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私はリアルタイムでほぼ見ていましたが、やはり子どものころは「太陽にほえろ!」とか「西部警察」のアクションに目を奪われてしまって、どうしても地味で人間臭い話しが多い特捜最前線はあまり記憶に残らなかったのです。でも、歳を食ってくると、そんな地味で人間臭い話しが多い特捜最前線がとても面白く感じてきました。ちょうど、スカパーの361chのファミリー劇場で再放送されているのもうれしいところです。
さて、そのスカパー361chでは先日、23時から翌朝6時まで連続して特捜最前線が再放送されていました。まさか朝までずっと見続けるのもムリなので、年末に購入したDVDレコーダーに撮り貯めしておいて2日間に分けて一気にみました。
とにかく特捜最前線の話しというのは、派手な爆破シーンやアクションシーンが少なくて、エンディングもすっきりしないというかやりきれない話しが多いのですが、今回放送されていた259話から266話もそうでした。
259話 二人の街の天使!
260話 逮捕志願!
261話 ニューナンブ38口径!
262話 紅い爪!
263話 痴漢になった老刑事!
264話 白い手袋をした通り魔!
265話 遠い炎の記憶!
この中で、260話と264話が一番印象に残りました。いずれも脚本家の長坂秀佳氏のストーリーで、ハッピーエンドで終わらないあるいは政界関係者が事件の真犯人だったりするという、特捜最前線の話しの中でも特にその傾向が強いのが長坂氏のストーリーで、私は「長坂ワールド」とよんでいます。
260話は息子殺しの殺人事件の犯人(父親)が15年の時効目前に逮捕してくれと名乗り出るが、物的証拠がないために大苦戦! 何とかそれも見つかって逮捕されるが、なぜそこまでして逮捕されなければならなかったのか、というその父親の考えに対して複雑な思いを感じました。
264話は大物議員が受けた些細な不手際が潔癖症の彼には許すことができずに、その不手際を起こした者に対して通り魔として反撃に出るというものでした。その潔癖症の大物議員を演じていたのが、この時代にいやらしい変質者とか怪しい代議士、弁護士を演じれば右に出るものはいなかった西田健氏でした。
(その後のドラマにご出演されている西田健氏をみて、その役が善人役であっても『実はこいつが黒幕?』って疑っていつも見ていました・・・。)
これらの他にも263話では、普段は犯人に対して言葉で厳しく叱りつける大滝秀治さん演じる船村刑事が犯人に殴りかかってみんなに止められるという場面もあって、わずか7話でしたが見ごたえのある話しばかりでした。
また近いうちに「朝まで特捜最前線」があるようなので録画してみようと思います。ただ、一度見だすとなかなか終われないんですよね・・・。
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