期待して、受講なさる方もたまに出てきました。冷静に考えれば、そのようなことはあるはずがありません。ですが、なぜかしら、そういう期待を抱いてしまうのでしょう。このような方は、結局そうでないことを理解すると戸惑います。魔法がないことを知り、失望すると、何も学べないと思ってしまいます。ですが、もともと魔法などあるはずがありません。ですが、魔法がなくても学べることはたくさんあるのです。ですので、本気で読書力を高めたいと考えている方、そのために努力しようと思える方、さまざまなものから、学びを吸い取り、自分のものにしようと思う方にこそフォトリーディングを学んでもらいたいと思います。このような気持ちを持っている方には、フォトリーディングは人生を変えるほどの素晴らしいヒントになるでしょうが、依存心が強く、魔法の杖を手軽に手に入れたいと思う人には、何の意味もないものになるかもしれません。フォトリーディングの講座には、資格試験を目指す方が多くいらっしゃいます。フォトリーディングで簡単に資格を取っちゃおうかな~、というのも悪くはないのですが、そんなに甘くはないことを、あらかじめ知っておいてください。ただ、甘くはないけれど、きっと役に立つこともあるはずです。魔法のツールがあれば、どうにかなるということではなくて、ツールを使いこなし、使いきるくらいの覚悟とやる気があれば、ちゃんと価値があるものになります。自分の人生を真剣に考えて、そのヒントを得たいと考える人は是非、講座に来てください。
2008.11.12
ここ数日は秋田、広島と出張続きでした。本業の経営コンサルタントとしての活動が続いています。仕事をする中で、ある経営者の方が「3期連続赤字が続いたら、その事業は社会に貢献できていないということであるから、事業再編を考えなくてはならない」ということをおっしゃられていました。こういう風に言っていただくと、本当に気持ちいい。さすがに良い経営をなさっていると感じ入ります。赤字であるということは、社会に対して価値提供ができていない状態である、と言い換えることができます。逆に儲かっているということは、社会に価値提供ができている一つの証になります。もちろん、単に儲かれば良いのかというと、そうではないですが、価値の代価として売上があり、利益があるのですから、黒字を出すというのはとても大切なことなのですよね。当たり前のことのように思えますが、案外、私たちはこういった当り前のことを受け入れられない場合があるのです。「単に儲かればいいのか」と負け惜しみを言ってしまう時。「正直者は損をする」と愚痴を言ってしまう時。「良いものなのに売れない」と意味不明のことを言ってしまう時。ビジネスを持っている人なら、一度くらいはこういう経験があるのではないでしょうか。ですが、売れていないということは、単純に価値創造できていないということで、これは受け止めなくてはならないことなのですよ。そのことを受け止めて、自分のやり方を改善しようとしない限り、一生売れない状態から抜け出せません。ところが、多くの人は自分が間違ったやり方をしているということ、自分が価値を創造できていないということを受け入れられないんですよね。おそらく、自分を否定されるように思えて、辛いのです。「自分のやり方ではうまくいかない」と考えると、誰しも嫌な感情が生まれます。これを受け入れる時というのは、本当に辛いものです。とある本の中に、「人間はパラドックスと問題を混同して、問題解決をしようとしてうまくいかないでいる」というような意味のことが書かれていました。「売れない」ことは問題だと捉えることもできますが、実は、パラドックスに陥っているだけかもしれません。「自分は良くやっている」という思いと「売れない」という事実の間にある矛盾を受け入れられず、自分の中にモヤモヤとした気持ちを抱え続けているだけなのかもしれません。モヤモヤしながら、売れないという問題を解決するために手を打ち続けても、うまくいかないのでしょう。ですが、矛盾の意味を理解すれば、モヤモヤは消え、ス~っと前に進むのではないでしょうか。この時には、パラドックスが解消されたということになります。人間の思考というのは、こうしたパラドックスをたくさん抱えているそうです。私自身も考えてみると、いろいろと思い当たる節があります。なかなか解決できない問題だと思い込んでいることの中には、もしかしたら、こうした思考の仕方が原因になっていることが、たくさんあるのかもしれないですね。塚原美樹の「経営革新」講演ご依頼はこちら
2008.11.11
10、11月は講演のシーズンで、ここ数年間、全国を回っています。特に多いのが「創業塾」の講師をするパターン。なかでも、「女性創業塾」というのがあるんですよ。普通の創業塾より人が集まるそうです。女性のほうが、元気なんですね。私自身、小さい会社ではありますが、一応女性創業者なので、受講者の方々に自分の体験談を話すと、皆さん、興味深く聞いてくださいます。思えば、必死でやりながら会社を作って4年が過ぎました。よく、ここまで来れたよな~という気がします。小さいなりにも成長してこれた要因を思い出してみると、1 自分一人でやろうとしなかった2 1ランク上の目標を自分に課した3 営業権を買って事業を広げた4 ネット活用したというのが成功要因だったように思います。会社設立して間もないときに、パートナーの工藤に資本金を出してもらい、共同経営としました。共同経営は非常に難しい面もありますが、プラス面もあります。うまくいくか、いかないかは、やってみないと分からないですが、私の場合は、個人よりも、やはりチームを重視しました。たしか、ビジョナリーカンパニーだったかにも書いてありました。「優れた企業は一人の経営トップではなく、数名のCEOチームで経営されている」うちが優れた企業だということではないですが、数名での経営というのは、成功要因かもしれないですね。ワンランク上の目標については、いつも売上額よりも1ランク上の事務所を借りるようにしました。すると、不思議なことにあとから売上額が追い付いてきます。自分で「これだけ売上げよう」と無意識に思うからなんですね。社員を入れても同じことが起きます。ちょっと無理して、自分のお給料減らしても事務所を借りたり、社員入れたりすると、それなりの売上が上がってくるんですよ。面白いですね。営業権については、ヒプノセラピー、マインドマップとお金をかけてでも取得しました。もちろん、自社ドメインに合致していないとまずいですが、営業権取得したおかげで、事業が安定化してきました。あとはインターネット活用のマーケティング。大したことはできていないですが、ネットに関しては外部スタッフを抱えてでもきちんとやったほうがいい。今はうちもネットの顧問を入れています。さて、今日もこれから秋田の創業塾に行ってきます。明日、明後日、プレ創業者たちに会ってきますね!!塚原美樹の創業塾講演ご依頼はこちら
2008.11.07
資格試験を受けたいと考えている方が、フォトリーディングとマインドマップの講座にいらっしゃるケースが、最近とても多くなっています。勝間和代さんの影響か、特に会計士を目指しているという若い人がよくおいでになります。私も中小企業診断士試験を1次、2次、ストレート合格した経験を持っており、(ストレート合格率は3%)インストラクター・プロフィールにもそのことを書いているので、試験対策でフォトリーディングやマインドマップを学びたい人が特に集まっていらっしゃるようです。 資格試験は「受かる」と決めてかからないと受からないもので、この辺りのことは、実はセルフマネジメント、目標実現手法なのですが、今日は、フォトリーディングやマインドマップを勉強にどのように活用すれば良いのかを解説します。資格試験などでは、何科目かが試験範囲になりますが、これらは科目をバラバラに学習するよりも、全体的に学習を進めたほうがいいです。科目間の知識が繋がり、全体の関係が見えてくるくらいのレベルになると、国家試験合格レベルに達すると考えられます。中小企業診断士試験であれば、私が受験したときには(2003年)、1次試験は9科目8試験(今は助言理論がなくなりました)を一度に受験し、総合計で1000点満点中600点以上であり、40%得点未満の科目がないことが合格条件でしたが、9科目をすべて一気に学習するのは、非常にハードなことでした。科目も実にさまざまで、学習初期はまったくバラバラの知識のように思えます。ですが、学習が進んでくると、実にすべてが繋がってきます。ですので、勉強方法としては、フォトリーディングをおおいに使って、全科目を何度も見たり、拾い読みしたりして、全体に対する馴染みをつけながら、詳細を学習するようにしていきます。徐々に知識が固まってきたら、この時点でマインドマップを使います。学習初期の段階で整理目的にマインドマップを使うのも一つの方法ですが、私の経験では、これだけでは学習効果は薄いものになります。整理はできますが、時間がかかりますし、案外、あとから使わないというケースが多いと思います。テキストにすべての情報を集めて書き込みしてしまい、それを繰り返し見たほうが、おそらく知識定着と理解に役立つでしょう。それでは、いつマインドマップを使うと効果的かというと、学習初期ではなく、学習中期頃に使います。ある程度、知識が固まってきたら、テーマ別に、テキストも何も見ず、自分の理解していることをマインドマップに書いてみるとよいでしょう。つまり、インプットではなく、アウトプットのツールとしてマインドマップを勉強に活用するのです。最初は何も書けないと思うかもしれませんが、書いているうちに徐々にいろいろなことが頭に浮かびますので、どんどん書いてしまいましょう。もしかしたら、テーマから外れたことが思い浮かぶかもしれませんが、構いません。それも書いてしまいましょう。これを書いている段階で、脳の中では、さまざまな断片知識の繋がりが再現され、理解が深まり、記憶の定着が図られます。書き終えてマインドマップを全体的に眺めてみると、新たなことに気づくかもしれません。今まで、自分では見えていなかった知識と知識の繋がりを見出すこともあります。これは、マインドマップの特徴で、全体を見渡し繋がりを見つけやすいために、気づきや創造に非常に役立つのです。さて、マインドマップを書いてみると、自分が何を知らないかもよくわかります。それが発見できたら、ラッキーです!!今度は、その「自分が知らないこと」を目的として、フォトリーディングの活性化をしてください。自分が読むべき個所、補強すべき知識が明確になっていますから、非常に効率的な勉強ができるはずです。マインドマップ&フォトリーディングは最強の勉強ツールになります。私もこれで一発合格を果たしたのですから。これらは単なるノート法や読書法ではなく、人間の能力を生かすための人生の生き方講座でもあるように思っています。私の場合には、これらの勉強ツールを使うほかに、ヒプノセラピーなどで用いる「自己暗示」の力をとことん使って、モチベーションを維持し続けていました。試験に向かうのは本当に大変ですが、やれば大抵の人は合格する能力を持っています。私だって、何も事前知識がなくて、合格したのですから。要は、「やるか、やらないか」それだけなのだと思います。塚原美樹のマインドマップ講座はこちら塚原美樹のフォトリーディング集中講座はこちら塚原美樹のヒプノセラピー講座はこちら
2008.11.06
デビッド・ボームの「ダイアローグ」は、昨年秋、日本で出版されて、買った人も多いのでは。私も遅ればせながら、読んでみました。ダイアローグについては、経営品質で学んでいたので分かっているつもりだったのですが、結構、新たな発見や気づきがありました。ダイアローグの語源は「ディア ロゴス」というギリシャ語で「ディア」は「流れる」を、「ロゴス」は「意味」を表す言葉である、ということは知っていました。ですが、「意味が流れる」ということの意味を取り違えていたかもしれません。私は「意味が流れる」ということは、人と人との間に同じ意味が流れるということだと思っていたのですが、デビッド・ボームは違う解釈をしています。良いダイアローグの中では、お互いにお互いの言葉を素直に受けて、自分の思考を広げます。AさんがBさんに何かを話します。すると、BさんはAさんの言ったことを受けて何かを言います。BさんはAさんの言ったことの意味を理解したように見えますが、実は、Bさんの心の中で掴んだものはAさんの心の中にあったものとは異なっています。Aさんはそのことに気付きながら、Bさんの言うことを聞き、そしてまた、Aさんの心の中に生まれた新しい考えを言います。つまり、一度として二人は同じ意味を共有したことはありません。「意味が流れる」というのは、人と人との間を意味が行き来するうちにどんどん変化をし、新しい意味が生まれるというふうに捉えるのが、デビッド・ボームの考えのようです。たしかに。。。。誰かと話をする際、息詰まる、行き詰る、という体験がよくあります。対立するのが面倒な場合には、当たり障りのない話だけをして済ませます。つまり、対話(ダイアローグ)ができていないわけです。相手に自分の言ってることの意味を共有してもらおうなんて、そもそも無理だったんですね。昨日、ヒプノセラピストの話の「聴き方」について書きましたが、同じことです。ヒプノセラピストがクラエントの言っていることを「オウム返し」したとたんに、意味が変わってしまう。カウンセリングなどを少し学んだ方は、「オウム返し」をすることは、相手のことを「分かってあげた」ように表現できるので、良い方法であると思っているようです。ですが、実はこれはクライエントに「意味の押し付け」を起こしてしまう原因にもなりかねない。たとえオウム返しであったとしても、セラピストが言った言葉はクライエントの心の中の意味とは異なるからです。実際に、セラピー中にオウム返しを受け続けると、クラエントは逆に「受容されていない」と感じてしまいます。体験すると分かるでしょう。多くの人は、「相手は自分の言ってることの意味を共有できるはずだ」という誤解があるために、うまくダイアローグができないのかもしれないですね。「なんで分かってくれないんだ!!」と私も何度も思いました。でも、相手が自分の考えや気持ちをまったく同じように共有するなんてありえないわけです。そうではなく、相手が新たに生み出した考えを聞き、自分も新たな考えを生む、とだけ考えていれば良い。とは言え、非常に難しいと思いますが。。。。ダイアローグの練習をする際、グループで議題もなく話をするところから始めるべきである、ということが書かれていました。かなり、辛抱と時間が必要なように思われますが、やってみたいですね。どんな成果が出るのか。実験ですね。
2008.11.05
昨日、一昨日とヒプノセラピーの講座を開催していました。ヒプノセラピーはまだまだ社会的に認知されておらず、特にビジネスの世界では知る人が少ない分野です。また、「催眠」を使うということで、「あやしい」と思われるようで、本当に日の目を見ませんが、対人的なビジネスを行う方にとっては、ものすごく学びのある「言葉」の技術なのです。そのことに気づいてか、最近ではインテリ層の方々が受講なさっています。・医師・整体師・薬剤師・カウンセラー・コンサルタント・人事担当者・経営者・学校教師など、実にさまざまな方が学びにいらっしゃいます。私自身も経営コンサルタントであり、ヒプノセラピーの技術をコンサルティングや講演などに活用しています。ヒプノセラピーの技術の活用範囲はさまざまですが、今日は、そのうちの「聴く」技術について少しだけお話したいと思います。私たちは日常的に人の話を「聞く」ことをしていますが、きちんと「聴く」ことが出来ている人はほとんどいないのではないでしょうか。あなたは話を聞いて、相手の心の中の様子を、しっかり受け取っていると思いますか?ヒプノセラピーでは、「聴く」ためにさまざまな技術を用います。1 ヒプノセラピストの持っているイメージを用いない2 ヒプノセラピストの考えや信念を用いない3 クライエントを全面的に受容するこのように書くと簡単なようですが、結構難しいことなのです。講座においでの方々の多くが、このような聴き方に慣れていません。ヒプノセラピーを学び始めた初期の頃は、どうしても自分の思い込みをクライエントに押し付けるような投げかけをしてしまいます。たとえば、クライエントに自宅にいるイメージを描いてもらうよう指示したとします。慣れない人は「あなたは今、いつもくつろいでいる自宅にいますよね」などと言ってしまいます。ですが、クライエントが自宅でくつろげる人なのかどうなのかはクライエントしか知りません。「自宅=くつろげる」という固定概念をヒプノセラピストが押し付けているだけなのです。この固定概念がクライエントの持つ考えや信念と異なる場合、クライエントは押し付けられている感じを受け取ってしまい、その後のコミュニケーションが成り立ちません。ヒプノセラピーのことでお話しましたが、コンサルティングやコーチングでも同じです。自分の思い込みで話を誘導してしまうと、相手は心を開けないですよね。あくまでも、相手の心の中にあるイメージを教えてもらう。相手が見ているもの、感じているもの、考えているものを、聴く立場の者も同じように見て、感じて、考えられるように、教えてもらうというのが、「聴く」ということなのです。コンサルティングに、ヒプノセラピーを学ぶことが有用だなんて!と思うかもしれないですが、これが結構いいのです。心理学関連の知識やスキルは対人ビジネスには必須ですね。塚原美樹のヒプノセラピー資格スクール「ヒプノコーチ」はこちら
2008.11.03
きのうは、フォトリーディングを使って本をじっくり読む方法について、少しだけお話しましたが、今日は引き続き、フォトリーディングを使った分析・評価をしなくてはならない文書の処理方法について、考えてみたいと思います。私はとある経営関連の賞審査をしている関係で、企業からお預かりする大量の報告書を一気に読み、分析、評価しなくてはなりません。審査員に成り立ての頃は、この文書処理が本当に辛く、仕事場にこもり切りで、個別審査に最低でも1週間はかかっていました。このとき、フォトリーディングは受講済みでしたが、まだ半分くらいしか理解していなかったので、うまく使えていなかったわけです。インストラクターになってからは、この文書の処理が飛躍的に早くなりました。おそらく、以前の半分くらいの時間で処理ができ、さらに質の高い評価コメントを作成できるようになっていると思います。どうやっているかというと、昨日お話したように、フォトリーディングの重ね読みのテクニックを使うのです。1 まず、報告書をとにかくパラパラめくり、見てしまう。(第3ステップ:フォトリーディング)2 そのあとすぐに、ザクザクと中身を拾い読みし、どんな企業なのか、特徴はなんなのか考える。(第4ステップ:復習) ここまででほぼ15分3 翌日、報告書の前から順にとにかく早く読んでしまう。(第5ステップ:活性化)たぶん、1~2時間で完了。この段階では報告書の内容の意味をしっかり理解してはいない。頭に内容が入ってくるのも、結構大変。しかし、その企業に関してのイメージがなんとなく出きてくる。4 その後、もう少し精査しながらスピードを上げて読む。(第5ステップ:活性化)たぶん、2~3時間で完了。ここまで来ると、頭の中にその企業のイメージがかなり明確になり、重要成功要因なども見えてくる。また、経営トップに質問して明らかにすべきことや、評価の方向性も明確になる。これは、重ね読みの効果なんですよ。一度で理解しようとすると、骨が折れますが、この段階の前にとにかくスピードを上げて読み切っていますので、二回目に読むときには、スムーズに頭に入ってくるのです。5 賞審査ではこの後、審査の視点というのを作ってから各カテゴリーの評価に入ります。審査の視点というのは、フォトリーディングにおける「目的を持つ」ことに他なりません。つまり、目的をはっきりさせてから、再度、文書を精査し、自分であればこう考えるということを思考して、レポートにしていきます。このような文書処理のコツは「仕事を分ける」という点にあります。かつては、「馴染み」「理解」「分析」「評価」を一度でやろうとしていたので、非常に苦労しました。ですが、スピードを上げた重ね読みを活用することで、一回目は「馴染み」、二回目は「理解」、三回目は「分析」、四回目は「評価」というように、仕事を分解して行えるようになります。いずれも、すべてに目をとおしますので、部分からではなく、全体を見た上で理解が深まり、分析軸も多面的になり、評価にも誤りがなくなります。情報は頭のなかで少しずつ繋がっているわけです。さて、分析・評価に使うフォトリーディング、いかがでしたでしょうか。参考になりましたら、皆さんも是非、活用してみてください。明日は、また違う話題を書きますね~~。
2008.10.31
月曜日に新潟・柏崎の有名なウェブコンサルタントのフロンティアの品田さんが当社を訪問してくださって、いろいろとアドバイスいただいた。「ブログは書きましょう」とのことで、心を入れ替えてブログに取り組むことを決意しました。。。。ウェブマーケティングの講演を全国でしておきながら、あまり、ブログに力を入れていなかったのを反省。このひとつ前の日記なんて、会津若松での公演中に、受講者の皆様の目の前で「テスト中」と打ち込み、更新したブログ。こんなことじゃいけませんね。。。どうせ書くなら自分のビジネスのテーマを!ということで、ブログのデザインも一新しました。今日は、フォトリーディングの実践体験と読み方のコツを少し書きます。------------------↓ここからです------------------フォトリーディングは「あなたも今までの10倍速く本が読める」がモト本で、とにかく「早く読む」方法として認識されていると思うのですが、私は「じっくり読む」のにも、かなり利用しています。・専門書などを読むとき・試験勉強するときフォトリーディングはすごく活用できます。私はインストラクターになる前に、中小企業診断士試験を受験する際、フォトリーディングのおかげで、どうにか短期間合格したのですが、このときは、フォトリーディングの効果だとは気付いていなかったんですよ。というか、「自分はフォトリーディングができていない」と思いこんでいました。ところが、インストラクターになってみたら、「なんだ。よかったんじゃない」という感じ。最初の受講のときには、フォトリーディングの本質を半分くらいしか理解していなかったんですね。フォトリーディングは速読でもありますが、実は「重ね読み」の技術でもあるのです。どういうことかというと、初めて学ぶ分野の本というのは、とても読みにくいですよね。こんなとき、多くの人は数行読んで「わからな~~い!!」と、苦しんでしまいます。そして、読書は辛い、学習は辛い、と思い込んでしまう。でも、初めて学ぶ時は分からないのが当たり前。だから、分からなくてもいいから、どんどん読み進む。フォトリーディングを使うなら、フォトリーディングをしてからスーパーリーディングですよ。読書も学習も一度で完璧にするなんて、絶対に無理。だから、「分からなくてOK」と思えばいい。そう思ってとにかくスピードを上げて読んでしまいましょう。その後、何回でも同じところを重ね読みすればいい。一度目は分からなくても、二度目には少し馴染んでくる。三度目には少し分かってくる。四度目にはかなり理解して、覚えられるようになってくる。このくらいまで来たら、自分の頭の中をマインドマップで整理してみましょう。分かってることをマインドマップに描けば、自分が何を理解していないのかはっきりする。そうしたら、また目的をもってフォトリーディングの活性化をすれば良いのですよ。あ~~~。もっと、うまく書きたいのですが。今日はこのくらいです。また、この続き書いていきますからね。お楽しみに。。。。フォトリーディング集中講座のご案内はこちら。
2008.10.30
テスト中 会津若松経営者協会の講演で、ウェブサイトの経営への活用について話しています。ちょうど、今、テストしている真っ最中です。
2008.10.09
よくぞ今までこのブログも削除されずにいたと思う。すっかり、ほっぽらかして数か月でした。。。仕事がどんどん波に乗ってきて、忙しくなるとともに、講師や経営コンサルタントという立場なので、周りの人からも注目され、生半可な発言はできない状況にますますなってきた。それで、創業期は勝手なこと言い放題だったブログを少し考え直さなくてはと思うようになり、投稿も控えていたのだ。というか忙しくって、「ブログやってる暇あったら、仕事しろ」と、納期催促がこわくて投稿できなかったっていうか。。。。(^^;)バカなんだな~~。さて、今年は行きますよ!!なんたって、収穫の秋に入りましたからね。今年に入ってから、続々と収穫の話が舞い込んでいる。会社設立以来、数年間頑張り続けてきたことが一つ一つ実ってきている。経営品質、マインドマップ、フォトリーディング、ヒプノセラピー、シャンソンなんだか、ぜ~んぜん関係なさそうな私のフィールドだが、実はとってもふか~~~い繋がりがある。それぞれが、少しずつ成長していると思える。でも、やっぱり一番追及したいのって、経営なんだ。深すぎて、迷宮に入りそうに魅力的。。。。もう、抜け出せません!!
2008.08.23
テストをしています。今日はホームページ講座を出張講演でしております。ナマでこのブログをお見せしているのです。こんなブログでも経営者の方には参考になる部分があるようです。
2008.07.16
第4期が明日で終わってしまう!!!2004年9月1日が創業日だから、3年半が過ぎ去った。決算は3月末だから、第4期の終わり。まだまだ何もできていないな~、と思う一方、3年半前にくらべたら、随分と前進したよな~、とも思う。考えてみると1年前くらいまでは、ただただ意味もなく、目標もなく、突っ走っていただけだった。この1年で、やっと将来の方向性が明確になってきたように思う。5月末くらいをメドにHPも改訂を行なう。このブログもそろそろ見直す時期に来ている。いつまでも個人のブログで通用するわけではない。組織、会社の代表であることを自覚しなくてはならないと思う。(小さい会社ですが)2008年度は、必ず新規事業を立ち上げる。そのプランは頭の中にかなり明確なイメージになってきた。あとはやるだけ!!!
2008.03.29
うちの小6になる娘が「ママ、最近ちっとも楽天ブログ書いていないでしょ」パソコンを操作できるようになったらしく、私のブログをすべて読んでいるようだ。。。。大変なこっちゃ。。。こりゃ。以前は週に一回はブログを書くようにしていたが、ここ数ヶ月、あまりに業務多忙のため、ブログどころではなくなっていた。ブログに日々の変化の様子を書くと、自分史が自然にできるようで、楽しいですね。ここ数ヶ月の間にもいろいろと変化、成長がありましたよ。。。しかし一方で、忙しすぎて目の前しか見ていないんじゃないだろうか、と思うこともしばしばある。今年の一番の気づきといえば、「答えを手放す」ということかな。別の言葉で言えば、「相対化」ということになるのだろうか。経営品質で「対話」を行なう際に、「相対化」と繰り返し言われてきたが、分かっているのに、どうもできなかった。しかし、アクションラーニングを学んだことで、理解が深まった。コンサルタントの多くが分析・論理で「答えを導き出す病」に陥っているかもしれない。注意が必要だ。自分の考えは自分の思考のフレームというフィルターを通った情報に基づいている。だから、100%正しいということはありえない。なのに、いったん分析して解を導き出すと、それが正解だと思い込む。「答えを導き出す病」にかかると、自分の答えを疑おうとしない。私もそんな病人の一人だろう。理屈では分かっていても、自分を疑うというのは非常に勇気と努力がいる。自分が正しいと思ったことを、「違うかも。。。」と振り返るのには多大な労力を要する。まだまだだな~~。反論されると腹がたつっていうのはね。。。未熟者のつぶやきみたいになってしまいましたが。この文章を読んで、小6の娘は意味が分かるんだろうか????
2007.12.17
そりゃ~、もちろん、ボジョレーヌーボーの解禁日ですよね。とはいえ、ここのところ、昔のようなワクワク感はすっかりなくなった。昔は(って、いったい何年前なのかは聞かないこと)、解禁日にはみんなで飲んだものだ。。。。日本人のワインの味に対する舌が肥えて、ボジョレーヌーボーじゃ、満足できなくなったんではないだろうか。私も、やはり若いワインにはさほど魅力を感じない。男性は若いほうがいいが。。。。。(シャレです、一応)ところで、11月は講演シーズン真っ盛り。毎日、毎日、全国を回っている。今週は本当にハードだ。もう、ホント毎日が旅芸人状態。。。。。それでも、今は新幹線も一杯あるし、車内でパソコンも使える。ポータブル音楽プレーヤーも充実している。時間を有効に使おうと思えば、いくらでも使えるのだ。がんばらなくちゃな。。。。地方に講演に行くと、東京では気づかないようなことに気がつく。地方も日本の立派な一部だ。けれど、そこで暮らす人、働く人の経済観念や価値観はかなり違うように思う。東京で暮らして東京でビジネスをすることは、恵まれているようで、実はぜんぜん恵まれてないんじゃないだろうか、と、思ったりもする。年商は小さくとも、のびのびとやっていらっしゃる人たちも地方に行くと一杯いる。まったくな~~。都会というのは人間を疲弊させるような一面もある。とはいえ、都会が好きなんだな。東京の真ん中でビジネスをしよう、と心に決めた。だから、事務所も紀尾井町。なんでなんだろうな。。。改めて考えると、自分の心の中の秘めた部分に気持ちが行く気がする。。。
2007.11.15
10月、11月というのは、無茶苦茶忙しい。昔、シャンソン歌手だったときによく歌っていた歌で、ジルベール・ベコーの「旅芸人のバラード」っていうのがあった。田舎町に、旅芸人がやってくるんだ。子どもたちは、ワクワク、うきうきしながら待っている。テントが開くと、夢の世界が展開される。けれど夢の一日はあっという間に終わり、旅芸人はまた、別の町へと出かけていく。なんとな~く、さびしい思いが心に残る。。。。これはメルヘンなんだな~。今の私は旅芸人みたいだよな~。。。北は北海道から南は九州まで、どこにでも出かけていく。でも、果たして待っていてくれた人たちにメルヘンは残しているだろうか?あさってからフォトリーディングのインストラクター研修が始まる。今日、トレーナーのリネットさんに初めてお目にかかれた。とってもエレガントな女性。。。。私もあんなふうになりたいな~、と思った。秋は学習の季節・・・今年もまた、大きな学習がはじまるぞ!
2007.10.12
きのう、今日は経営品質関係の勉強会に行ってきた。今回は、かなり、がつ~~~ん!!と学びになった気がする。エリック・バーンのTA(日本でいうと交流分析)を使い、自己に気づくところから組織開発を始めていく。交流分析を書籍などで学んで以来、自分が不適切なトランザクション(交流=コミュニケーション)である「ゲーム」に陥っているな~と思うことがたびたびあったが、今回は無意識にゲームを行っているということを、ズバリ指摘していただいた。相手を素直に受け入れればいいものを、ついつい、からんでみたり、反発してみたりしたくなる。なんでなんだろうか?仕事をするとき、私のまわりの9割は男性だ。最近の男性はとても親切で紳士的な人が多く、女性にはとても気を使ってくれる。にもかかわらず、女の私はついつい、「チクッ」と蜂の一刺しをしてしまうことがある。わざわざやってるわけではなく、無意識に反発心を感じ、無意識に行動しているのだ。こういう女性心理をユングは「アニムスの剣」と言ったらしい。女性にとって、男性とは何なんだろうか?私の心の中には、「男は強い存在」という幻影が根強くある。男の兄弟がいなかったから、男性の本性を見ずに大人になってしまった。そのせいで、男性に対する幻影が大人になるまで残ったのだろうか。だから、「ダメ男」を見ると腹がたつ。まぬけた顔を出そうものなら、剣でめった切りにしてやりたくなるんだろうか。そうしてゲームが始まるんだろうか。もちろん、「まったくダメな男」というわけではないのだ。普通の人間的な弱さでしかないのに。まったく、腹立てられる男性は気の毒なものだ。「他者をACCEPTすればよい」と、トレーナーの方にアドバイスいただいた。人間関係で自分の意見に固執したり、不毛なことをして関係を悪化させたりするのは、他者をACCEPTできないからなのだろう。組織開発とは組織内でおきている「ゲームをなくすこと」と考えられるそうだ。たしかにそうだと思う。ゲームをやめて、効果的なコミュニケーションの行われる組織になる。それだけで、どれだけ毎日が変わるだろう。組織開発を真剣に考えるには、まず、私がゲームをしない人間に変わらなくてはならない。
2007.08.25
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