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2010.08.21

「特攻野郎Ａチーム」はテレビシリーズのファンだったので、映画化されることを聞いた時から楽しみにしていました。映画館にいたほかのお客さんたちも、そんな感じの年齢の方(？)が多かったような。

ファンだったといっても、ハンニバルはジョージ・ペパードじゃなきゃとか、「コング」(っていう名前でしたよね、日本のテレビでは)はミスターＴじゃなきゃというこだわりはないし、気楽に派手なドンパチを堪能してきました。

ストーリーは、Ａチームの4人が揃ったエピソードから、その後イラク戦争がらみのオペレーションで濡れ衣を着せられ軍の監獄に収監されるも、無罪を証明して名誉を回復するため脱獄、真の犯人を追いかける！というもの。
テレビのＡチームは、濡れ衣を晴らすのはとりあえず横において、もっぱらあちこちから入る厄介な依頼に右へ左へ奔走していましたが、背景はまったく別の話だとしても、いちおう4人がどうやってチームになったかとか、脱獄にいたる経緯などの話が映画版で聞けたのは、うれしいです。

賛否両論のようですが、リアム・ニーソンのハンニバルはいいと思いました。ジョージ・ペパードはもうかなり年をとっていて、ぜんぜん強く見えなかったんだもん。それに比べて、リアム・ニーソンはもうちょっと若くて、それなりのアクションもこなせる感じ。体も鍛えている頭脳派のハンニバルが新鮮です。

テレビ版では死者がほとんど出ない設定になっていてお子様にも大人気だったと思います。映画も自分たちで直接手を下すことはなかったけど、でもストーリーが結構複雑じゃありませんでした？　そんなことない？

「Ａチーム」に娯楽以外を求めてもなあとは思うのですが、ちょっとＣＧを使いすぎな印象が。タンクで空から落ちるところとか、船に積まれたコンテナが空から降ってくるところとか、そりゃいくらなんでもあり得ねえーというシーンが続くとシラケてしまいますよね。